SOLYUGEN F INJECTION(Acetic acid Ringers solution)乙酸林格氏溶液,ソリューゲンF注
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作成又は改訂年月
** 2015年4月改訂 (第6版)
* 2013年9月改訂
日本標準商品分類番号
873319
薬効分類名
酢酸リンゲル液
承認等
販売名
ソリューゲンF注
販売名コード
3319557A1030
承認・許可番号
承認番号
20800AMZ00386
商標名
SOLYUGEN F INJECTION
薬価基準収載年月
1996年7月
販売開始年月
2005年6月
貯法・使用期限等
貯法
室温保存
使用期限
ラベル及び外箱に表示
規制区分
処方箋医薬品注)
注)注意-医師等の処方箋により使用すること
組成及び性状の表
1.組成
有効成分 |
500mL中 |
塩化ナトリウム
NaCl |
3.0g |
塩化カリウム
KCl |
0.15g |
塩化カルシウム水和物
CaCl2・2H2O |
0.10g |
酢酸ナトリウム水和物
C2H3NaO2・3H2O |
1.90g |
添加物 |
500mL中 |
pH調整剤 |
適量 |
本剤は1容器中に上記成分を含む。
○電解質濃度(mEq/L)
Na+ |
K+ |
Ca2+ |
Cl- |
Acetate- |
130 |
4 |
3 |
109 |
28 |
2.製剤の性状
pH |
6.5~7.5 |
浸透圧比(生理食塩液に対する比) |
0.8~1.0 |
比重 |
1.008 |
本剤は無色澄明の水性注射液で、pH、浸透圧比、比重は上記のとおりである。
効能又は効果
効能又は効果/用法及び用量
効能又は効果
循環血液量及び組織間液の減少時における細胞外液の補給・補正、代謝性アシドーシスの補正
用法及び用量
通常、成人1回500mL~1,000mLを点滴静注する。投与速度は1時間あたり10mL/kg体重以下とする。なお、年齢、症状、体重に応じて適宜増減する。
使用上の注意
慎重投与
(次の患者には慎重に投与すること)
1.
腎疾患に基づく腎不全のある患者[酸塩基平衡の異常、電解質異常が起こることがある。]
2.
心不全のある患者[体液量の過剰により心負荷を起こすことがある。]
3.
高張性脱水症の患者[細胞内、組織間液が増加し浮腫を起こすことがある。]
4.
閉塞性尿路疾患により尿量が減少している患者[体液量が過剰となることがある。]
副作用
副作用等発現状況の概要
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
その他の副作用
大量・急速投与
頻度不明
脳浮腫、肺水腫、末梢の浮腫があらわれることがある。
高齢者への投与
一般に高齢者では生理機能が低下しているので、投与速度を緩徐にし、減量するなど注意すること。
適用上の注意
1. 調製時:
(1)
本剤はカルシウム塩を含有するため、クエン酸加血液と混合すると凝血を起こすおそれがあるので注意すること。
(2)
リン酸イオン及び炭酸イオンと沈殿を生じるので、リン酸塩又は炭酸塩を含む製剤と配合しないこと。
2. 投与前:
(1)
投与に際しては、感染に対する配慮をすること(患者の皮膚や器具消毒)。
(2)
寒冷期には体温程度に温めて使用すること。
(3)
開封後直ちに使用し、残液は決して使用しないこと。
3. 投与時:
ゆっくり静脈内に投与すること。
取扱い上の注意
1.
内容液に混濁など異常が認められた場合は使用しないこと。
2.
注射針はゴム栓の○印にまっすぐ刺すこと。斜めに刺すと、ゴム片(コア)が内容液中に混入したり、プラスチック首部を傷つけて液漏れを起こすことがある。
3.
容器の目盛は目安として使用すること。
4.
通気針は不要である。
5.
連結管による混合投与の場合は、Y字型連結にして使用すること。
6.
ゴム栓部のカバーシールが万一はがれている場合は使用しないこと。
安定性試験
最終包装製品を用いた長期保存試験(室温、3年間)の結果、外観及び含量等は規格の範囲内であり、ソリューゲンF注は通常の市場流通下において3年間安定であることが確認された。1)
包装
500mL×20瓶
**、*主要文献及び文献請求先
**主要文献
1)
共和クリティケア 社内資料:安定性試験(2008)
**、*文献請求先
主