の血栓症があらわれることがある。また、血液凝固能亢進に伴って血小板減少が生じることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
9. 頭蓋内圧亢進、痙攣
頻度不明
頭蓋内圧亢進、痙攣があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
10. 精神変調、うつ状態
頻度不明
精神変調、うつ状態があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11. 糖尿病
頻度不明
糖尿病があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
12. 緑内障、後嚢白内障、中心性漿液性網脈絡膜症、多発性後極部網膜色素上皮症
頻度不明
連用により眼圧上昇、緑内障、後嚢白内障(症状:目のかすみ)、中心性漿液性網脈絡膜症・多発性後極部網膜色素上皮症(症状:視力の低下、ものがゆがんで見えたり小さく見えたり、視野の中心がゆがんで見えにくくなる。中心性漿液性網脈絡膜症では限局性の網膜剥離がみられ、進行すると広範な網膜剥離を生じる多発性後極部網膜色素上皮症となる。)を来すことがあるので、定期的に検査をすることが望ましい。なお、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
13. 気管支喘息
頻度不明
喘息発作の誘発又は悪化があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
14. 心破裂
頻度不明
急性心筋梗塞を起こした患者で、心破裂があらわれたとの報告があるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
15. 膵炎
頻度不明
出血性膵炎等の膵炎があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、輸液等の適切な処置を行うこと。
16. うっ血性心不全
頻度不明
うっ血性心不全があらわれたとの報告があるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には心電図等の検査を実施し、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
17. 食道炎
頻度不明
食道炎があらわれたとの報告があるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
18. カポジ肉腫
頻度不明
カポジ肉腫があらわれたとの報告があるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
19. 腱断裂
頻度不明
アキレス腱等の腱断裂があらわれたとの報告があるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
20. 肝機能障害、黄疸
頻度不明
AST(GOT)、ALT(GPT)、AI-Pの上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
その他の副作用
以下のような副作用があらわれた場合には、症状に応じて適切な処置を行うこと。
1. 内分泌
頻度不明
月経異常、クッシング様症状
2. **消化器
頻度不明
嘔吐、悪心、下痢、胸やけ、腹部膨満感、食欲不振、食欲亢進
3. 循環器
頻度不明
血圧降下、血圧上昇、徐脈
4. **精神神経系
頻度不明
多幸症、不眠、頭痛、めまい
5. 筋・骨格
頻度不明
関節痛、筋力低下、筋肉痛
6. 脂質・蛋白質代謝
頻度不明
満月様顔貌、窒素負平衡
7. 肝臓
頻度不明
脂肪肝
8. 体液・電解質
頻度不明
浮腫、低カリウム性アルカローシス、カリウム低下、ナトリウム貯留
9. 眼
頻度不明
網膜障害、眼球突出
10. 血液
頻度不明
白血球増多
11. **皮膚
頻度不明
創傷治癒障害、紫斑、ざ瘡、発汗異常、脂肪織炎、皮膚菲薄化・脆弱化、多毛症、皮膚線条
12. 過敏症
頻度不明
そう痒、発疹、紅斑
13. **その他
頻度不明
発熱、疲労感、仮性脳腫瘍、しゃっくり、易刺激性
高齢者への投与
高齢者には、慎重に投与すること。[長期投与した場合、感染症の誘発、糖尿病、骨粗鬆症、高血圧症、後嚢白内障、緑内障等の副作用があらわれやすい。]
妊婦、産婦、授乳婦等への投与
1. 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。[動物実験(マウス)で催奇形作用(口蓋裂)が報告されており、また、新生児に副腎不全を起こすことがある。]
2. 授乳婦
本剤投与中は授乳を避けさせること。[母乳中へ移行することがある。]
小児等への投与
1.
観察を十分に行うこと。[小児等の発育抑制があらわれることがある。]
2.
長期投与した場合、頭蓋内圧亢進症状があらわれることがある。
適用上の注意
1. 投与経路
本剤は、用法及び用量にしたがって、静注又は点滴静注のみに使用すること。本剤は動脈注射、筋肉内注射、脊髄腔内注射、硬膜外注射、眼科用等に対して使用しないこと。
2. 調製時
本剤を輸液と混合して使用する場合には、5%ブドウ糖注射液、生理食塩液等を使用すること。なおその際、本剤はpHの変動等により白沈を生じることがあるので、輸液等と混合する場合には注意すること。また、本剤を数種薬剤と混合して使用する場合には、特に注意する必要がある。
3. 静脈内投与時
静脈内投与により、血管痛、静脈炎があらわれることがあるので、これを予防するため、注射液の調製、注射部位、注射方法等について十分注意し、その注射速度はできるだけ遅くすること。
4. アンプルカット時
40mg、125mg製剤に添付の溶解用アンプルは、アンプルのカット部分をエタノール綿等で清拭してからカットすることが望ましい。
5. 調製後の使用
溶解後はなるべく速やかに使用すること。なお、保存を必要とする場合でも1