CANCIDAS for Intravenous Drip Infusion(Caspofungin Acetate)醋酸卡泊芬净,カンサイダス点滴静注用50mg/ カンサイダス点滴静注用70mg
作成又は改訂年月
** 2017年4月改訂 (第7版)
* 2016年6月改訂
日本標準商品分類番号
876179
日本標準商品分類番号等
国際誕生年月2000年12月
薬効分類名
キャンディン系抗真菌剤
承認等
販売名カンサイダス点滴静注用50mg
販売名コード
6179402D1020
承認・許可番号
承認番号22400AMX00036000
商標名CANCIDAS for Intravenous Drip Infusion 50mg
薬価基準収載年月
2012年4月
販売開始年月
2012年4月
貯法・使用期限等
貯法
2~8℃
使用期間
2年
使用期限
外箱に表示
規制区分
劇薬
処方箋医薬品
注意-医師等の処方箋により使用すること
組成
有効成分の名称
カスポファンギン酢酸塩
含量注)(カスポファンギンとして)
54.6mg
添加物注)
精製白糖:39.0mg
D-マンニトール:26.0mg
氷酢酸:2.0mg
水酸化ナトリウム:適量
注)バイアルには調製時の損失を考慮し、カスポファンギン及び添加物が過量充填されている。最終溶解液には50mg相当量のカスポファンギンが含まれている。
性状
剤形
バイアル
pH
5.0~7.0
性状
白色の塊又は粉末
販売名カンサイダス点滴静注用70mg
販売名コード
6179402D2026
承認・許可番号
承認番号22400AMX00037000
商標名CANCIDAS for Intravenous Drip Infusion 70mg
薬価基準収載年月
2012年4月
販売開始年月
2012年4月
貯法・使用期限等
貯法
2~8℃
使用期間
2年
使用期限
外箱に表示
規制区分
劇薬
処方箋医薬品
注意-医師等の処方箋により使用すること
組成
有効成分の名称
カスポファンギン酢酸塩
含量注)(カスポファンギンとして)
75.6mg
添加物注)
精製白糖:54.0mg
D-マンニトール:36.0mg
氷酢酸:2.7mg
水酸化ナトリウム:適量
注)バイアルには調製時の損失を考慮し、カスポファンギン及び添加物が過量充填されている。最終溶解液には70mg相当量のカスポファンギンが含まれている。
性状
剤形
バイアル
pH
5.0~7.0
性状
白色の塊又は粉末
一般的名称
注射用カスポファンギン酢酸塩
禁忌
(次の患者には投与しないこと)
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
効能又は効果
1. 真菌感染が疑われる発熱性好中球減少症2. カンジダ属又はアスペルギルス属による下記の真菌感染症
・食道カンジダ症
・侵襲性カンジダ症
・アスペルギルス症(侵襲性アスペルギルス症、慢性壊死性肺アスペルギルス症、肺アスペルギローマ)
効能又は効果に関連する使用上の注意
1. 真菌感染が疑われる発熱性好中球減少症
(1) 本剤は以下の3条件を満たす症例に投与すること。
・1回の検温で38℃以上の発熱、又は1時間以上持続する37.5℃以上の発熱
・好中球数が500/mm3未満の場合、又は1,000/mm3未満で500/mm3未満に減少することが予測される場合
・適切な抗菌薬投与を行っても解熱せず、抗真菌薬の投与が必要と考えられる場合
(2) 発熱性好中球減少症の患者への投与は、発熱性好中球減少症の治療に十分な経験を持つ医師のもとで、本剤の投与が適切と判断される症例についてのみ実施すること。
(3) 発熱性好中球減少症に投与する場合には、投与前に適切な培養検査等を行い、起炎菌を明らかにする努力を行うこと。起炎菌が判明した際には、本剤投与継続の必要性を検討すること。
2. 侵襲性カンジダ症カンジダ血症、腹腔内膿瘍、腹膜炎、胸腔内感染以外における検討は行われていない。〔「臨床成績」の項参照〕
3. 侵襲性アスペルギルス症他の治療が無効あるいは忍容性に問題がある患者に本剤の使用を考慮すること。
用法及び用量
〈成人〉
(1) 真菌感染が疑われる発熱性好中球減少症 通常、カスポファンギンとして投与初日に70mgを、投与2日目以降は50mgを1日1回投与する。本剤は約1時間かけて緩徐に点滴静注する。
(2) カンジダ属又はアスペルギルス属による下記の真菌感染症
・食道カンジダ症通常、カスポファンギンとして50mgを1日1回投与する。本剤は約1時間かけて緩徐に点滴静注する。
・侵襲性カンジダ症、アスペルギルス症通常、カスポファンギンとして投与初日に70mgを、投与2日目以降は50mgを1日1回投与する。本剤は約1時間かけて緩徐に点滴静注する。
〈小児〉
真菌感染が疑われる発熱性好中球減少症、カンジダ属又はアスペルギルス属による食道カンジダ症、侵襲性カンジダ症、アスペルギルス症 通常、カスポファンギンとして投与初日に70mg/m2(体表面積)を、投与2日目以降は50mg/m2(体表面積)を1日1回投与する。本剤は約1時間かけて緩徐に点滴静注する。なお、1日1回50mg/m2(体表面積)の投与で効果不十分の場合には、1日1回70mg/m2(体表面積)まで増量することができる。いずれの場合も1日用量として70mgを超えないこと。
〈点滴静注液の調製法〉
(1) 成人
1) バイアル中の本剤の溶解 バイアルを常温に戻し、本品1バイアル(70mgバイアル又は50mgバイアル)に、生理食塩液あるいは注射用水10.5mLを注入し、ゆっくりと振り混ぜて粉末状の本剤を完全に溶解させる。バイアル中に溶解した本剤の溶液が混濁又は沈殿している場合はその溶液を使用しないこと。本剤の溶解後の濃度は、7.2mg/mL(70mgバイアル)又は5.2mg/mL(50mgバイアル)とそれぞれ異なるので希釈する時は注意すること。
2) 本剤投与時の調製方法 希釈液は、生理食塩液又は乳酸リンゲル液を用いる。通常、バイアル中で溶解した本剤の溶液の必要量(下記参照)を、250mLの希釈液の入った点滴静注用バッグ又はボトルに添加して希釈し、点滴静注液とする。調製後の点滴静注液が混濁又は沈殿している場合はその静注液を使用しないこと。1日1回用量が50mg又は35mgの場合には、必要に応じて希釈液を100mLに減じて用いることができる。
点滴静注液の