での安全性及び有効性は確立していない。
相互作用
併用注意
(併用に注意すること)
1. 薬剤名等
ジギタリス製剤(ジゴキシン等)
臨床症状・措置方法
高カルシウム血症に伴う不整脈があらわれることがある。
機序・危険因子
血清カルシウム値が上昇すると、ジギタリス剤の作用が増強される。
2. 薬剤名等
活性型ビタミンD製剤(アルファカルシドール、カルシトリオール、エルデカルシトール、マキサカルシトール、ファレカルシトリオール)
臨床症状・措置方法
血清カルシウム値が上昇するおそれがあるため、併用は避けることが望ましい。
機序・危険因子
相加作用
副作用
副作用等発現状況の概要
第III相骨折試験における安全性評価対象290例中127例(43.8%)に副作用が認められた。その主なものは、悪心54例(18.6%)、嘔吐25例(8.6%)、頭痛22例(7.6%)、けん怠感18例(6.2%)、腹部不快感12例(4.1%)、めまい12例(4.1%)等であった。(承認時)
重大な副作用
*ショック、アナフィラキシー
(0.3%)
ショック、アナフィラキシーを起こすことがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
その他の副作用
1. 消化器注2)
5%以上
悪心、嘔吐
2. 消化器注2)
0.1%~5%未満
腹部不快感、食欲減退、胃炎、消化不良、腹痛、下痢、逆流性食道炎、口渇、便秘、胃潰瘍、腹部膨満、流涎過多、裂孔ヘルニア
3. **消化器注2)
頻度不明注1)
おくび、口腔内不快感、味覚異常
4. 精神神経系
5%以上
頭痛
5. 精神神経系
0.1%~5%未満
めまい、不眠症、意識消失、傾眠、感覚鈍麻(四肢、顔、口のしびれ感等)、振戦、頭部不快感
6. 精神神経系
頻度不明注1)
記憶障害、耳鳴、しゃく熱感
7. 腎臓
0.1%~5%未満
BUN上昇、腎機能障害、尿中血陽性、尿中蛋白陽性、血中クレアチニン増加
8. 腎臓
頻度不明注1)
慢性腎炎、頻尿
9. 循環器
0.1%~5%未満
血圧上昇、動悸、血圧低下、上室性頻脈、心室性期外収縮
10. **循環器
頻度不明注1)
狭心痛、徐脈、心電図異常、潮紅、蒼白
11. 過敏症注3)
0.1%~5%未満
発疹、蕁麻疹、アレルギー性結膜炎、アレルギー性鼻炎
12. 過敏症注3)
頻度不明注1)
そう痒症
13. 肝臓
0.1%~5%未満
ALP上昇、ALT(GPT)上昇、AST(GOT)上昇、γ-GTP上昇
14. 肝臓
頻度不明注1)
肝機能障害
15. **代謝異常
0.1%~5%未満
CK(CPK)上昇、血中リン減少
16. **代謝異常
頻度不明注1)
アルブミン・グロブリン比減少、血中カリウム減少、血中カリウム増加、血中カルシウム増加、血中クロール減少、血中クロール増加、血中コレステロール増加、血中ナトリウム減少、血中ブドウ糖増加、高尿酸血症
17. 血液
0.1%~5%未満
好酸球増加、好中球減少、貧血、リンパ球増加
18. 血液
頻度不明注1)
血小板減少、好塩基球増加、好酸球減少、好中球増加、赤血球減少、単球減少、白血球減少、白血球増加、ヘマトクリット減少、ヘモグロビン減少、リンパ球減少
19. 呼吸器
0.1%~5%未満
息詰まり感、咳嗽、喘息、鼻漏、副鼻腔炎
20. 筋骨格
0.1%~5%未満
筋骨格硬直、肩の石灰化腱炎、背部痛
21. *筋骨格
頻度不明注1)
関節痛、筋緊張、筋力低下、四肢痛、頚部痛、筋肉痛、骨痛
22. 投与部位
0.1%~5%未満
注射部位出血
23. 投与部位
頻度不明注1)
注射部位紅斑、注射部位疼痛
24. その他
5%以上
けん怠感
25. **その他
0.1%~5%未満
異常感(全身違和感、気分不良等)、発熱、胸部不快感、悪寒、胸痛、多汗症、浮腫、熱感、甲状腺腫、自己免疫性甲状腺炎、脱力感、リンパ節炎
26. **,*その他
頻度不明注1)
あくび、結膜充血、胆石症、皮下結節、皮下出血、尿中ウロビリン陽性、尿中ビリルビン増加、末梢冷感、脱毛、疼痛
注1)自発報告又は第III相骨折試験以外の試験でのみ発現した副作用は、頻度不明とした。
注2)このような副作用が認められた場合には、必要に応じ、休薬又は中止等の適切な処置を行うこと。
注3)このような症状があらわれた場合には、投与を中止すること。
高齢者への投与
一般に高齢者では生理機能が低下していることが多いため、患者の状態を観察し、十分に注意しながら本剤を投与すること。
妊婦、産婦、授乳婦等への投与
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、投与しないこと。妊娠する可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。また、本剤投与期間中は有効な避妊を行うように指導すること。妊娠が認められた場合には、本剤の投与を中止すること。[ウサギを用いた静脈内投与による器官形成期投与試験において、胎児毒性(胎児死亡)が認められている。]
小児等への投与
小児等及び若年者で骨端線が閉じていない患者には投与しないこと。[使用経験がない。これらの患者では、一般に骨肉腫発現のリスクが高いと考えられている。]
過量投与
徴候・症状
血圧低下、脈拍数増加、血清カルシウム値上昇が発現する可能性がある。
処置
本剤の投与を中止し、血圧、脈拍、血清カルシウム値の測定を行い、適切な措置を行うこと。
適用上の注意
溶解後は速やかに使用すること。
その他の注意
1.
雌雄ラットに本薬を皮下投与したがん原性試験において、投与量及び投与期間に依存して骨肉腫を含む骨腫瘍性病変の発生頻度が増加した。なお、ラットに無発がん量(4.5μg/kg/日)を投与した際の1週間当たりの曝露量(AUC)は、ヒトに臨床推奨用量(56.5μg/週)を投与した際の曝露量(