ザイザル錠5mg
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作成又は改訂年月
** 2012年6月改訂(第3版)(下線:改訂箇所)
* 2011年6月改訂(第2版)
日本標準商品分類番号
87449
日本標準商品分類番号等
国際誕生年月
2001年1月
薬効分類名
持続性選択H1受容体拮抗・アレルギー性疾患治療剤
承認等
販売名
ザイザル錠5mg
販売名コード
4490028F1027
承認・許可番号
承認番号
22200AMX00949
商標名
Xyzal Tablets 5mg
薬価基準収載年月
2010年12月
販売開始年月
2010年12月
貯法・使用期限等
貯法
室温保存
使用期限
包装に表示
規制区分
処方せん医薬品
(注意-医師等の処方せんにより使用すること)
組成
成分・含量
1錠中にレボセチリジン塩酸塩5mg
添加物
結晶セルロース、軽質無水ケイ酸、乳糖水和物、ステアリン酸マグネシウム、ヒプロメロース、酸化チタン、マクロゴール400
性状
本剤は、白色の両面に割線のある楕円形のフィルムコーティング錠であり、識別コード及び形状は下記のとおりである。
識別コード
XX
表
長径:8mm
短径:4.5mm
裏
側面
厚さ:3.2mm
質量
103mg
一般的名称
レボセチリジン塩酸塩
Levocetirizine hydrochloride
禁忌
(次の患者には投与しないこと)
1.
本剤の成分又はピペラジン誘導体(セチリジン、ヒドロキシジンを含む)に対し過敏症の既往歴のある患者
2.
重度の腎障害(クレアチニンクリアランス10mL/min未満)のある患者[高い血中濃度が持続するおそれがある。]
効能又は効果
効能又は効果/用法及び用量
〔成人〕
アレルギー性鼻炎
蕁麻疹、湿疹・皮膚炎、痒疹、皮膚そう痒症
〔小児〕
アレルギー性鼻炎
蕁麻疹、皮膚疾患(湿疹・皮膚炎、皮膚そう痒症)に伴うそう痒
用法及び用量
〔成人〕
通常、成人にはレボセチリジン塩酸塩として1回5mgを1日1回、就寝前に経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減するが、最高投与量は1日10mgとする。
〔小児〕
通常、7歳以上15歳未満の小児にはレボセチリジン塩酸塩として1回2.5mgを1日2回、朝食後及び就寝前に経口投与する。
用法及び用量に関連する使用上の注意
腎障害患者では、血中濃度半減期の延長が認められ、血中濃度が増大するため、クレアチニンクリアランスに応じて、下記のとおり投与量の調節が必要である(「薬物動態」の項参照)。
なお、クレアチニンクリアランスが10mL/min未満の患者への投与は禁忌である。
成人患者の腎機能に対応する用法・用量の目安(外国人データ)
クレアチニンクリアランス(mL/min):≧80
推奨用量:5mgを1日に1回
クレアチニンクリアランス(mL/min):50~79
推奨用量:2.5mgを1日に1回
クレアチニンクリアランス(mL/min):30~49
推奨用量:2.5mgを2日に1回
クレアチニンクリアランス(mL/min):10~29
推奨用量:2.5mgを週に2回(3~4日に1回)
腎障害を有する小児患者では、各患者の腎クリアランスと体重を考慮して、個別に用量を調整すること。
使用上の注意
慎重投与
(次の患者には慎重に投与すること)
1.
腎障害のある患者[高い血中濃度が持続するおそれがある。(「用法・用量に関連する使用上の注意」及び「薬物動態」の項参照)]
2.
肝障害のある患者[高い血中濃度が持続するおそれがある。]
3.
高齢者[高い血中濃度が持続するおそれがある。(「高齢者への投与」及び「薬物動態」の項参照)]
4.
てんかん等の痙攣性疾患又はこれらの既往歴のある患者[痙攣を発現するおそれがある。]
重要な基本的注意
1.
眠気を催すことがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作には従事させないよう十分注意すること。
2.
本剤を季節性の患者に投与する場合は、好発季節を考えて、その直前から投与を開始し、好発季節終了時まで続けることが望ましい。
3.
本剤の使用により効果が認められない場合には、漫然と長期にわたり投与しないように注意すること。
相互作用
併用注意
(併用に注意すること)
1. 薬剤名等
テオフィリン
臨床症状・措置方法
セチリジン注1)塩酸塩との併用により、テオフィリンの薬物動態に変化はないが、セチリジン注1)塩酸塩の曝露量の増加が報告されている。
機序・危険因子
機序は明らかではないが、セチリジン注1)塩酸塩のクリアランスが16%減少する。
2. 薬剤名等
リトナビル
臨床症状・措置方法
セチリジン注1)塩酸塩との併用により、セチリジン注1)塩酸塩の曝露量の増加(40%)及びリトナビルの曝露量のわずかな変化(-11%)が報告されている。
機序・危険因子
リトナビルによりセチリジン注1)塩酸塩の腎排泄が阻害される可能性が考えられる。
3. 薬剤名等
中枢神経抑制剤
アルコール
臨床症状・措置方法
中枢神経系に影響を与える可能性があるため、中枢神経抑制剤あるいはアルコールと併用する際は注意すること。
機序・危険因子
中枢神経抑制作用が増強される可能性がある。
4. 薬剤名等
ピルシカイニド塩酸塩水和物
臨床症状・措置方法
セチリジン注1)塩酸塩との併用により、両剤の血中濃度が上昇し、ピルシカイニド塩酸塩水和物の副作用が発現したとの報告がある。
機序・危険因子
機序は明らかではない。
注1)ラセミ体であるセチリジンのR-エナンチオマーがレボセチリジンで