LASERPHYRIN 100mg FOR INJECTION (Talaporfin Sodium)他拉泊芬钠)注射用,注射用レザフィリン100mg
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作成又は改訂年月
** 2015年5月改訂(第7版)
* 2013年9月改訂
日本標準商品分類番号
874299
日本標準商品分類番号等
効能又は効果追加承認年月(最新)
**,*2015年5月
薬効分類名
光線力学的療法用剤
承認等
販売名
注射用レザフィリン100mg
販売名コード
4299404D1028
承認・許可番号
承認番号
21500AMZ00509000
欧文商標名
LASERPHYRIN 100mg FOR INJECTION
薬価基準収載年月
2004年6月
販売開始年月
2004年6月
貯法・使用期限等
貯法
冷所保存
使用期限
バイアル及び外箱に最終年月表示
規制区分
劇薬
処方箋医薬品注1)
注1)注意-医師等の処方箋により使用すること
組成
注射用レザフィリン100mgは、1バイアル中に下記の成分を含有する。
有効成分
タラポルフィンナトリウム 100mg
添加物
pH調整剤
性状
形状
粉末又は塊(凍結乾燥品)
色
暗青緑色
pH及び浸透圧比
pH
7.0~8.0(濃度25mg/mL(精製水))
浸透圧比
約1~2(濃度25mg/mL(日局生理食塩液))
(浸透圧比:日局生理食塩液に対する比)
一般的名称
注射用タラポルフィンナトリウム
禁忌
(次の患者には投与しないこと)
(次の患者には光線力学的療法を行わないこと)
1.
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
2.
ポルフィリン症の患者[症状を増悪させるおそれがある。]
3.
肺癌において、腫瘍が気管支軟骨層より外側に浸潤している患者[レーザ光が十分到達しない可能性があり、気管支壁外に浸潤している患者では穿孔の危険性がある。]
4.
肺癌において、太い気管の広範な病巣又は気管狭窄を来している患者[呼吸困難、窒息を起こす危険性がある。]
5.
肺癌において、亜区域支より末梢側に腫瘍のある患者[一般にレーザ光照射が困難とされている。]
6.
**食道癌において、化学放射線療法又は放射線療法前のCT検査で腫瘍が大動脈に浸潤している(Aorta T4)と診断された患者[食道大動脈瘻を発現し、死亡に至る可能性がある。]
効能又は効果
効能又は効果/用法及び用量
1.
外科的切除等の他の根治的治療が不可能な場合、あるいは、肺機能温存が必要な患者に他の治療法が使用できない場合で、かつ、内視鏡的に病巣全容が観察でき、レーザ光照射が可能な下記疾患。
早期肺癌(病期0期又はI期肺癌)
2.
*原発性悪性脳腫瘍(腫瘍摘出手術を施行する場合に限る)
3.
**化学放射線療法又は放射線療法後の局所遺残再発食道癌
効能又は効果に関連する使用上の注意
1.
**,*原発性悪性脳腫瘍及び局所遺残再発食道癌の場合、臨床試験に組み入れられた患者の組織型等について、【臨床成績】の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと。
2.
**局所遺残再発食道癌の場合、外科的切除又は内視鏡的治療(EMR/ESD)等の根治的治療が可能な場合にはこれらの治療を優先すること。
3.
**局所遺残再発食道癌の場合、下記の病変に対する有効性及び安全性は確立していない。
(1)
壁深達度がT3及びT4の病変
(2)
長径が3cmより大きい病変
(3)
周在性が1/2周より大きい病変
(4)
頸部食道に及ぶ病変
用法及び用量
1. **早期肺癌、化学放射線療法又は放射線療法後の局所遺残再発食道癌
通常、成人にはタラポルフィンナトリウムとして40mg/m2を1回静脈内注射する。静脈内注射4~6時間後にレーザ光を病巣部位に照射する。
2. *原発性悪性脳腫瘍
通常、成人にはタラポルフィンナトリウムとして40mg/m2を1回静脈内注射する。静脈内注射22~26時間後にレーザ光を病巣部位に照射する。
用法及び用量に関連する使用上の注意
1.
注射液の調製法:1バイアルに日局生理食塩液4mLを加え、よく攪拌して溶解する。
2.
*原発性悪性脳腫瘍の場合、術中蛍光診断薬又はカルムスチン脳内留置用剤との併用について、有効性及び安全性は確立していない。
3.
**局所遺残再発食道癌の場合、レーザ光照射翌日に内視鏡観察を行い、残存及び潰瘍の有無を確認すること。残存病変を認めた場合、静脈内注射22~32時間後に追加のレーザ光照射を行うこと。
レーザ光照射に際しての注意
パナソニック ヘルスケア株式会社製PDT半導体レーザ(波長664nm±2nm)を使用し、下記条件にてレーザ光照射を行う。PDT半導体レーザの使用に当たっては、当該機器の添付文書及び取扱説明書を参照すること。
1) **早期肺癌、化学放射線療法又は放射線療法後の局所遺残再発食道癌
・照射パワー密度:150mW/cm2
・照射エネルギー密度:100J/cm2
(上記照射条件における照射時間は11分7秒間となる。)
2) *原発性悪性脳腫瘍
・照射パワー密度:150mW/cm2
・照射エネルギー密度:27J/cm2
(上記照射条件における照射時間は3分間となる。)
光線力学的療法に際しての留意点
(1) 全般的留意事項
1)
本療法は局所的な治療法であり、レーザ光照射部位以外には効果がない。
2)
*手術中の患者の眼、皮膚が光に曝露されないようにカバーで覆うなどの保護手段を施すこと。
3)
*無影灯等の手術