SYNVISC(Sodium Hyaluronate Crosslinked Polymer/with vinylsulfone)透明质酸钠注射器,サイビスクディスポ関節注2mL
ダウンロード
-------------------------------------------------------------------------------
作成又は改訂年月
※※2012年10月改訂(第3版)
※2011年9月改訂
日本標準商品分類番号
873999
日本標準商品分類番号等
国際誕生年月
1992年11月
薬効分類名
ヒアルロン酸ナトリウム架橋体製剤
承認等
販売名
サイビスクディスポ関節注2mL
販売名コード
3999428G1023
承認・許可番号
承認番号
22200AMX00877000
商標名
SYNVISC 2mL
薬価基準収載年月
2010年9月
販売開始年月
2010年12月
貯法・使用期限等
貯 法
室温保存
使用期限
包装に表示されている期限内に使用すること
規制区分
処方箋医薬品注)
注)注意-医師等の処方箋により使用すること
組成・性状
有効成分
1シリンジ(2mL)中にヒアルロン酸ナトリウム架橋処理ポリマー14.4mg及びヒアルロン酸ナトリウム架橋処理ポリマービニルスルホン架橋体1.6mgを含有する。
添加物
塩化ナトリウム
リン酸二水素ナトリウム
リン酸水素二ナトリウム
性状
無色澄明又はわずかに混濁したゲル
pH
6.9~7.5
浸透圧比
1.05~1.15(生理食塩液に対する比)
一般的名称
ヒアルロン酸ナトリウム架橋処理ポリマー
(Sodium Hyaluronate Crosslinked Polymer)
ヒアルロン酸ナトリウム架橋処理ポリマービニルスルホン架橋体
(Sodium Hyaluronate Crosslinked Polymer Crosslinked with vinylsulfone)
禁忌
(次の患者には投与しないこと)
本剤の成分又はヒアルロン酸ナトリウム、鳥類のたんぱく質、羽毛、卵に対し過敏症の既往歴のある患者
効能又は効果
保存的非薬物治療及び経口薬物治療が十分奏効しない疼痛を有する変形性膝関節症の患者の疼痛緩和
用法及び用量
通常、成人1回2mL(ヒアルロン酸ナトリウム架橋処理ポリマーとして14.4mg及びヒアルロン酸ナトリウム架橋処理ポリマービニルスルホン架橋体として1.6mg)を1週間ごとに連続3回、膝関節腔内に投与する。
用法及び用量に関連する使用上の注意
1.
本剤の使用は、1週間ごとに連続3回投与を1クールとし、原則1クールとする。
2.
複数回クールでの有効性・安全性は確立していない。[本剤は初回クールに比較して、2クール目以降では有害事象が増加するとの報告がある。]
3.
本剤は関節内に投与するので、厳重な無菌的操作のもとに行うこと。
使用上の注意
慎重投与
(次の患者には慎重に投与すること)
1.
治療対象の関節側の下肢に静脈血又はリンパ液のうっ滞が認められる患者[血液循環の低下と注射部位の感染による合併症を起こすおそれがある。]
2.
肝障害又はその既往歴のある患者[肝障害を悪化させるおそれがある。]
3.
投与関節部に皮膚疾患又は感染がある患者[本剤は関節内に投与するため。]
重要な基本的注意
1.
本剤と非ステロイド性抗炎症薬との併用による有効性は確立していない。また、他の関節内注入療法との併用は、原則避けること。
2.
関節液の貯留がある場合には、あらかじめ関節液を除去する。
3.
変形性膝関節症で関節に炎症が著しい場合は、本剤の投与により局所炎症症状の悪化を招くことがあるので炎症症状を抑えてから本剤を投与することが望ましい。
4.
本剤の投与により、局所痛を起こすおそれがあるので、投与後の局所安静を指示するなどの措置を講ずること。
5.
関節腔外に漏れると疼痛や肉芽腫を起こすおそれがあるので、関節腔内に確実に投与すること。
6.
投与後15分間は、医療機関にて過敏反応の徴候の有無を観察すること。
副作用
副作用等発現状況の概要
海外における変形性膝関節症患者を対象とした7試験(症例数511例(559膝)、1771回の投与)において、511例中46例(9.0%)に副作用が認められた。投与部位に認められた副作用は疼痛28例(5.5%)、腫脹24例(4.7%)、こわばり、しびれ感、灼熱感、不快感各1例(各0.2%)であった。投与部位に関連しない副作用は、10例(2.0%)で、発疹、そう痒感、腓腹筋痙攣、痔核、足首の浮腫、筋痛、扁桃炎、頻脈性不整脈、静脈炎、腰部の捻挫各1例(各0.2%)であった。[承認申請時]
重大な副作用
1. ショック、アナフィラキシー様症状(いずれも頻度不明注1)):
ショック、アナフィラキシー様症状があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
2. ※関節炎(頻度不明注1)):
発熱、疼痛、水腫を伴う関節炎があらわれることがあるので、患者に十分説明し、このような症状があらわれた場合には、主治医に連絡するよう指示するなど適切な対応をとること。
その他の副作用
以下のような症状が認められた場合は適切な処置を行うこと。
投与関節
5%以上注2)
疼痛
投与関節
5%未満注2)
腫脹、こわばり、しびれ感、灼熱感、不快感
投与関節
頻度不明注1)
関節滲出液
その他全身症状等
5%未満注2)
発疹、そう痒感、腓腹筋痙攣、痔核、足首の浮腫、筋痛、扁桃炎、頻脈性不整脈、静脈炎、腰部の捻挫
その他全身症状等
頻度不明注1)
蕁麻疹、発熱、悪心、頭痛、浮動性めまい、悪寒、錯感覚、末梢性浮腫、倦怠感、呼吸困難、潮紅、顔面腫脹
※注1)海外又は国内自発報告による副作用のため頻度不明
注2)海外臨床試験