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Finibax(Doripenem Hydrate for injection)注射用多尼培南
2015-06-13 22:29:13 来源: 作者: 【 】 浏览:453次 评论:0

Finibax(Doripenem Hydrate for injection)注射用多尼培南 フィニバックス点滴静注用0.25g/フィニバックス点滴静注用0.5g/フィニバックスキット点滴静注用0.25g

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多尼培南(Doripenem,S-4661)为日本盐也义公司开发的碳青酶烯类新广谱抗生素,具有抗菌谱广、对绝大多数β-内酰胺酶稳定的特点。目前本品在日本已完成Ⅲ期临床研究,已于2005年7月25日在日本取得药品生产许可。2003年5月,盐也义公司与Peninsula Pharmaceuticals Inc公司达成协议,Peninsula Pharmaceuticals Inc公司获得本品在北美的市场开发权利。本品已经获得美国
FDA的快速审批待遇,用于治疗医院获得性肺炎,包括呼吸器相关性肺炎(VAP)。
2007年10月15日,美国FDA批准了强生公司的多尼培南 (doripenem,Doribax) 注射剂用于治疗复杂性腹内感染与复杂性尿道感染如肾盂肾炎,规格为500mg。本品对广范的革兰阳性菌与革兰阴性菌都有抗菌作用,包括能引起严重感染的假单胞菌属。
强生公司从日本盐野义公司获得了该药的开发上市权,多尼培南已于2005年9月在日本上市,商品名为Finibax。
药理作用特点
多尼培南的抗菌机理与其他β-内酰胺抗生素相同,通过与细菌青霉素结合蛋白(penicillin binding proteins,PBPs)结合抑制细菌细胞壁合成。本品与S. aureus、 E. coli、 P. aeruginosa 及其他敏感菌PBPs具有极高的亲和力。多尼培南对绝大多数β-内酰胺酶稳定,包括青霉素酶、头孢菌素酶以及超广谱β-内酰胺酶(ESBLs)。多尼培南对人脱氢肽酶(DHP-1)稳定,在体内不被DHP-1水解,可单独使用。
多尼培南对厌氧或需氧的革兰氏阳性和革兰氏阴性细菌都有强大的抗菌活性。总体上多尼培南的抗菌活性与伊米培南、美罗培南以及ertapenem相当。但多尼培南对金黄色葡萄球菌、铜绿假单胞菌以及耐青霉素的肺炎链球菌的活性明显强于美罗培南。体外研究显示:多尼培南对耐甲氧西林葡萄球菌和链球菌的活性与伊米培南相当,MIC90值为0.5mg/ml或更低;对肠杆菌、嗜血流感杆菌以及Moraxella catarrhalis菌科细菌具有很高的活性,MIC90值为0.032~0.5mg/ml;对伊米培南耐药Pseudomonas aeruginosa菌也有较好的抗菌作用,MIC90值为8mg/ml,强于meropenem, biapenem, cefpirome, and ceftazidime;多尼培南对ceftazidime-, ciprofloxacin-, and gentamicin耐药菌也有很好的抗菌效果。多尼培南对临床分离的常见妇科及产科感染细菌有很好的抗菌作用,MIC50和MIC90分别为0.25和1mg/ml,对这些细菌子宫感染的大鼠具有良好的治疗作用,提示多尼培南应用于临床妇科及产科的前景。
多尼培南对来自人、犬、猪、豚鼠、大鼠、小鼠以及兔的DHP-1均稳定,动物模型研究显示,小鼠皮下注射多尼培南后可以达到很高的血药水平,对革兰氏阳性以及革兰氏阴性细菌(包括耐药细菌)感染小鼠模型有很好的保护作用。

多尼培南临床研究显示:本品在人体内稳定,不受人DHP-1酶影响,静脉注射125mg的半衰期(t1/2)为0.85h,主要经尿液排除,24h尿中药物回收率为75%,其药代动力学特点与美罗培南相似,不受多剂量给药影响。 250mg~1000mg,每天给药一次、两次或三次,对复杂性尿路感染和慢性呼吸道感染的有效率为93.8%~95.2,细菌清除率为87.5%~98.2%,显示本品良好的抗菌作用。 

作成又は改訂年月

**2013年3月改訂(第13版,薬食安通知等に基づく使用上の注意の項の改訂)

*2012年5月改訂

日本標準商品分類番号

876139

日本標準商品分類番号等

効能又は効果追加承認年月(最新)
2012年5月

国際誕生年月
2005年7月

薬効分類名

カルバペネム系抗生物質製剤

承認等

販売名
フィニバックス点滴静注用0.25g

販売名コード

YJコード
6139402D1032

承認・許可番号

承認番号
22300AMX00576
欧文商標名
FINIBAX

薬価基準収載年月

2011年11月

販売開始年月

2005年9月

貯法・使用期限等

貯 法

室温保存(「取扱い上の注意」の項参照)

使用期限

外箱等に表示(使用期間3年)

規制区分

処方せん医薬品注1)

注1) 注意-医師等の処方せんにより使用すること
組成

成分・含量

1瓶中
ドリペネム水和物0.25g(力価)

性状

性状・剤形

白色~微黄褐白色の結晶性の粉末である。(注射剤)

pH

4.5~6.0
10mg(力価)/mL水溶液

浸透圧比〔生理食塩液に対する比〕

約1
2.5mg(力価)/mL生理食塩液

販売名
フィニバックス点滴静注用0.5g

販売名コード

YJコード
6139402D2020

承認・許可番号

承認番号
22300AMX00625
欧文商標名
FINIBAX

薬価基準収載年月

2011年9月

販売開始年月

2011年11月

貯法・使用期限等

貯 法

室温保存(「取扱い上の注意」の項参照)

使用期限

外箱等に表示(使用期間3年)

規制区分

処方せん医薬品注1)

注1) 注意-医師等の処方せんにより使用すること
組成

成分・含量

1瓶中
ドリペネム水和物0.5g(力価)
性状

性状・剤形

白色~微黄褐白色の結晶性の粉末である。(注射剤)

pH

4.5~6.0
10mg(力価)/mL水溶液

浸透圧比〔生理食塩液に対する比〕

約1
5mg(力価)/mL生理食塩液

販売名
フィニバックスキット点滴静注用0.25g

販売名コード

YJコード
6139402G1039

承認・許可番号

承認番号
22300AMX00577
欧文商標名
FINIBAX

薬価基準収載年月

2011年11月

販売開始年月

2006年6月

貯法・使用期限等

貯 法

室温保存(「取扱い上の注意」の項参照)

使用期限

外箱等に表示(使用期間3年)

規制区分

処方せん医薬品注1)

注1) 注意-医師等の処方せんにより使用すること

組成

成分・含量

1キット中
ドリペネム水和物0.25g(力価)

性状

性状・剤形

白色~微黄褐白色の結晶性の粉末である。(注射剤)

pH

4.5~6.0
2.5mg(力価)/mL生理食塩液

浸透圧比〔生理食塩液に対する比〕

約1
2.5mg(力価)/mL生理食塩液

添付溶解液

1キット中
日局生理食塩液100mL
 
キット:1つのプラスチック容器に隔壁を設けて,上室に薬剤,下室に溶解液を充てんした注射剤

一般的名称

注射用ドリペネム水和物

禁忌

(次の患者には投与しないこと)

1. 本剤の成分によるショックの既往歴のある患者
2. バルプロ酸ナトリウムを投与中の患者[てんかんの発作が再発するおそれがある。(「相互作用」の項参照)]

原則禁忌

(次の患者には投与しないことを原則とするが、特に必要とする場合には慎重に投与すること)

本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

*効能・効果

<適応菌種>

ドリペネムに感性のブドウ球菌属,レンサ球菌属,肺炎球菌,腸球菌属(エンテロコッカス・フェシウムを除く),モラクセラ(ブランハメラ)・カタラーリス,大腸菌,シトロバクター属,クレブシエラ属,エンテロバクター属,セラチア属,プロテウス属,モルガネラ・モルガニー,プロビデンシア属,インフルエンザ菌,緑膿菌,アシネトバクター属,ペプトストレプトコッカス属,バクテロイデス属,プレボテラ属

<適応症>

○ 敗血症,感染性心内膜炎

○ 深在性皮膚感染症,リンパ管・リンパ節炎

○ 外傷・熱傷及び手術創等の二次感染

○ 骨髄炎,関節炎

○ 咽頭・喉頭炎,扁桃炎(扁桃周囲炎,扁桃周囲膿瘍を含む)

○ 肺炎,肺膿瘍,膿胸,慢性呼吸器病変の二次感染

○ 複雑性膀胱炎,腎盂腎炎,前立腺炎(急性症,慢性症),精巣上体炎(副睾丸炎)

○ 腹膜炎,腹腔内膿瘍

○ 胆嚢炎,胆管炎,肝膿瘍

○ 子宮内感染,子宮付属器炎,子宮旁結合織炎

○ 化膿性髄膜炎

○ 眼窩感染,角膜炎(角膜潰瘍を含む),眼内炎(全眼球炎を含む)

○ 中耳炎

○ 顎骨周辺の蜂巣炎,顎炎

*用法・用量

通常,成人にはドリペネムとして1回0.25g(力価)を1日2回又は3回,30分以上かけて点滴静注する。

なお,年齢・症状に応じて適宜増減するが,重症・難治性感染症には,1回0.5g(力価)を1日3回投与し,増量が必要と判断される場合に限り1回量として1.0g(力価),1日量として3.0g(力価)まで投与できる。

通常,小児にはドリペネムとして1回20mg(力価)/kgを1日3回,30分以上かけて点滴静注する。

なお,年齢・症状に応じて適宜増減するが,重症・難治性感染症には,1回40mg(力価)/kgまで増量することができる。ただし,投与量の上限は1回1.0g(力価)までとする。

用法・用量に関連する使用上の注意

1. 注射液の調製方法

(1) フィニバックス点滴静注用0.25g(力価)10mL容量瓶,フィニバックス点滴静注用0.5g(力価)20mL容量瓶
通常,生理食塩液100mLを用いて,よく振盪して溶解する。注射用水は溶液が等張とならないため使用しないこと。また,L-システイン及びL-シスチンを含むアミノ酸製剤と配合すると,著しく力価が低下するので,配合しないこと。

(2) フィニバックスキット点滴静注用0.25g(力価)
溶解液(日局生理食塩液)部分を手で押して隔壁を開通させ,更に溶解液部分を繰り返し押して薬剤を完全に溶解する。
(詳しい溶解方法については,キット製品の外袋及びカバーシートに記載の溶解操作方法を参照のこと。)

2. 高度の腎障害のある患者では,投与量を減らすか,投与間隔をあけるなど患者の状態を十分に観察し,慎重に投与すること。
腎機能障害患者への投与に際しては,下表を目安に投与量を調節すること。[「慎重投与」及び「薬物動態」の項参照]

  

3. 本剤の使用にあたっては,耐性菌の発現等を防ぐため,原則として感受性を確認し,疾病の治療上必要な最小限の期間の投与にとどめること。
4. 本剤の使用に際しては,投与開始後3日を目安として更に継続投与が必要か判定し,投与中止又はより適切な他剤に切り替えるべきか検討を行うこと。

**,*使用上の注意

慎重投与
(次の患者には慎重に投与すること)

1. ドリペネムに関する注意

(1) カルバペネム系,ペニシリン系又はセフェム系抗生物質に対し過敏症の既往歴のある患者
(2) 本人又は両親,兄弟に気管支喘息,発疹,蕁麻疹等のアレルギー症状を起こしやすい体質を有する患者
(3) 高度の腎障害のある患者[血中からの消失が遅延する。また,痙攣,意識障害等の中枢神経症状が起こりやすい。(「用法・用量に関連する使用上の注意」,「重大な副作用」及び「薬物動態」の項参照)]
(4) 肝障害のある患者[肝障害が悪化するおそれがある。]
(5) 経口摂取の不良な患者又は非経口栄養の患者,全身状態の悪い患者[ビタミンK欠乏症状があらわれることがあるので観察を十分に行うこと。]
(6) 高齢者[「高齢者への投与」の項参照]
(7) てんかんの既往歴あるいは中枢神経障害を有する患者[痙攣,意識障害等の中枢神経症状が起こりやすい。(「重大な副作用」の項参照)]

2. 生理食塩液に関する注意

(1) 心臓,循環器系機能障害のある患者[ナトリウムの負荷及び循環血液量を増すことから心臓に負担をかけ,症状が悪化するおそれがある。]
(2) 腎障害のある患者[水分,塩化ナトリウムの過剰投与に陥りやすく,症状が悪化するおそれがある。]

重要な基本的注意

1. 本剤によるショック,アナフィラキシーの発生を確実に予知できる方法がないので,次の措置をとること。

(1) 事前に既往歴等について十分な問診を行うこと。なお,抗生物質等によるアレルギー歴は必ず確認すること。
(2) 投与に際しては,必ずショック等に対する救急処置のとれる準備をしておくこと。
(3) 投与開始から投与終了後まで,患者を安静の状態に保たせ,十分な観察を行うこと。特に,投与開始直後は注意深く観察すること。

2. 発疹等の副作用の発現には特に注意し,症状が発現した時には,他剤に切り替えるなど適切な処置を講じること。なお,継続使用にあたっても,引き続き副作用症状に注意すること。

相互作用

併用禁忌

(併用しないこと)

1.

薬剤名等
バルプロ酸ナトリウム
 デパケン,バレリン,ハイセレニン等

臨床症状・措置方法
バルプロ酸の血中濃度が低下し,てんかんの発作が再発するおそれがある。

機序・危険因子
機序は不明
副作用

副作用等発現状況の概要

<成人>
承認時における安全性評価対象例835例中,副作用は37例(4.4%)に認められた。主なものは,下痢6例(0.7%),発疹5例(0.6%)であった。また,臨床検査値の異常変動は,検査を実施した安全性評価対象例818例中,195例(23.8%)に認められた。主なものは,ALT(GPT)上昇102例/806例(12.7%),AST(GOT)上昇78例/807例(9.7%)であった。
重症・難治性感染症患者を対象とした1回1.0g(力価)1日3回投与による臨床試験の安全性評価対象例101例中,臨床検査値異常を含む副作用は42例(41.6%)に認められた。主なものは,ALT(GPT)上昇14例(13.9%),AST(GOT)上昇13例(12.9%),γ-GTP上昇9例(8.9%),下痢9例(8.9%),Al-P上昇7例(6.9%)であった。
<小児>
承認時における安全性評価対象例107例中,臨床検査値異常を含む副作用は30例(28.0%)に認められた。主なものは,下痢14例(13.1%),血小板増多6例(5.6%),ALT(GPT)上昇6例(5.6%)であった。
重大な副作用
1. ショック,アナフィラキシー(頻度不明):ショック,アナフィラキシーを起こすことがあるので,観察を十分に行い,不快感,口内異常感,喘鳴,眩暈,便意,耳鳴,発汗等があらわれた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。
2. 偽膜性大腸炎(0.1~1%):偽膜性大腸炎等の血便を伴う重篤な大腸炎があらわれることがあるので,腹痛,頻回の下痢があらわれた場合には直ちに投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
3. 肝機能障害,黄疸(頻度不明):肝機能障害,黄疸があらわれることがあるので,定期的に検査を行うなど観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。
4. 急性腎不全(頻度不明):急性腎不全等の重篤な腎障害があらわれることがあるので,定期的に検査を行うなど観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。
5. 汎血球減少症,無顆粒球症,白血球減少,血小板減少(頻度不明):汎血球減少症,無顆粒球症,白血球減少,血小板減少があらわれることがあるので,定期的に血液検査を行うなど観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。
6. 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN),皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(頻度不明):中毒性表皮壊死融解症,皮膚粘膜眼症候群があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。
7. 間質性肺炎(頻度不明):間質性肺炎があらわれることがあるので,観察を十分に行い,発熱,咳嗽,呼吸困難等の異常が認められた場合には速やかに胸部X線検査等を実施し,間質性肺炎が疑われる場合には投与を中止し,副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。
8. 痙攣,意識障害(頻度不明):痙攣,意識障害等の中枢神経症状があらわれることがあるので,観察を十分に行い,このような症状があらわれた場合には直ちに投与を中止し,適切な処置を行うこと。特に腎障害や,脳血管障害等の中枢神経障害のある患者に起こりやすいので,投与する場合には注意すること。

重大な副作用(類薬)

1. 溶血性貧血:他のカルバペネム系抗生物質で,溶血性貧血があらわれることが報告されているので,定期的に血液検査を行うなど観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。
2. 肺好酸球増加症(PIE症候群):他のカルバペネム系抗生物質で,発熱,咳嗽,呼吸困難,胸部X線異常,好酸球増多等を伴う肺好酸球増加症(PIE症候群)があらわれることが報告されているので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。
3. 血栓性静脈炎:他のカルバペネム系抗生物質で,血栓性静脈炎があらわれることが報告されているので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。

その他の副作用

次のような副作用があらわれた場合には,必要に応じて,減量又は投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

過敏症注1
0.5~5%未満 
発疹

過敏症注1
0.5%未満 
そう痒,発熱,発赤,蕁麻疹

血液
0.5~5%未満 
顆粒球減少,血小板増多,好酸球増多

血液
0.5%未満 
貧血(赤血球減少,ヘモグロビン減少,ヘマトクリット減少),血小板減少,好塩基球増多

肝臓
5%以上 
AST(GOT)上昇,ALT(GPT)上昇

肝臓
0.5~5%未満 
LDH上昇,Al-P上昇,γ-GTP上昇,LAP上昇,ビリルビン上昇

腎臓
0.5%未満 
BUN上昇

腎臓
頻度不明 
血清クレアチニン上昇

消化器
0.5~5%未満 
下痢

消化器
0.5%未満 
嘔気,嘔吐,胃不快感,腹痛

消化器
頻度不明 
食欲不振

精神神経系
0.5%未満 
しびれ感,振戦

菌交代症
0.5%未満 
口内炎

菌交代症
頻度不明 
カンジダ症

ビタミン欠乏症
頻度不明 
ビタミンK欠乏症状(低プロトロンビン血症,出血傾向等),ビタミンB群欠乏症状(舌炎,口内炎,食欲不振,神経炎等)

その他
0.5~5%未満 
血清カリウム上昇

その他
0.5%未満 
頭痛,倦怠感,ほてり,注射部位血管痛

その他
頻度不明 
電解質異常(血清カリウム,血清ナトリウム,血清クロール)

注1:症状があらわれた場合には投与を中止すること。

高齢者への投与

1. 本剤は腎排泄型の薬剤であり,高齢者では一般に生理機能が低下していることが多いので,用量並びに投与間隔に留意するなど患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。
2. 高齢者では,ビタミンK欠乏による出血傾向があらわれることがある。

妊婦,産婦,授乳婦等への投与

1. 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には,治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない。]
2. 投与中は授乳を避けさせること。[動物試験(ラット)で母乳中へ移行することが報告されている。]

小児等への投与

低出生体重児,新生児に対する安全性は確立していない。[使用経験がない。]

臨床検査結果に及ぼす影響

1. テステープ反応を除くベネディクト試薬,フェーリング試薬,クリニテストによる尿糖検査では偽陽性を呈することがあるので注意すること。
2. 直接クームス試験陽性を呈することがあるので注意すること。
3. ウロビリノーゲン検査では偽陽性を呈することがあるので注意すること。
適用上の注意
1. 投与経路:本剤は点滴静脈内注射にのみ使用すること。
2. 調製方法:通常,生理食塩液100mLを用いて,よく振盪して溶解する。注射用水は溶液が等張とならないため使用しないこと。また,L-システイン及びL-シスチンを含むアミノ酸製剤と配合すると,著しく力価が低下するので,配合しないこと。
3. 調製時 

(1) 調製後は速やかに使用すること。なお,やむを得ず保存を必要とする場合でも日局生理食塩液に溶解した場合,室温保存では8時間以内に,冷蔵庫保存では24時間以内に使用すること。(「取扱い上の注意」の項参照)
(2) キット製品の場合は残液は決して使用しないこと。
*薬物動態
1. 血漿中濃度

(1) 健康成人
健康成人男性各6例に0.25g(力価),0.5g(力価)及び1.0g(力価)を30分かけて単回点滴静注したときの血漿中濃度及び薬物動態パラメータを図1・表1に示す。反復投与での体内動態は単回投与時とほとんど変わらなかった1)。

 
表1 薬物動態パラメータ参照

(2) 小児患者
小児患者(2ヵ月~13歳)99例に20mg(力価)/kg〔体重25kg以上は0.5g(力価)〕を30分以上かけて点滴静注したときの血漿中濃度(190ポイント)を図2に示す。また,母集団薬物動態解析結果に基づいて推定した薬物曝露量を表2に示す2)。

  

表2 小児における薬物曝露量推定値注1(1日3回投与)参照
(3) 高齢者
健康高齢者(66~69歳)6例に0.25g(力価)を30分かけて単回点滴静注したとき,高齢者では非高齢者に比べて血中からの消失が遅延する傾向が認められるものの,Cmaxに有意な差はみられなかった3)。
表3 薬物動態パラメータ参照

(4) 腎機能障害患者

1) 腎機能障害患者12例に0.25g(力価)を30分かけて単回点滴静注したとき,腎機能の低下に伴い,血中からの消失が遅延する傾向が認められた4)。
表4 薬物動態パラメータ参照

2) 健康成人,腎機能障害患者及び健康高齢者の92例から得られた921ポイントの血漿中濃度について,母集団薬物動態解析を行った。本剤の薬物動態に対する影響因子として,腎機能障害の程度(Ccr)の影響が大きく,Ccrに応じた投与量の調節が必要であると考えられた5)。
Ccr別の1日投与量ごとの曝露量(1日あたりのAUC)を表5に示す。また,Ccrに応じた投与量の調節は,「用法・用量に関連する使用上の注意」のCcr別の1日投与量の目安を参考にすること。
表5 Ccr別の1日投与量ごとの1日あたりのAUC(定常状態)注1参照

(5) 血液透析患者
血液透析患者6例に0.5g(力価)を1時間かけて単回点滴静注したときの血漿中濃度を図3に示す。点滴開始2時間後から4時間かけて透析することにより血液透析未実施の場合と比較してAUCは43%に低下した6)。(外国人によるデータ)

  
2. 分布
皮膚組織,関節液,滑膜,海綿骨,皮質骨,喀痰,前立腺組織,胆汁,胆嚢,腹腔内滲出液,子宮・子宮付属器,骨盤死腔液,前房水,中耳粘膜,口蓋扁桃,中耳分泌物,歯肉,嚢胞,髄液への移行が認められた7),8)。

(参考)乳汁中移行
授乳ラットに[14C]-ドリペネム20mg(力価)/kgを静脈内投与したときの乳汁中放射能濃度は投与30分後に最高濃度に達したが,血漿中放射能濃度の約1/6であった9)。

3. 代謝・排泄

(1) 主として糸球体ろ過及び尿細管分泌により腎から尿中に排泄される。健康成人男性6例に0.25g(力価),0.5g(力価)及び1.0g(力価)を単回点滴静注したときの尿中排泄率は,投与量に関係なく,24時間までに未変化体として約75%,βラクタム環が開裂したジカルボン酸体(主代謝物)を含めると約90%であった1)。
(2) ヒト腎デヒドロペプチダーゼ-Iに安定性を示す10)。

4. その他
血清蛋白結合率:0.5g(力価)1日2回反復投与試験において限外ろ過法にて測定した血清蛋白結合率は約9%であった1)。

薬物動態の表

表1 薬物動態パラメータ

 

投与量〔g(力価)〕  n Cmax(μg/mL)  AUC0-12
(μg・hr/mL) 
T1/2(β)
(hr) 
0.25  18.1±1.9  20.26±3.48  0.90±0.08 
0.5  33.1±4.8  34.38±2.23  0.86±0.04 
1.0  63.0±5.1  75.52±5.89  0.98±0.09 

(測定法:bioassay)(mean±S.D.)

表2 小児における薬物曝露量推定値注1(1日3回投与)

 

 
投与量注2〔mg(力価)/kg〕  n Cmax(μg/mL)  1日あたりのAUC
(μg・hr/mL) 
20  99  30.5±2.6  140.6±23.1 

注1:NONMEM(R)を用いて推定
注2:体重25kg以上は0.5g(力価)
(mean±S.D.)

表3 薬物動態パラメータ

 

 
   投与量
〔g(力価)〕 
n Cmax
(μg/mL) 
AUC0-24
(μg・hr/mL) 
T1/2(β)
(hr) 
高齢者  0.25  17.5±2.5  25.72±4.62  1.43±0.19 
非高齢者  0.25  18.1±1.9  20.26±3.48注1 0.90±0.08 

注1:AUC0-12
(測定法:bioassay)(mean±S.D.)

表4 薬物動態パラメータ

 

 
Ccr
(mL/min) 
n Cmax
(μg/mL) 
AUC0-24
(μg・hr/mL) 
T1/2(β)
(hr) 
50≦Ccr<70  21.9±1.3  40.55±5.89  1.98±0.38 
30≦Ccr<50  21.2±4.6  48.21±13.41  2.16±0.32 
Ccr<30  17.9  64.31  3.56 

Ccr:クレアチニンクリアランス
(測定法:bioassay,HPLC)(mean±S.D.)

表5 Ccr別の1日投与量ごとの1日あたりのAUC(定常状態)注1

 

 
Ccr
(mL/min) 
1日投与量ごとの1日あたりのAUC(μg・hr/mL)
0.25g×2回 
1日投与量ごとの1日あたりのAUC(μg・hr/mL)
0.25g×3回 
1日投与量ごとの1日あたりのAUC(μg・hr/mL)
0.5g×2回 
1日投与量ごとの1日あたりのAUC(μg・hr/mL)
0.5g×3回 
1日投与量ごとの1日あたりのAUC(μg・hr/mL)
1.0g×2回 
1日投与量ごとの1日あたりのAUC(μg・hr/mL)
1.0g×3回 
105≦Ccr  34.7
(28.2-42.5) 
52.3
(42.7-64.3) 
69.4
(56.4-85.5) 
104
(84.4-129) 
139
(113-172) 
209
(170-256) 
70≦Ccr
<105 
41.3
(31.7-54.7) 
62.2
(47.4-82.3) 
82.7
(62.9-110) 
124
(95.0-165) 
165
(126-218) 
250
(191-331) 
50≦Ccr<70  58.2
(44.8-76.0) 
87.5
(67.5-115) 
117
(90.3-153) 
175
(135-229) 
233
(181-305) 
349
(271-459) 
30≦Ccr<50  82.9
(61.3-117) 
124
(91.3-176) 
166
(122-235) 
250
(182-346) 
332
(246-472) 
498
(368-700) 
Ccr<30  145
(95.9-269) 
215
(141-397) 
293
(189-518) 
433
(285-798) 
587
(378-1050) 
872
(574-1580) 

 Ccr:クレアチニンクリアランス
注1:中央値(90%予測範囲),母集団薬物動態解析パラメータ(NONMEM(R)を用いて推定)によるシミュレーション結果

*臨床成績

1. 成人
承認時における臨床試験での有効性評価対象例は734例であり,有効率は93.2%(684例)であった11)。

表6 臨床成績参照

重症・難治性感染症患者を対象とした1回1.0g(力価)1日3回投与による臨床試験で登録された101例のうち,本剤1回1.0g(力価)1日3回投与が必要となる重症・難治性感染症患者で,かつ本剤単独での有効性評価が可能な症例を選択した結果,有効性評価対象例は73例となり,有効率は75.3%(55例)であった12),13)。

表7 臨床成績〔1回1.0g(力価)1日3回投与〕参照

2. 小児
承認時における臨床試験での有効性評価対象例は100例であり,有効率は97.0%(97例)であった7),14)。

表8 臨床成績参照

臨床成績の表
表6 臨床成績

 

疾患名  有効例数/有効性評価対象例数  有効率(%) 
敗血症,感染性心内膜炎   11/11  100 
深在性皮膚感染症,リンパ管・リンパ節炎   19/19  100 
外科領域感染症
外傷・熱傷及び手術創等の二次感染  
20/22  90.9 
整形外科領域感染症
骨髄炎,関節炎  
6/6  - 
呼吸器感染症
咽頭・喉頭炎,扁桃炎(扁桃周囲炎,扁桃周囲膿瘍を含む),肺炎,肺膿瘍,膿胸,慢性呼吸器病変の二次感染  
299/326  91.7 
尿路感染症
複雑性膀胱炎,腎盂腎炎,前立腺炎(急性症,慢性症),精巣上体炎(副睾丸炎)  
198/209  94.7 
腹腔内感染症
腹膜炎,腹腔内膿瘍  
33/35  94.3 
肝・胆道感染症
胆嚢炎,胆管炎,肝膿瘍  
22/24  91.7 
産婦人科領域感染症
子宮内感染,子宮付属器炎,子宮旁結合織炎  
32/37  86.5 
眼科領域感染症
眼窩感染,角膜炎(角膜潰瘍を含む),眼内炎(全眼球炎を含む)  
15/15  100 
耳鼻科領域感染症
中耳炎  
5/6  - 
歯科・口腔外科領域感染症
顎骨周辺の蜂巣炎,顎炎  
24/24  100 

表7 臨床成績〔1回1.0g(力価)1日3回投与〕

 

 
疾患名  有効例数/有効性評価対象例数  有効率(%) 
敗血症  27/39  69.2 
肺炎  15/19  78.9 
腹膜炎,腹腔内膿瘍  12/14  85.7 
手術創の二次感染  1/1  - 

表8 臨床成績

 

 
疾患名  有効例数/有効性評価対象例数  有効率(%) 
敗血症  5/5  - 
リンパ管・リンパ節炎   2/2  - 
呼吸器感染症
咽頭・喉頭炎,扁桃炎(扁桃周囲炎,扁桃周囲膿瘍を含む),肺炎  
61/63  96.8 
尿路感染症
腎盂腎炎  
11/11  100 
化膿性髄膜炎  6/6注1 - 
耳鼻科領域感染症
中耳炎  
8/8  - 
歯科・口腔外科領域感染症
顎骨周辺の蜂巣炎  
4/5 

注1:本剤単剤での評価が可能であった症例は6例中2例であり,他の4例はセフェム系抗生物質との併用療法での評価症例である。
薬効薬理
1. 薬理作用
好気性のグラム陽性菌,グラム陰性菌及び嫌気性菌に対して,幅広い抗菌スペクトルを有し,特に緑膿菌に対しては既存のカルバペネム系抗生物質に比べ強い抗菌力を有する15)。

2. 作用機序
細菌の細胞壁合成酵素であるペニシリン結合蛋白(PBP)に結合し,細菌の細胞壁合成阻害により抗菌作用を発揮し,その作用は殺菌的である。

黄色ブドウ球菌ではPBP1に,緑膿菌ではPBP2,3に,大腸菌ではPBP2に高い結合親和性を示した15)。
有効成分に関する理化学的知見

一般的名称:ドリペネム水和物(JAN)
Doripenem Hydrate

略号:DRPM

化学名:(+)-(4R,5S,6S)-6-[(1R)-1-Hydroxyethyl]-4-methyl-7-oxo-3-[[(3S,5S)-5-[(sulfamoylamino)methyl]-3-pyrrolidinyl]thio]-1-azabicyclo[3.2.0]hept-2-ene-2-carboxylic acid monohydrate

分子式:C15H24N4O6S2・H2O

分子量:438.52

化学構造式:  

性状:白色~微黄褐白色の結晶性の粉末である。
水にやや溶けにくく,メタノールに溶けにくく,エタノール(99.5)にほとんど溶けない。

融点:明確な融点を示さない。(140℃以上で徐々に着色する。)

分配係数:0.002[1-オクタノール/水]

取扱い上の注意

1. キット製品では,下記の点に注意すること。

(1) 製品の品質を保持するため,本品を包んでいる外袋は使用時まで開封しないこと。
(2) 次の場合には使用しないこと。

1) 外袋が破損しているときや溶解液が漏出しているとき。
2) 隔壁の開通前に薬剤が溶解しているとき。
3) 薬剤が変色しているときや,薬剤溶解前に溶解液が着色しているとき。

(3) 容器の液目盛りはおよその目安として使用すること。

2. 生理食塩液溶解時の安定性
0.25g製剤1瓶及び1キットを生理食塩液100mLに溶解したときの含量を表9に示す。

  
3. 主な輸液製剤との配合変化
0.25g製剤1瓶を主な輸液製剤に溶解したときの含量を表10に示す16)。
包装

フィニバックス点滴静注用0.25g:10瓶(10mL容量瓶)

フィニバックス点滴静注用0.5g:10瓶(20mL容量瓶)

フィニバックスキット点滴静注用0.25g:10キット

*主要文献

〔文献請求番号〕

1)
中島光好ほか:日本化学療法学会雑誌,2005,53(S-1),104〔200501276〕

2)
社内資料(小児患者における薬物動態)〔201101349〕

3)
中島光好ほか:日本化学療法学会雑誌,2005,53(S-1),124〔200501277〕

4)
上原慎也ほか:日本化学療法学会雑誌,2005,53(S-1),130〔200501278〕

5)
社内資料(母集団薬物動態解析)〔201100103〕

6)
社内資料(血液透析患者における薬物動態)〔201100104〕

7)
社内資料(国内第3相試験(化膿性髄膜炎))〔201101351〕

8)
塩野義製薬集計;荒田次郎ほか:日本化学療法学会雑誌,2005,53(S-1),303〔200501272〕を含む10文献

9)
社内資料(ラットにおける乳汁移行性)〔200501112〕

10)
山野佳則ほか:日本化学療法学会雑誌,2005,53(S-1),92〔200501279〕

11)
塩野義製薬集計;齊藤厚ほか:日本化学療法学会雑誌,2005,53(S-1),157〔200501261〕を含む17文献

12)
社内資料(国内第3相試験(高用量・血液内科))〔201100101〕

13)
社内資料(国内第3相試験(高用量・血液内科以外))〔201100102〕

14)
社内資料(国内第3相試験(一般感染症))〔201101350〕

15)
藤村亨滋ほか:日本化学療法学会雑誌,2005,53(S-1),57〔200501281〕

16)
社内資料(フィニバックスの配合変化表)
文献請求先

主要文献に記載の社内資料につきましても下記にご請求ください。

塩野義製薬株式会社 医薬情報センター

〒541-0045大阪市中央区道修町3丁目1番8号

電話0120-956-734

FAX 06-6202-1541

http://www.shionogi.co.jp/med/

製造販売業者等の氏名又は名称及び住所

製造販売元
塩野義製薬株式会社

〒541-0045大阪市中央区道修町3丁目1番8号  

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