薬剤名等
フロセミド
臨床症状・措置方法
フロセミドの血中濃度(Cmax)が上昇する.(「薬物動態」の項参照)
機序・危険因子
オムビタスビル及びパリタプレビルがUGT1A1を阻害するためと考えられる.
薬剤名等
シルデナフィルクエン酸塩[バイアグラ]
タダラフィル[シアリス,ザルティア]
臨床症状・措置方法
これら薬剤の血中濃度が上昇するおそれがある.低血圧,失神,視覚障害や勃起持続等のこれら副作用が発現するおそれがある.
機序・危険因子
リトナビルのCYP3A4阻害作用による.
薬剤名等
エレトリプタン臭化水素酸塩
臨床症状・措置方法
エレトリプタンの血中濃度が上昇するおそれがある.
併用は治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合に限り,副作用に対する観察を十分に行うこと.
機序・危険因子
リトナビルのCYP3A4阻害作用によるものと考えられる.
薬剤名等
ロスバスタチンカルシウム
臨床症状・措置方法
パリタプレビルの血中濃度が上昇するおそれがある.
ロスバスタチンの血中濃度が上昇するおそれがある.(「薬物動態」の項参照)横紋筋融解症を含むミオパチーの発現リスクが高くなるおそれがある.
機序・危険因子
パリタプレビル血中濃度上昇:機序不明
ロスバスタチンの血中濃度上昇はパリタプレビルのOATP阻害作用ならびにパリタプレビルとリトナビルによるBCRP阻害作用によるものと考えられる.
薬剤名等
プラバスタチンナトリウム
臨床症状・措置方法
パリタプレビルの血中濃度が上昇するおそれがある.
プラバスタチンの血中濃度が上昇するおそれがある.(「薬物動態」の項参照)横紋筋融解症を含むミオパチーの発現リスクが高くなるおそれがある.
機序・危険因子
パリタプレビル血中濃度上昇:機序不明
プラバスタチンの血中濃度上昇はパリタプレビルのOATP阻害作用によるものと考えられる.
薬剤名等
ピタバスタチンカルシウム
臨床症状・措置方法
ピタバスタチンの血中濃度が上昇するおそれがある.
横紋筋融解症を含むミオパチーの発現リスクが高くなるおそれがある.
機序・危険因子
パリタプレビルのOATP阻害作用によるものと考えられる.
薬剤名等
フルバスタチンナトリウム
臨床症状・措置方法
フルバスタチンの血中濃度が上昇するおそれがある.
横紋筋融解症を含むミオパチーの発現リスクが高くなるおそれがある.
機序・危険因子
パリタプレビルのOATP阻害作用によるものと考えられる.
薬剤名等
オメプラゾール
臨床症状・措置方法
オメプラゾールの血中濃度が低下するおそれがある.(「薬物動態」の項参照)
機序・危険因子
リトナビルのCYP2C19誘導作用によるものと考えられる.
薬剤名等
アルプラゾラム
臨床症状・措置方法
アルプラゾラムの血中濃度(AUC)が上昇する.(「薬物動態」の項参照)
機序・危険因子
リトナビルのCYP3A4阻害作用によるものと考えられる.
薬剤名等
ジアゼパム
クロラゼプ酸二カリウム
臨床症状・措置方法
ジアゼパム及びノルジアゼパムの血中濃度(AUC)が低下する.(「薬物動態」の項参照)
機序・危険因子
リトナビルのCYP2C19誘導作用によるものと考えられる.
薬剤名等
クエチアピンフマル酸塩
臨床症状・措置方法
クエチアピンの血中濃度が上昇するおそれがある.
機序・危険因子
リトナビルのCYP3A4阻害作用による.
薬剤名等
アミオダロン塩酸塩
ベプリジル塩酸塩水和物
キニジン硫酸塩水和物
プロパフェノン塩酸塩
臨床症状・措置方法
これら薬剤の血中濃度が上昇するおそれがある.
機序・危険因子
リトナビルのCYP3A4阻害作用による.
薬剤名等
ジゴキシン
臨床症状・措置方法
ジゴキシンの血中濃度が上昇するおそれがある.(「薬物動態」の項参照)
機序・危険因子
パリタプレビルとリトナビルによるP-gp阻害作用によるものと考えられる.
薬剤名等
フルチカゾンプロピオン酸エステル
臨床症状・措置方法
フルチカゾンの血中濃度が上昇するおそれがある.クッシング症候群,副腎皮質機能抑制等の副作用があらわれるおそれがある.併用は治療上の有益性がこれらの症状発現の危険性を上回ると判断される場合に限ること.
機序・危険因子
リトナビルのCYP3A4阻害作用による.
薬剤名等
サルメテロールキシナホ酸塩
臨床症状・措置方法
サルメテロールの血中濃度が上昇するおそれがある.
機序・危険因子
リトナビルのCYP3A4阻害作用による.
薬剤名等
アゾール系抗真菌薬
ケトコナゾール(経口剤:国内未発売)
イトラコナゾール等
臨床症状・措置方法
本剤の血中濃度が上昇するおそれがある.
これらアゾール系抗真菌薬の血中濃度が上昇するおそれがある.(「薬物動態」の項参照)
機序・危険因子
本剤の血中濃度上昇はアゾール系抗真菌薬のCYP3A/P-gp阻害作用による.
アゾール系抗真菌薬の血中濃度上昇はリトナビルのCYP3A/P-gp阻害作用による.
薬剤名等
アゾール系抗真菌薬
ボリコナゾール
臨床症状・措置方法
本剤との併用試験は行われていないが,リトナビルとの併用でボリコナゾールの血中濃度が低下したとの報告がある.本剤との併用においてボリコナゾールの血中濃度が低下し,ボリコナゾールの効果減弱を招くおそれがあるため,ボリコナゾール使用に関するリスクベネフィット評価によりボリコナゾールの使用が妥当と判断される場合を除き,併用は避けること.あるいは他の抗真菌療法を考慮すること.
機序・危険因子
リトナビルのCYP2C19誘導作用によるものと考えられる.
薬剤名等
**コルヒチン
臨床症状・措置方法
コルヒチンの血中濃度が上昇するおそれがあるので,コルヒチ