ALUMIGEL Fine Granule 99%(Dried Aluminum Hydroxide Gel)アルミゲル細粒99%
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作成又は改訂年月
**2011年10月改訂(第6版)
*2006年8月改訂
日本標準商品分類番号
872343
日本標準商品分類番号等
再評価結果公表年月(最新)1982年1月
薬効分類名
制酸剤
承認等
販売名アルミゲル細粒99%
販売名コード
2343005C1173
承認・許可番号
承認番号*21800AMX10796
商標名
ALUMIGEL
薬価基準収載年月
1976年6月
販売開始年月
1954年5月
貯法・使用期限等
貯 法
本剤は吸湿性のため、気密容器に保存すること
室温保存
使用期限
5年(ラベルに表示の使用期限内に使用すること)
基準名
日本薬局方
乾燥水酸化アルミニウムゲル細粒
組成
成分(1g中):有効成分・含有量
日局乾燥水酸化アルミニウムゲル 990mg
*成分(1g中):添加物
メチルセルロース
性状
色・剤形
白色細粒剤
一般的名称
乾燥水酸化アルミニウムゲル細粒
禁忌
(次の患者には投与しないこと)
**透析療法を受けている患者[長期投与によりアルミニウム脳症、アルミニウム骨症、貧血等があらわれることがある。]
効能又は効果
効能又は効果/用法及び用量
下記疾患における制酸作用と症状の改善胃・十二指腸潰瘍、胃炎(急・慢性胃炎、薬剤性胃炎を含む)、上部消化管機能異常(神経性食思不振、いわゆる胃下垂症、胃酸過多症を含む)
尿中リン排泄増加に伴う尿路結石の発生予防
用法及び用量
乾燥水酸化アルミニウムゲルとして、通常、成人1日1~3gを数回に分割経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
使用上の注意
慎重投与
(次の患者には慎重に投与すること)
1. リン酸塩の欠乏している患者[アルミニウムは消化管内でリン酸塩と結合し、その吸収を阻害する。]
2. **腎障害のある患者[長期投与によりアルミニウム脳症、アルミニウム骨症、貧血等があらわれるおそれがあるので、定期的に血中アルミニウム、リン、カルシウム、アルカリフォスファターゼ等の測定を行うこと。]
相互作用
併用注意
(併用に注意すること)
1. 薬剤名等
クエン酸製剤
クエン酸カリウム、クエン酸ナトリウム水和物 等
臨床症状・措置方法血中アルミニウム濃度が上昇することがあるので、同時に服用させないなど注意すること。
機序・危険因子キレートを形成し、アルミニウムの吸収が促進されると考えられる。
2. 薬剤名等
血清カリウム抑制イオン交換樹脂
ポリスチレンスルホン酸カルシウム、ポリスチレンスルホン酸ナトリウム
臨床症状・措置方法血清カリウム抑制イオン交換樹脂の効果が減弱するおそれがある。
機序・危険因子アルミニウムイオンと非選択的に交換すると考えられる。
3. 薬剤名等
テトラサイクリン系抗生物質
ニューキノロン系抗菌剤
イソニアジド
ジギタリス製剤
フェニトイン
フェノチアジン誘導体
β‐遮断剤
非ステロイド系解熱消炎鎮痛剤 等
臨床症状・措置方法同時に服用することにより、これら併用薬剤の吸収を遅延又は阻害するおそれがある。この作用は薬剤の服用時間をずらすことにより、弱まるとの報告がある。
機序・危険因子本剤が併用薬剤とキレートを形成または、吸着し、消化管からの吸収を遅延又は阻害する。
4. 薬剤名等
ペニシラミン
臨床症状・措置方法ペニシラミンの効果が減弱するおそれがある。
機序・危険因子同時投与した場合、ペニシラミンの吸収率が低下する。
5. 薬剤名等
ミコフェノール酸 モフェチル
臨床症状・措置方法ミコフェノール酸 モフェチルの作用が減弱するおそれがある。
機序・危険因子併用により、ミコフェノール酸 モフェチルの吸収が減少すると考えられる。
6. 薬剤名等
甲状腺ホルモン剤
レボチロキシンナトリウム水和物 等
臨床症状・措置方法同時に服用することにより、これら併用薬剤の吸収を遅延又は阻害する