の添付文書による)
注)SN-38GのAUCをSN-38のAUCで徐した値
※※臨床成績
UGT1A1遺伝子多型と副作用発現率
イリノテカン塩酸塩水和物単独投与(55例)の各種癌患者について、UGT1A1遺伝子多型と副作用との関連性について検討した。イリノテカン塩酸塩水和物は、100mg/m2を1週間間隔又は150mg/m2を2週間間隔で投与した。
グレード3以上の好中球減少及び下痢の発現率は次表のとおりであった。
(カンプト点滴静注40mg・100mg、トポテシン点滴静注40mg・100mgの添付文書による)
有効成分に関する理化学的知見
一般名
イリノテカン塩酸塩水和物 (Irinotecan Hydrochloride Hydrate)
化学名
(+)-(4S )-4,11-diethyl-4-hydroxy-9-[(4-piperidinopiperidino)carbonyloxy]-1H -pyrano[3´,4´: 6,7]indolizino[1,2-b ]quinoline-3,14(4H ,12H )-dione hydrochloride trihydrate
構造式
分子式
C33H38N4O6・HCl・3H2O
分子量
677.18
性状
イリノテカン塩酸塩水和物は、微黄色~淡黄色の結晶又は結晶性の粉末である。
酢酸(100)に溶けやすく、メタノールにやや溶けにくく、水、エタノール(99.5)及び無水酢酸に溶けにくく、ジエチルエーテルにほとんど溶けない。
取扱い上の注意
1.
薬液が皮膚に付着した場合には、直ちに多量の流水でよく洗い流すこと。
2.
凍結しないように注意すること。
3. 安定性試験
加速試験(40℃、相対湿度75%、6ヵ月)の結果、イリノテカン塩酸塩点滴静注液40mg「NK」及びイリノテカン塩酸塩点滴静注液100mg「NK」は通常の市場流通下において3年間安定であることが推測された2)。
包装
1バイアル
主要文献及び文献請求先
主要文献
1)
Zatloukal P., et al:Ann Oncol., 21, 1810(2010)
2)
マイラン製薬株式会社 社内資料:安定性試験
文献請求先
主要文献に記載の社内資料につきましては下記にご請求下さい。
日本化薬株式会社 医薬事業本部
営業本部 学術情報部 医薬品情報センター
(住所)〒102-8172 東京都千代田区富士見一丁目11番2号
(TEL)0120-505-282(フリーダイヤル)
03-3237-5051
製造販売業者等の氏名又は名称及び住所
発売元
日本化薬株式会社
東京都千代田区富士見一丁目11番2号
製造販売元(輸入元)
マイラン製薬株式会社
大阪市中央区本町2丁目6番8号