Mydrin-P ophthalmic solution(Tropicamide/Phenylephrine Hydrochloride)托吡卡胺/盐酸去氧肾上腺素滴眼液 ,ミドリンP点眼液
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作成又は改訂年月
** 2013年7月改訂 (第12版)
* 2012年3月改訂
日本標準商品分類番号
871319
日本標準商品分類番号等
再評価結果公表年月(最新)
1981年8月
薬効分類名
検査用散瞳点眼剤
承認等
販売名
ミドリンP点眼液
販売名コード
1319810Q1053
承認・許可番号
承認番号
21800AMX10060000
商標名
Mydrin-P ophthalmic solution
薬価基準収載年月
2006年6月
販売開始年月
1962年6月
貯法・使用期限等
貯法
気密容器、室温保存
*使用期限
外箱及びラベルに記載(3年)
組成
有効成分:含量(1mL中)
トロピカミド:5mg
フェニレフリン塩酸塩:5mg
添加物
イプシロン-アミノカプロン酸、ベンザルコニウム塩化物、クロロブタノール、ホウ酸、pH調節剤
性状
pH
4.5~5.8
浸透圧比
0.9~1.1
性状
無色~微黄色澄明、無菌水性点眼剤
一般的名称
トロピカミド・フェニレフリン点眼液
禁忌
(次の患者には投与しないこと)
1.
緑内障及び狭隅角や前房が浅いなどの眼圧上昇の素因のある患者[急性閉塞隅角緑内障の発作を起こすおそれがある]
2.
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
効能又は効果
効能又は効果/用法及び用量
診断及び治療を目的とする散瞳と調節麻痺
用法及び用量
散瞳には、通常、1回1~2滴を点眼するか、又は1回1滴を3~5分おきに2回点眼する。調節麻痺には、通常、1回1滴を3~5分おきに2~3回点眼する。
なお、症状により適宜増減する。
使用上の注意
慎重投与
(次の患者には慎重に投与すること)
1.
小児[「小児等への投与」の項参照]
2.
高血圧症の患者[フェニレフリンの血圧上昇作用により症状が増悪するおそれがある]
3.
動脈硬化症の患者[フェニレフリンの血圧上昇作用により症状が増悪するおそれがある]
4.
冠不全又は心不全などの心臓疾患のある患者[フェニレフリンのβ1作用により症状が増悪するおそれがある]
5.
糖尿病の患者[フェニレフリンの糖新生促進作用により症状が増悪するおそれがある]
6.
甲状腺機能亢進症の患者[甲状腺機能亢進症の患者では心悸亢進、頻脈等の交感神経刺激症状がみられることがあり、本剤の投与により症状が増悪するおそれがある]
重要な基本的注意
1.
低出生体重児の眼底検査実施において、徐脈、無呼吸等が起こるとの報告があるので、投与中は観察を十分に行い、慎重に投与すること。[小児等への投与の項参照]
2.
散瞳又は調節麻痺が起こるので、本剤投与中の患者には、散瞳又は調節麻痺が回復するまで自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従事させないよう注意すること。また、サングラスを着用する等太陽光や強い光を直接見ないよう指導すること。
相互作用
併用注意
(併用に注意すること)
1. 薬剤名等
MAO阻害剤
(治療中及び治療後3週間以内)
臨床症状・措置方法
急激な血圧上昇を起こすおそれがある。
機序・危険因子
本剤の代謝酵素を阻害することにより、カテコールアミン感受性が亢進すると考えられている。
2. 薬剤名等
三環系及び四環系抗うつ剤
マプロチリン塩酸塩、クロミプラミン塩酸塩、アモキサピン
臨床症状・措置方法
急激な血圧上昇を起こすおそれがある。
機序・危険因子
交感神経終末でのアドレナリン再取り込みを阻害し、受容体のアドレナリン濃度を上昇させる。
副作用
副作用等発現状況の概要
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
重大な副作用
ショック、アナフィラキシー様症状
(まれに:0.1%未満、ときに:0.1~5%未満、副詞なし:5%以上又は頻度不明)
ショック、アナフィラキシー様症状が起こることがあるので、観察を十分に行い、紅斑、発疹、呼吸困難、血圧低下、眼瞼浮腫等の症状が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
全身症状があらわれた場合には投与を中止すること。
その他の副作用
1. 過敏症
頻度不明
眼瞼炎(眼瞼発赤・腫脹等)、眼瞼皮膚炎、そう痒感、発疹、蕁麻疹
2. 眼
頻度不明
結膜炎(結膜充血・浮腫、眼脂等)、角膜上皮障害、眼圧上昇
3. 消化器
頻度不明
口渇、悪心・嘔吐
4. その他
頻度不明
顔面潮紅、頻脈、血圧上昇、頭痛
副作用が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
全身症状があらわれた場合には投与を中止すること。
高齢者への投与
一般に高齢者では生理機能が低下しているので注意すること。
小児等への投与
小児に投与する場合には全身の副作用が起こりやすいので、観察を十分に行い、慎重に投与すること。
特に低出生体重児では徐脈、無呼吸等が起こるとの報告があるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。なお、必要に応じて本剤を希釈して使用することが望ましい。
適用上の注意
1. 投与経路
点眼用にのみ使用すること。
2. 投与時
(1)
点眼に際しては原則として患者は仰臥位をとり、患眼を開瞼して結膜嚢内に点眼し、1~5分間閉瞼し、涙嚢部を圧迫