06±2.71
中等度
n=6 514±279 ※1.25
(0.50、2.00) 2,451±1,343 3.89±1.64 5.98±4.21
重度
n=6 745±235 ※1.00
(0.50、4.00) 4,363±2,069 3.55±0.35 1.44±0.75
血液透析の必要な患者
n=6 591±166 ※1.50
(1.50、3.00) 2,656±532 8.05±6.26 -
平均値±標準偏差、※:中央値(最小値、最大値)
軽度:CLcrが50~80mL/min、中等度:CLcrが30~50mL/min、重度:CLcrが30mL/min未満
表5 健康被験者及び肝機能障害患者にビルダグリプチン100mgを単回経口投与時の薬物動態パラメータ
投与群
(肝機能障害の程度) Cmax
(ng/mL) Tmax
(h) AUC0-t
(ng・h/mL) T1/2
(h)
健康被験者
n=6 675±263 ※1.25
(1.00、3.00) 2,567±428 2.01±0.50
軽度
n=6 497±229 ※1.25
(1.00、2.00) 2,076±514 4.92±4.86
中等度
n=6 512±166 ※1.00
(0.50、3.00) 2,411±740 3.08±1.59
重度
n=4 632±247 ※2.04
(1.00、4.00) 3,322±1,472 2.40±0.25
平均値±標準偏差、※:中央値(最小値、最大値)
軽度:Child-Pughスコア5~6、中等度:Child-Pughスコア7~9、重度:Child-Pughスコア10~12
臨床成績
1. 単剤療法
(1) プラセボ対照二重盲検比較試験
1)
食事療法、運動療法のみで血糖コントロールが十分に得られていない2型糖尿病患者(291例)を対象に、本剤10、25、50mg又はプラセボを1日2回12週間経口投与し、主要評価項目をHbA1c(JDS)値の投与前からの変化量として実施した。HbA1c(JDS)値の変化量は、ビルダグリプチンの用量の増加に伴い増加した。低血糖症の発現率は本剤10、25、50mg及びプラセボが、それぞれ4.2%(71例中3例)、0%(72例中0例)、2.6%(76例中2例)及び1.4%(72例中1例)であった。25)(本剤の用法及び用量は50mgを1日2回又は1回である。【用法及び用量】の項参照)
(「臨床成績の表1」の項参照)
2)
食事療法、運動療法のみで血糖コントロールが十分に得られていない2型糖尿病患者(239例)を対象に、本剤50mg1日1回、50mg1日2回、100mg1日1回又はプラセボを12週間経口投与し、主要評価項目をHbA1c(JDS)値の投与前からの変化量として実施した。投与12週のHbA1c(JDS)値の変化量(50mg1日1回、50mg1日2回、100mg1日1回、プラセボ)は、それぞれ-0.78%、-0.86%、-0.86%、0.13%であり、ビルダグリプチンはプラセボに対し、いずれも有意な低下を示し(p<0.001、有意水準5%(Hochbergのステップアップ法))、血糖コントロールを改善させた。投与12週の空腹時血糖値の変化量は、それぞれ-15.92mg/dL、-16.50mg/dL、-15.08mg/dL、-0.93mg/dLであり、プラセボとの差は、それぞれ-14.99mg/dL、-15.57mg/dL、-14.15mg/dLであった(p<0.001)。また、低血糖症はいずれの投与群でも認められなかった。26)(本剤の用法及び用量は50mgを1日2回又は1回である。【用法及び用量】の項参照)
(2) 実薬対照二重盲検比較試験
食事療法、運動療法のみで血糖コントロールが十分に得られていない2型糖尿病患者(380例)を対象に、本剤50mg1日2回又はボグリボース0.2mg1日3回を12週間経口投与し、主要評価項目をHbA1c(JDS)値の投与前からの変化量として実施した。ビルダグリプチンはボグリボースに対する優越性を示し、血糖コントロールを改善させた。低血糖症の発現率はビルダグリプチンが0%(188例中0例)、ボグリボースが0.5%(192例中1例)であった。27)
(「臨床成績の表2」の項参照)
2. スルホニルウレア剤併用プラセボ対照二重盲検比較試験
食事療法、運動療法に加えスルホニルウレア剤単独で血糖コントロールが十分に得られていない2型糖尿病患者(202例)を対象に、本剤50mg1日2回又はプラセボをスルホニルウレア剤に加え12週間経口投与し、主要評価項目をHbA1c(JDS)値の投与前からの変化量として実施した。投与12週のHbA1c(JDS)値の変化量はビルダグリプチンが-1.00%、プラセボが-0.06%であり、ビルダグリプチンはプラセボに対し、有意(p<0.001)な低下を示し、血糖コントロールを改善させた。投与12週の空腹時血糖値の変化量はビルダグリプチンが-20.91mg/dL、プラセボが6.25mg/dLであり、プラセボとの差は-27.16mg/dLであった(p<0.001)。また、低血糖症の発現率はビルダグリプチンが2.0%(102例中2例)、プラセボが1.0%(100例中1例)であった。28)
3. 長期投与試験
(1)
食事療法、運動療法のみで血糖コントロールが十分に得られていない2型糖尿病患者(103例)、もしくは、食事療法、運動療法に加えスルホニルウレア剤単独で血糖コントロールが十分に得られていない2型糖尿病患者(53例)を対象に、本剤50mg1日2回もしくはスルホニルウレア剤に加え本剤50mg1日2回を52週間経口投与した。主要評価項目は長期投与時の安全性を確認することとした。いずれも投