薬効薬理

**フルコナゾールは、アゾール系抗真菌薬で、真菌細胞膜の主成分であるエルゴステロールの合成を阻害し膜機能を障害するが、作用機序はラノステロールＣ14α脱メチル化酵素の阻害である。4）

有効成分に関する理化学的知見

一般名
フルコナゾール(Fluconazole)

化学名
2-(2,4-Difluorophenyl)-1,3-bis(1H-1,2,4-triazol-1-yl) propan-2-ol

構造式
   

分子式
C13H12F2N6O

分子量
306.27

性状
白色～微黄白色の結晶性の粉末である。
エタノール(99.5)にやや溶けやすく、水に溶けにくい。
希塩酸に溶ける。

融点
137～141℃

取扱い上の注意

安定性試験
最終包装製品を用いた長期保存試験（室温、なりゆき湿度、3年）の結果、外観及び含量等は規格の範囲内であり、フルコナゾールカプセル50mg「F」及びフルコナゾールカプセル100mｇ「F」は通常の市場流通下において3年間安定であることが確認された。5）

包装

フルコナゾールカプセル50mg「F」：50カプセル(PTP)

フルコナゾールカプセル100mg「F」：50カプセル(PTP)

主要文献及び文献請求先

主要文献

1)
富士製薬工業株式会社　社内資料　（生物学的同等性試験 ：50mg製剤）

2)
富士製薬工業株式会社　社内資料　（生物学的同等性試験：100mg製剤）

3)
富士製薬工業株式会社　社内資料　（溶出挙動）

4)
**第十六改正日本薬局方第二追補解説書　（廣川書店）　Ｃ-235　（2014）

5)
富士製薬工業株式会社　社内資料　（安定性試験）

文献請求先

主要文献に記載の社内資料につきましても下記にご請求下さい。

富士製薬工業株式会社　富山工場　学術情報課

〒939-3515 富山県富山市水橋辻ヶ堂1515番地

（TEL)　076-478-0032

（FAX)　076-478-0336

製造販売業者等の氏名又は名称及び住所

製造販売元
富士製薬工業株式会社

富山県富山市水橋辻ヶ堂1515番地