DIACOMIT(stiripentol)司替戊醇细粒ディアコミットドライシロップ分包250mg/ディアコミットドライシロップ分包500mg/DIACOMIT(stiripentol)司替戊醇胶囊,ディアコミットカプセル250mg
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癫痫是一类脑部的慢性疾病,是由自发性的,相信大家对癫痫也是相当了解了,癫痫反复发作的不正常脑部高频放电,并向周围扩散而致抽搐。发作时伴有EEG异常。病因多种多样,可为脑外伤,脑肿瘤,中毒等,也有不少原因不明。
目前治疗癫痫的药物有很多,可有效治疗癫痫的药物其中之一是司替戊醇,下面有请专家为我们介绍关于司替戊醇的相关知识:
司替戊醇明显改善EEG,消除发作前兆,有时可恢复正常。同时降低病灶和其周围脑组织兴奋阈值。
司替戊醇与GABAA受体复合物结合,增强GABA介导的抑制作用;延长氯离子通道开放时间,易化GABA的抑制作用;尚有钠离子通道的阻滞作用,可以抑制癫痫的病情发展。
作用与作用机制:
研究表明,本品的抗癫痫作用较弱。但当其与其他抗癫痫药物合用时,能起到协同时作用,而降低这些药物的副作用。
药动学:
司替戊醇口服吸收不完全,并经过肝脏的道过效应,因而其口服后的生物利用度只有约20%。血浆蛋白结合率高达99%以上。几乎完全以代谢产物从尿中排泄。
注意事项:
主要为失眠、偶发性的精神反应、以及胃肠道障碍等。
临床应用:
用于治疗各型癫痫发作。
用法计量:
口服:成人,每日50mg/kg。
除小发作外都有效,主要用于5岁以下的小儿大发作,新生儿发作及高热惊厥。
抗癫痫药需长期用药,药量应从小剂量开始,以刚能控制发作为好。除顽固病例外,以单一用药为主。停药应慎重,须控制发作最少二年后(2-5年),脑电图正常。
首选药控制率近50%,二选药再控制约13%,以后每种药物可增加3%,但大多难于完全控制发作。
由于目前出现了越来越多治疗癫痫的药物,因此,患者在选用药物时一定要慎重。不要听说哪种药物治疗的效果好就用那种药物,这是错误的。在选用药物时要先结合自身的情况,然后再进行选择。

作成又は改訂年月
** 2013年12月改訂(第3版 「新医薬品の投薬期間制限に関する情報」削除)
* 2012年11月改訂
日本標準商品分類番号
871139
薬効分類名
抗てんかん剤
承認等
販売名
ディアコミットドライシロップ分包250mg
販売名コード
1139011R1025
承認・許可番号
承認番号
22400AMX01395000
欧文商標名
DIACOMIT DRYSYRUP250mg
薬価基準収載年月
*2012年11月
販売開始年月
*2012年11月
貯法・使用期限等
貯法
室温保存
使用期限
外箱に最終年月表示
規制区分
劇薬
処方せん医薬品注1)
注1)注意-医師等の処方せんにより使用すること
組成
ディアコミットドライシロップ分包250mgは、1包中に下記の成分を含有する。
有効成分
スチリペントール 250mg
添加物
ポビドン、デンプングリコール酸ナトリウム、デキストリン、赤色3号、酸化チタン、アスパルテーム(L-フェニルアラニン化合物)、カルメロースナトリウムEP、ヒドロキシエチルセルロース
香料、バニリン
性状
1包中の重量(mg)
846
剤形
ドライシロップ剤
性状
ごくうすい帯赤白色の顆粒
分包品
におい
芳香
販売名
ディアコミットドライシロップ分包500mg
販売名コード
1139011R2021
承認・許可番号
承認番号
22400AMX01396000
欧文商標名
DIACOMIT DRYSYRUP500mg
薬価基準収載年月
*2012年11月
販売開始年月
*2012年11月
貯法・使用期限等
貯法
室温保存
使用期限
外箱に最終年月表示
規制区分
劇薬
処方せん医薬品注1)
注1)注意-医師等の処方せんにより使用すること
組成
ディアコミットドライシロップ分包500mgは、1包中に下記の成分を含有する。
有効成分
スチリペントール 500mg
添加物
ポビドン、デンプングリコール酸ナトリウム、デキストリン、赤色3号、酸化チタン、アスパルテーム(L-フェニルアラニン化合物)、カルメロースナトリウムEP、ヒドロキシエチルセルロース
香料、バニリン
性状
1包中の重量(mg)
1692
剤形
ドライシロップ剤
性状
ごくうすい帯赤白色の顆粒
分包品
におい
芳香
販売名
ディアコミットカプセル250mg
販売名コード
1139011M1028
承認・許可番号
承認番号
22400AMX01397000
欧文商標名
DIACOMIT CAPSULES250mg
薬価基準収載年月
*2012年11月
販売開始年月
*2012年11月
貯法・使用期限等
貯法
室温保存
使用期限
外箱に最終年月表示
規制区分
劇薬
処方せん医薬品注1)
注1)注意-医師等の処方せんにより使用すること
組成
ディアコミットカプセル250mgは、1カプセル中に下記の成分を含有する。
有効成分
スチリペントール 250mg
添加物
ポビドン、デンプングリコール酸ナトリウム、ステアリン酸マグネシウム
カプセル本体:ゼラチン、酸化チタン、赤色3号、青色2号
性状
剤形
硬カプセル剤
色
明るい帯紫赤色
外形
重量(g)
約0.32
カプセル番号
2
一般的名称
スチリペントール製剤
禁忌
(次の患者には投与しないこと)
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
効能又は効果
効能又は効果/用法及び用量
クロバザム及びバルプロ酸ナトリウムで十分な効果が認められないDravet症候群患者における間代発作又は強直間代発作に対するクロバザム及びバルプロ酸ナトリウムとの併用療法
用法及び用量
通常、1歳以上の患者には、スチリペントールとして1日50mg/kgを1日2~3回に分割して食事中又は食直後に経口投与する。投与は1日20mg/kgから開始し、1週間以上の間隔をあけ10mg/kgずつ増量する。ただし、体重50kg以上の患者には、スチリペントールとして1日1000mgから投与を開始し、1週間以上の間隔をあけ500mgずつ増量する。
なお、1日最大投与量は50mg/kg又は2500mgのいずれか低い方を超えないこととする。
用法及び用量に関連する使用上の注意
1.
本剤は単独では投与せず、クロバザム及びバルプロ酸ナトリウムと併用して投与すること。[本剤単独投与での使用経験はない。(【薬物動態】、【臨床成績】及び【薬効薬理】の項参照)]
2.
本剤はクロバザム及びバルプロ酸ナトリウムの代謝を阻害するため、本剤の投与開始又は増量により食欲減退、傾眠、ふらつき等が認められた場合には、各薬剤の血中濃度推移等を確認し、クロバザム及びバルプロ酸ナトリウムの減量についても考慮すること。[【薬物動態】の項参照]
3.
本剤の吸収は食事の影響を受けやすく、有効性及び安全性は食事中又は食直後投与により確認されていることから、必ず食事中又は食直後に服用するよう指導すること。[吸収が低下し、作用が減弱するおそれがある。(【薬物動態】及び【臨床成績】の項参照)]
4.
カプセル剤ではドライシロップ剤と比較してCmaxが低くなるので、切り替える場合には、血中濃度を測定するなど、患者の状態を十分に観察すること。[【薬物動態】の項参照]
5.
肝機能障害又は腎機能障害を有する患者に投与する場合には、低用量から開始し、本剤及び併用抗てんかん薬の血中濃度測定を行い、患者の状態を慎重に観察しながら徐々に増量すること。[「慎重投与」の項参照]
6.
ドライシロップ剤は用時懸濁して経口投与すること。[「適用上の注意」の項参照]
使用上の注意
慎重投与
(次の患者には慎重に投与すること)
1.
肝機能障害、腎機能障害のある患者[本剤及び本剤の代謝物の血中濃度が上昇すると考えられている。肝機能障害、腎機能障害を悪化させるおそれがある。(「重要な基本的注意」及び「その他の注意」の項参照)]
2.
血液障害のある患者[血液障害を悪化させるおそれがある。(「重要な基本的注意」の項参照)]
3.
呼吸器疾患を有する患者[呼吸機能が抑制されるおそれがある。(「その他の注意」の項参照)]
4.
QT延長のある患者又はQT延長を起こすことが知られている薬剤を投与中の患者[QT間隔を過度に延長させるおそれがある。]
5.
乳児(1歳未満)[有効性及び安全性は確立していない(使用経験が少ない)。(「小児等への投与」の項参照)]
重要な基本的注意
1.
血液障害(好中球減少症、血小板減少症等)、肝機能障害があらわれることがあるので、本剤投与前及び投与中は、定期的に血液検査、肝機能検査を行うこと。血液障害、肝機能障害のある患者では、特に注意すること。[「副作用」の項参照]
2.
腎機能障害があらわれるおそれがあるので、本剤投与前及び投与中は、定期的に腎機能検査を行うこと。腎機能障害のある患者では、特に注意すること。[「その他の注意」の項参照]
3.
不整脈、QT延長等があらわれる可能性があるので、本剤投与前及び投与中は、定期的に心電図検査を行うなど、患者の状態を慎重に観察すること。
4.
食欲減退が高頻度で認められることから、あらかじめ患者及びその家族に十分に説明し、必要に応じて医師の診察を受けるよう、指導すること。
5.
体重減少を来すことがあるので、本剤投与中は定期的に体重計測を実施するなど、患者の状態を慎重に観察すること。
6.
傾眠、運動失調(ふらつき)等が高頻度で認められ、転倒等を伴う可能性があるので、あらかじめ患者及びその家族に十分に説明し、必要に応じて医師の診察を受けるよう、指導すること。
7.
連用中における投与量の急激な減量ないし投与の中止により、てんかん発作の増悪又はてんかん重積状態があらわれることがあるので、投与を中止する場合には、1ヵ月以上かけて徐々に減量するなど慎重に行うこと。
8.
眠気、注意力・集中力・反射運動能力等の低下が起こることがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等、危険を伴う機械の操作に従事させないよう注意すること。
相互作用
*本剤は、主として肝代謝酵素CYP1A2、CYP2C19、CYP3A4で代謝される。また、いくつかのCYP分子種(CYP1A2、CYP3A4、CYP2D6、CYP2C19及びCYP2C9)の阻害作用をもつ。
併用注意
(併用に注意すること)
薬剤名等
麦角アルカロイド(エルゴタミン酒石酸塩、ジヒドロエルゴタミンメシル酸塩、メチルエルゴメトリンマレイン酸塩、エルゴメトリンマレイン酸塩等)
臨床症状・措置方法
これらの薬剤の血中濃度が上昇し、麦角中毒を引き起こすおそれがある。
機序・危険因子
本剤は肝臓で代謝されるこれらの薬剤の代謝酵素(CYP3A4)を阻害する。
薬剤名等
ピモジド
キニジン硫酸塩水和物
ベプリジル塩酸塩水和物
臨床症状・措置方法
これらの薬剤の血中濃度が上昇することにより、QT延長、心室性不整脈を起こすおそれがある。
機序・危険因子
本剤は肝臓で代謝されるこれらの薬剤の代謝酵素(CYP3A4、CYP2D6、CYP1A2等)を阻害する。
薬剤名等
フェニトイン
フェノバルビタール
カルバマゼピン
臨床症状・措置方法
これらの薬剤の血中濃度上昇や薬理学的相互作用により中枢神経抑制作用が増強されるおそれがある。また、本剤の血中濃度が低下するおそれがある。併用する場合には、必要に応じてこれらの薬剤を減量する、血中濃度を測定するなど、注意して投与すること。
機序・危険因子
本剤は肝臓で代謝されるこれらの薬剤の代謝酵素(CYP2C9、CYP2C19、CYP3A4等)を阻害する。これら薬剤による代謝酵素(CYP1A2、CYP3A4等)誘導作用により本剤の代謝が促進される。また、本剤とこれらの薬剤は共に中枢神経抑制作用を有する。
薬剤名等
抗てんかん薬(プリミドン、ニトラゼパム、エトスクシミド、ゾニサミド、トピラマート等)
臨床症状・措置方法
これらの薬剤の血中濃度上昇や薬理学的相互作用により中枢神経抑制作用が増強されるおそれがある。併用する場合には、必要に応じてこれらの薬剤を減量する、血中濃度を測定するなど、注意して投与すること。
機序・危険因子
本剤は肝臓で代謝されるこれらの薬剤の代謝酵素(CYP2C19、CYP3A4等)を阻害する。また、本剤とこれらの薬剤は共に中枢神経抑制作用を有する。
薬剤名等
ベンゾジアゼピン系薬剤(ジアゼパム、ミダゾラム、トリアゾラム、アルプラゾラム、クロラゼプ酸二カリウム等)
臨床症状・措置方法
これらの薬剤の血中濃度上昇や薬理学的相互作用により過度の鎮静が起こることがある。併用する場合にはこれらの薬剤を減量するなど、注意して投与すること。
機序・危険因子
本剤は肝臓で代謝されるこれらの薬剤の代謝酵素(CYP3A4)を阻害する。また、本剤とこれらの薬剤は共に中枢神経抑制作用を有する。
薬剤名等
スタチン系薬剤(アトルバスタチンカルシウム水和物、シンバスタチン等)
臨床症状・措置方法
これらの薬剤の血中濃度が上昇し、横紋筋融解症などの副作用の発現頻度が増加するおそれがある。併用する場合には、これらの薬剤を減量するなど、注意して投与すること。
機序・危険因子
本剤は肝臓で代謝されるこれらの薬剤の代謝酵素(CYP3A4等)を阻害する。
薬剤名等
免疫抑制剤(タクロリムス水和物、シクロスポリン等)
臨床症状・措置方法
これらの薬剤の血中濃度が上昇するおそれがある。併用する場合には、必要に応じてこれらの薬剤を減量する、血中濃度を測定するなど、注意して投与すること。
機序・危険因子
本剤は肝臓で代謝されるこれらの薬剤の代謝酵素(CYP3A4)を阻害する。
薬剤名等
キサンチン系薬剤(カフェイン等)
臨床症状・措置方法
これらの薬剤の血中濃度が上昇するおそれがある。併用する場合には、これらの薬剤を減量するなど、注意して投与すること。
機序・危険因子
本剤は肝臓で代謝されるこれらの薬剤の代謝酵素(CYP1A2)を阻害する。
薬剤名等
テオフィリン
臨床症状・措置方法
テオフィリンの血中濃度が上昇するおそれがある。併用する場合には、必要に応じてテオフィリンを減量する、血中濃度を測定するなど、注意して投与すること。
機序・危険因子
本剤は肝臓で代謝されるこれらの薬剤の代謝酵素(CYP1A2)を阻害する。
薬剤名等
カフェイン含有食品(チョコレート、コーヒー、紅茶、日本茶、コーラ等)
臨床症状・措置方法
これらの食品に含まれるカフェインの血中濃度が上昇するおそれがある。同時に服用する場合は、注意すること。
機序・危険因子
本剤の肝薬物代謝酵素(CYP1A2)に対する阻害作用により、これらの食品に含まれるカフェインの代謝を抑制する。
薬剤名等
プロトンポンプ阻害薬(オメプラゾール等)
臨床症状・措置方法
これらの薬剤の血中濃度が上昇するおそれがある。併用する場合には、これらの薬剤を減量するなど、注意して投与すること。
機序・危険因子
本剤は肝臓で代謝されるこれらの薬剤の代謝酵素(CYP2C19)を阻害する。
薬剤名等
*非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)(セレコキシブ、ジクロフェナクナトリウム、イブプロフェン等)
臨床症状・措置方法
これらの薬剤の血中濃度が上昇するおそれがある。併用する場合には、これらの薬剤を減量するなど、注意して投与すること。
機序・危険因子
本剤は肝臓で代謝されるこれらの薬剤の代謝酵素(CYP2C9)を阻害する。
薬剤名等
クマリン系抗血液凝固薬(ワルファリンカリウム)
臨床症状・措置方法
ワルファリンカリウムの抗凝血作用が増強されるおそれがある。併用する場合には、必要に応じてワルファリンカリウムを減量する、血液凝固能を確認するなど、注意して投与すること。
機序・危険因子
本剤は肝臓で代謝されるワルファリンカリウムの代謝酵素(CYP2C9等)を阻害する。
薬剤名等
HIVプロテアーゼ阻害剤(リトナビル、サキナビルメシル酸塩、ネルフィナビルメシル酸塩等)
クロルフェニラミンマレイン酸塩
カルシウム拮抗薬(ニフェジピン、ニカルジピン塩酸塩、ニソルジピン等)
臨床症状・措置方法
これらの薬剤の血中濃度が上昇するおそれがある。併用する場合には、これらの薬剤を減量するなど、注意して投与すること。
機序・危険因子
本剤は肝臓で代謝されるこれらの薬剤の代謝酵素(CYP3A4)を阻害する。
薬剤名等
経口避妊薬(ノルエチステロン・エチニルエストラジオール等)
臨床症状・措置方法
これらの薬剤の血中濃度が上昇するおそれがある。併用する場合には、注意して投与すること。
機序・危険因子
本剤は肝臓で代謝されるこれらの薬剤の代謝酵素(CYP3A4)を阻害する。
薬剤名等
マクロライド系抗生物質(エリスロマイシン、クラリスロマイシン、テリスロマイシン等)
アゾール系抗真菌剤(フルコナゾール、イトラコナゾール等)
臨床症状・措置方法
本剤及びこれらの薬剤の血中濃度が上昇するおそれがある。併用する場合には、これらの薬剤を減量するなど、注意して投与すること。
機序・危険因子
本剤及びこれらの薬剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4)に対する阻害作用により、相互に代謝を抑制する。
薬剤名等
β遮断薬(プロプラノロール塩酸塩、カルベジロール、チモロールマレイン酸塩等)
抗うつ薬(パロキセチン塩酸塩水和物、塩酸セルトラリン、イミプラミン塩酸塩、クロミプラミン塩酸塩等)
ハロペリドール
コデインリン酸塩水和物
デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物
トラマドール塩酸塩
臨床症状・措置方法
これらの薬剤の血中濃度が上昇するおそれがある。併用する場合には、これらの薬剤を減量するなど、注意して投与すること。
機序・危険因子
本剤は肝臓で代謝されるこれらの薬剤の代謝酵素(CYP2D6)を阻害する。
薬剤名等
クロルプロマジン塩酸塩
フルニトラゼパム
オキサゾラム
ロラゼパム
ハロタン
アルコール(飲酒)
臨床症状・措置方法
これらの薬剤及びアルコールの中枢神経抑制作用が増強され過度の鎮静が起こるおそれがある。併用する場合には、これらの薬剤及びアルコールを減量するなど、注意して投与すること。
機序・危険因子
共に中枢神経抑制作用を有する。
薬剤名等
グリベンクラミド
臨床症状・措置方法
グリベンクラミドの血糖降下作用が増強されるおそれがある。併用する場合には、グリベンクラミドを減量するなど、注意して投与すること。
機序・危険因子
本剤の肝薬物代謝酵素に対する阻害作用により、グリベンクラミドの代謝を抑制する。
副作用
副作用等発現状況の概要
国内第III相試験及び長期投与試験において、初めて本剤が投与された患者の安全性解析対象例24例中、副作用が22例(91.7%)に認められた。主な副作用は傾眠19例(79.2%)、食欲減退16例(66.7%)、運動失調14例(58.3%)、γ-GTP増加9例(37.5%)、振戦6例(25.0%)であった。
重大な副作用
好中球減少症、血小板減少症(頻度不明)があらわれることがあるので、血液検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には、併用薬を減量するなど、適切な処置を行うこと。
その他の副作用
感染症
5%未満
気管支炎、麦粒腫、肺炎
精神神経系
15%以上
傾眠、運動失調(ふらつき)、振戦
5~15%未満
不眠症、激越、筋緊張低下
5%未満
注意欠陥多動性障害、多弁、注意力障害、睡眠期リズム障害、睡眠障害、運動過多
頻度不明注2)
攻撃性、易刺激性、行動障害、敵対行動、興奮性亢進、ジストニー
感覚器
頻度不明注2)
複視
消化器
5~15%未満
便秘、下痢
5%未満
悪心、嘔吐
皮膚
5~15%未満
皮膚乾燥
5%未満
アトピー性皮膚炎、そう痒
頻度不明注2)
発疹、皮膚アレルギー、蕁麻疹
泌尿器
5%未満
排尿困難
生殖器
5%未満
不規則月経
一般・全身障害
15%以上
食欲減退
5~15%未満
体重減少
5%未満
無力症、栄養障害
頻度不明注2)
疲労
肝臓
15%以上
AST(GOT)上昇、γ-GTP上昇
5~15%未満
Al-P上昇
5%未満
アンモニア増加
頻度不明注2)
肝機能検査異常
血液
5~15%未満
好中球減少、血小板減少、白血球減少
その他
5%未満
転倒
注2)海外の市販後データによる。
高齢者への投与
高齢者に対する安全性は確立していない。[使用経験がない。]
妊婦、産婦、授乳婦等への投与
1.
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。[ラットの生殖発生毒性試験において、催奇形性は認められなかったが、母動物に一般状態の悪化及び死亡がみられる用量(800mg/kg/日)で、出生児生存率の低下、胎児及び出生児の体重低下、骨化遅延並びに反射に影響が認められている1)。]
2.
授乳中の婦人に投与する場合には、授乳を避けさせること。[動物実験(ヤギ)で乳汁中に移行することが報告されている2)。]
小児等への投与
乳児(1歳未満)に対する使用経験は少ないので、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与し、本剤投与中は、患者の状態を注意深く観察すること。低出生体重児、新生児での使用経験はないため、特に注意すること。
過量投与
特異的な解毒剤や体内除去法は知られていない。過量投与後早期の場合は、胃洗浄、下剤の投与等の適切な処置を行うこと。
適用上の注意
1. ドライシロップ剤
(1)
包装に入れた状態で保存し、服用時に開封するよう指導すること。
(2)
用量を調節するときには、スチリペントールとして250mgを約10mLの水に用時懸濁し、必要量を服用するよう指導すること。
(3)
用時調製の製剤であるので、調製後の保存は避け、水に懸濁した後は速やかに服用し、残薬は廃棄するよう指導すること。
2. カプセル剤
(1)
ボトル開封後は湿気を避けて保存すること。
(2)
*小分けをする場合には、専用小分けボトル等の湿気を避けられる容器を用いること。
その他の注意
1.
海外で実施された複数の抗てんかん薬における、てんかん、精神疾患等を対象とした199のプラセボ対照臨床試験の検討結果において、自殺念慮及び自殺企図の発現のリスクが、抗てんかん薬の服用群でプラセボ群と比較して約2倍高く(抗てんかん薬服用群:0.43%、プラセボ群:0.24%)、抗てんかん薬の服用群では、プラセボ群と比べ1000人あたり1.9人多いと計算された(95%信頼区間:0.6~3.9)。また、てんかん患者のサブグループでは、プラセボ群と比べ1000人あたり2.4人多いと計算されている。
2.
ラットの反復投与毒性試験(26週間経口投与)において、220mg/kg/日(最大臨床用量50mg/kg/日におけるヒト全身曝露量(AUC)の0.8倍に相当)以上で死亡又は瀕死例が認められ、死亡例の一部は呼吸困難を伴ったが、死因の詳細は不明であった。80mg/kg/日(最大臨床用量50mg/kg/日におけるヒト全身曝露量(AUC)の0.1~0.2倍に相当)では、死亡又は瀕死例は認められなかった3)。
3.
サルの反復投与毒性試験(4週間経口投与)において、900mg/kg/日(最大臨床用量50mg/kg/日におけるヒト全身曝露量(AUC)の3.0~6.6倍に相当)で腎障害による死亡例が認められた。300mg/kg/日(最大臨床用量50mg/kg/日におけるヒト全身曝露量(AUC)の1.2~2.6倍に相当)では、死亡又は瀕死例は認められなかった。また、ラットの反復投与毒性試験(26週間経口投与)において、220mg/kg/日(最大臨床用量50mg/kg/日におけるヒト全身曝露量(AUC)の0.8倍に相当)以上で腎障害が認められた3)。
4.
イヌの反復投与毒性試験(13ヵ月間経口投与)において、62.5mg/kg/日で網膜の点状出血、156.25mg/kg/日で眼圧上昇が認められた。25mg/kg/日(最大臨床用量50mg/kg/日におけるヒト全身曝露量(AUC)の0.2倍に相当)では、眼に対する影響は認められなかった3)。
5.
臨床試験において、本剤の依存性の可能性は評価されていない。
薬物動態
1. 血漿中濃度
(1) 単回投与(外国人データ)4)
外国人健康成人にスチリペントール500、1000及び2000mg(500mgカプセル、各投与量12例)を食後に単回経口投与したときのスチリペントールの血漿中濃度・薬物動態パラメータは図1・表1のとおりであった。

図1 健康成人におけるスチリペントールの血漿中濃度推移
(2) 反復投与(外国人データ)5)
外国人健康成人に、スチリペントールを1日3回、600、1200及び1800mg/日の用量でそれぞれ2、4及び7日間反復投与(各投与量6例)したときの定常状態の血中濃度は、それぞれ0.70±0.34、2.86±1.44及び5.11±2.19μg/mLであったとの文献報告がある。これは、投与量比の増加を上回って増加した。各投与量の経口クリアランスは、それぞれ1090±624、506±219及び405±151L/日で、高用量ではクリアランスが有意に低下した。
(3) 患者における薬物動態
クロバザム及びバルプロ酸ナトリウムが併用されている小児及び成人の日本人Dravet症候群患者において、スチリペントールを1日2~3回、50mg/kg/日の用量で併用投与したときの血漿中スチリペントール濃度は小児では約4~24μg/mL、成人では約9~15μg/mLの範囲であった4)。
クロバザム、バルプロ酸ナトリウム及び臭化剤が併用されている小児及び成人の日本人Dravet症候群患者において、スチリペントールを1日2~3回、50mg/kg/日の用量で併用投与したときの血漿中スチリペントール濃度は小児では約4~25μg/mL、成人では約8~19μg/mLの範囲であった4)。
(4) 生物学的同等性試験(外国人データ)4)
カプセル剤とドライシロップ剤との生物学的同等性を、健康成人男性に1000mgを食後に単回経口投与することにより検討した。両製剤はAUCに関しては生物学的同等性の基準を満たしていたが、Cmaxに関しては、ドライシロップ剤でカプセル剤に比べ23%高く、生物学的同等性の基準を満たさなかった。

図2 健康成人にスチリペントール1000mg(500mgドライシロップ×2及び500mgカプセル×2)を単回経口投与したときの血漿中濃度推移
(表2参照)
2. 食事の影響
食事の影響の評価を目的とした試験は実施されていないが、スチリペントールを空腹時に投与したとき6)に比べ、食後に投与したときにはスチリペントールの血中濃度が高い傾向を示す報告がある4)。
(表3参照)
3. 蛋白結合率4,6)
平衡透析法により測定したヒト血漿蛋白との結合率は30又は60μg/mLの濃度で約99%であった。また、ヒト血清及びヒト血清アルブミンを用いたin vitro試験より、本薬の結合タンパク種は主にアルブミンである可能性が示唆された。
4. 代謝・排泄
(1) *代謝酵素
スチリペントールのヒト代謝に関与する主なチトクロームP450分子種はCYP1A2、CYP2C19、CYP3A4と考えられる4)。また、スチリペントールはin vitroにおいて、いくつかのCYP分子種(CYP2C9、CYP2C19、CYP2D6、CYP3A4)を阻害することが明らかにされている7)。健康成人被験者に対するスチリペントールの反復投与(平均投与量44mg/kg/日)後に、CYP1A2及びCYP3A4の有意な阻害が認められたが、CYP2D6の阻害は認められなかった7)。
(2)
スチリペントールは、抱合及び酸化反応により代謝され、主に尿中に排泄される。健康成人にスチリペントール600mgを単回経口投与又は1200mgを7日間反復経口投与後、尿中にそれぞれ投与量の73及び98%に相当する13種類の代謝物(未変化体を含む)が排泄された。スチリペントール1200mgを単回経口投与後の糞中には、投与量の13~24%が未変化体として回収された8)。
5. 相互作用
(1) クロバザム、バルプロ酸ナトリウム4)
クロバザム(0.05~0.78mg/kg/日)及びバルプロ酸ナトリウム(9.3~44.3mg/kg/日)併用療法中のDravet症候群患者(1~18歳20例、19~30歳4例)に、クロバザム及びバルプロ酸ナトリウムの減量を許容してスチリペントール(50mg/kg/日)を反復投与したとき、スチリペントール投与前と比較して、クロバザム、ノルクロバザム(クロバザムの活性代謝物)及びバルプロ酸の血漿中トラフ濃度(μg/mL、CYP2C19の遺伝子多型別)は以下のとおりであった。
(表4参照)
(2) 臭化剤(臭化ナトリウム及び臭化カリウム)4)
クロバザム(0.07~0.50mg/kg/日)、バルプロ酸ナトリウム(14.88~44.25mg/kg/日)及び臭化剤(13.27~59.32mg/kg/日)併用療法中のDravet症候群患者(1~18歳9例、19~30歳1例;CYP2C19のEM)に、クロバザム及びバルプロ酸ナトリウムの減量を許容してスチリペントール(50mg/kg/日)を反復投与したとき、臭化剤の血漿中トラフ濃度は、スチリペントール投与前と比較して5%増加した。
(3) カルバマゼピン(外国人データ)4)
カルバマゼピン(5.7~39.2mg/kg/日)単剤療法中のてんかん患者(小児及び成人)64例に、カルバマゼピンを平均36%減量してスチリペントール(3000mg/日)を反復投与したとき、血漿中カルバマゼピン濃度は、スチリペントール投与前と比較して54%増加した。
※本剤の承認された1日最大投与量は50mg/kg又は2500mgのいずれか低い方である。
(4) フェニトイン、フェノバルビタール(外国人データ)9)
抗てんかん薬(フェニトイン、フェノバルビタール、カルバマゼピン、クロバザム又はバルプロ酸ナトリウム)を投与中のてんかん患者(成人)11例を対象に、投与中の抗てんかん薬を4~16週間維持投与した後、本剤の投与を開始し、4週間かけて本剤を漸増するとともに併用抗てんかん薬の血漿中濃度が本剤投与前と同程度になるよう用量調節を行い、その後本剤及び他の抗てんかん薬の用量を固定して8週間投与したとき、フェニトイン及びフェノバルビタールの投与量は、本剤投与により、それぞれ45.0及び26.3%減少したとの文献報告がある。
表1 健康成人の薬物動態パラメータ
パラメータ |
500mg
(n=12) |
1000mg
(n=12) |
2000mg
(n=12) |
Cmax(μg/mL) |
2.63±1.18 |
6.63±1.83 |
13.8±4.83 |
Tmax(hr) |
2.42±0.76 |
2.42±1.00 |
2.96±1.01 |
T1/2(hr) |
― |
7.82±1.86 |
11.0±4.18 |
AUC0-30hr(μg・hr/mL) |
8.85±3.77 |
32.1±10.7 |
79.0±24.2 |
AUC0-∞(μg・hr/mL) |
― |
33.8±10.9 |
86.6±25.3 |
―:算出できず
Mean±S.D.
表2 健康成人にスチリペントール1000mg(500mgドライシロップ×2及び500mgカプセル×2)を単回経口投与したときの薬物動態パラメータ
製剤 |
例数 |
Tmaxa)
(hr) |
Cmax
(μg/mL) |
AUC0-36hr
(μg・hr/mL) |
ドライシロップ剤 |
24 |
3.50
(1.50~4.00) |
7.32±2.10 |
32.97±11.05 |
カプセル剤 |
24 |
3.00
(1.00~4.00) |
5.99±1.75 |
30.23±10.81 |
幾何平均値の比の90%
信頼区間(点推定値) |
幾何平均値の比の90%
信頼区間(点推定値) |
NSb) |
1.10~1.37
(1.23) |
1.04~1.16
(1.10) |
Mean±S.D.
a)中央値(最小値~最大値)、b)有意差なし(Wilcoxonの順位和検定)
表3 健康成人にスチリペントールを空腹時又は食後に投与した各試験における薬物動態パラメータ
投与
時期 |
例数 |
投与量
(mg) |
Cmax
(μg/mL) |
Tmax
(hr) |
T1/2
(hr) |
AUC0-30hr
(μg・hr/mL) |
食後 |
12 |
1000 |
6.63±1.83 |
2.00
(1.00~4.00)a) |
7.82±1.86 |
32.1±10.7 |
食後 |
24 |
1000 |
5.99±1.75 |
3.00
(1.00~4.00)a) |
17.4±11.4 |
30.2±10.8b) |
空腹時 |
6 |
1200 |
3.43 |
1.58 |
― |
12.6c) |
―:算出できず
Mean±S.D.
a)中央値(最小値~最大値)、b)AUC0-36hr、c)体重70kgとして算出
表4 スチリペントール投与前後におけるクロバザム、ノルクロバザム及びバルプロ酸の血漿中トラフ濃度(μg/mL)
|
クロバザム投与前 |
クロバザム投与後 |
ノルクロバザム投与前 |
ノルクロバザム投与後 |
バルプロ酸投与前 |
バルプロ酸投与後 |
CYP2C19
のEM |
0.11
±0.07a) |
0.17
±0.13a) |
0.46
±0.35a) |
2.57
±1.90a) |
68.22
±29.56c) |
73.15
±28.01d) |
CYP2C19
のPM |
0.12
±0.10b) |
0.27
±0.32b) |
4.64
±3.53b) |
3.21
±2.86b) |
57.33
±36.23e) |
54.70
±28.15e) |
a)n=17、b)n=3、c)n=20、d)n=19、e)n=4
Mean±S.D.
臨床成績
1. 国内試験10)
(1) 第III相試験
クロバザム及びバルプロ酸ナトリウムでは十分に抑制できない痙攣発作(間代発作又は強直間代発作)を有するDravet症候群患者(1~18歳20例、19~30歳4例)を対象として、非盲検非対照試験を実施した。スチリペントール50mg/kg/日を12週間、食事中又は食直後に経口投与(クロバザム及びバルプロ酸ナトリウムと併用)したとき、主要評価項目である1~18歳の患者におけるResponder rate(評価時期の痙攣発作の発作回数の合計(30日換算値)がベースライン期と比較して50%以上減少した患者の割合)は65.0%(13/20例)であり、痙攣発作の頻度の減少が示された。なお、19~30歳の患者におけるResponder rateは75.0%(3/4例)であった。
(表5参照)
(2) 長期投与試験
第III相試験から移行したDravet症候群患者(1~18歳18例、19~30歳3例)を対象として、スチリペントール、クロバザム及びバルプロ酸ナトリウムを継続投与する長期投与試験を実施した。長期投与試験移行後の痙攣発作の発作回数の合計(30日換算値)は表6のとおりであった。
2. 海外試験11)
クロバザム及びバルプロ酸ナトリウムでは十分に抑制できない痙攣発作(間代発作又は強直間代発作)を有するDravet症候群の小児23例を対象として、二重盲検比較試験を実施した。スチリペントール50mg/kg/日又はプラセボを2ヵ月間、食事中に経口投与(クロバザム及びバルプロ酸ナトリウムと併用)したとき、Responder rateは表7のとおりであり、スチリペントール群でプラセボ群と比較して統計学的に有意な発作頻度の減少が認められた。
表5 Responder rate
年齢区分 |
1~18歳
(n=20) |
19~30歳
(n=4) |
Responder rate
(95%信頼区間) |
65.0%
(40.8%~84.6%) |
3/4
(19.4%~99.4%) |
Responder rate:評価時期の間代発作又は強直間代発作の発作回数の合計(30日換算値)がベースライン期と比較して50%以上減少した患者の割合
表6 痙攣発作の発作回数の合計の推移
|
|
ベースライン期
(第III相試験開始時) |
16週
(長期投与試験開始時) |
28週 |
40週 |
56週 |
1~18歳 |
評価例数 |
18 |
18 |
17 |
16 |
16 |
1~18歳 |
発作回数 |
10.55
(4.6,157.9) |
4.20
(0.0,54.8) |
4.80
(0.0,82.8) |
4.50
(0.0,82.7) |
3.70
(0.0,121.0) |
19~30歳 |
評価例数 |
3 |
3 |
3 |
3 |
3 |
19~30歳 |
発作回数 |
12.00
(7.2,18.4) |
3.10
(0.0,3.2) |
1.40
(1.1,14.0) |
5.30
(5.3,5.3) |
6.00
(6.0,7.5) |
発作回数:中央値(最小値,最大値)
表7 Responder rate
投与群 |
スチリペントール群
(n=12) |
プラセボ群
(n=11) |
Responder rate
(95%信頼区間) |
66.7%
(34.9%~90.1%) |
9.1%
(0.2%~41.3%) |
Responder rateの差
(差の95%信頼区間) |
57.6%(26.0%~89.2%) |
57.6%(26.0%~89.2%) |
p値
(Fisherの直接確率) |
0.0094 |
0.0094 |
Responder rate:評価時期の間代発作又は強直間代発作の発作回数の合計(30日換算値)がベースライン期と比較して50%以上減少した患者の割合
Responder rateの差:スチリペントール群-プラセボ群
薬効薬理
1. 抗痙攣作用
各種てんかん動物モデルにおいて、抗痙攣作用を示すことが報告されている。
(1)
ペンテトラゾールにより誘発されるマウス及びラットの痙攣を抑制した12,13)。
(2)
マウス及びラットの最大電撃痙攣を抑制した13,14)。
(3)
ビククリン及びストリキニーネによりマウスに誘発される痙攣を抑制した14)。
(4)
水酸化アルミニウムを脳内投与することによりサルに誘発される自発的痙攣発作を抑制した15)。
(5)
遺伝的てんかん動物モデル(聴原性痙攣マウス、小発作様欠神を起こす系統のラット)のてんかん様発作を抑制した13)。
2. 作用機序
(1)
本剤は、GABA取り込み阻害作用14)、GABAトランスアミナーゼ活性低下作用16)、脳組織中GABA濃度の増加作用14)及びGABAA受容体に対する促進性アロステリック調節作用17)により、GABA神経伝達を亢進する。本剤は、α3あるいはδサブユニットを有するGABAA受容体に、より強い活性を示す18)。
(2)
本剤は、CYP阻害作用に基づく薬物代謝阻害により、併用抗てんかん薬の血中濃度を高め、その抗痙攣作用を増強する。[【薬物動態】の項参照]
有効成分に関する理化学的知見
性 状
スチリペントールは白色~微黄色の結晶性の粉末である。
本品はエタノール(96%)にやや溶けやすく、クロロホルムにやや溶けにくく、水にほとんど溶けない。
一般名
スチリペントール Stiripentol
化学名
(1E,3RS)-1-(Benzo[d][1,3]dioxol-5-yl)-4,4-dimethylpent-1-en-3-ol
分子式
C14H18O3
分子量
234.29
構造式
融 点
約75℃
分配係数(LogP)
2.94(オクタノール/水系)
取扱い上の注意
ドライシロップ剤は、使用色素により赤褐色の粒が見られることがある。
承認条件
国内での治験症例が極めて限られていることから、製造販売後、一定数の症例にかかるデータが集積されるまでの間は、全症例を対象とした使用成績調査を実施することにより、本剤使用患者の背景情報を把握するとともに、本剤の安全性及び有効性に関するデータを早期に収集し、本剤の適正使用に必要な措置を講じること。
包装
ディアコミットドライシロップ分包250mg
60包
ディアコミットドライシロップ分包500mg
60包
ディアコミットカプセル250mg
バラ包装(ボトル入) 60カプセル
主要文献及び文献請求先
主要文献
1)
生殖発生毒性試験(社内資料)
2)
乳汁移行試験(社内資料)
3)
反復毒性試験(社内資料)
4)
臨床薬理試験(社内資料)
5)
Levy R. H., et al.:Epilepsia, 25(4):486, 1984
6)
Levy R. H., et al.:J. Clin. Pharmacol., 23:523, 1983
7)
Tran A., et al.:Clin. Pharmacol. Ther., 62(5):490, 1997
8)
Moreland T. A., et al.:Drug Metab. Dispos., 14(6):654, 1986
9)
Loiseau P., et al.:Rev. Neurol.(Paris), 144(3):165, 1988
10)
国内臨床試験(社内資料)
11)
海外臨床試験(社内資料)
12)
Shen D. D., et al.:Epilepsy Res., 7:40, 1990
13)
薬効薬理試験(社内資料)
14)
Poisson M., et al.:Arzneim.-Forsch./Drug Res., 34(2):199, 1984
15)
Lockard J. S., et al.:Epilepsia, 26(6):704, 1985
16)
Wegmann R., et al.:Cell. Mol. Biol., 23:455, 1978
17)
Quilichini P. P., et al.:Epilepsia, 47(4):704, 2006
18)
Fisher J. L.:Neuropharmacology, 56:190, 2009
文献請求先
文献請求先・製品情報お問い合わせ先
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