METABOLIN-G INJECTION(Thiamine Chloride Hydrochloride)氯化硫胺素盐酸盐 ,メタボリンG注射液10mg/メタボリンG注射液20mg
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作成又は改訂年月
**2011年7月改訂(第5版)
*2007年8月改訂
日本標準商品分類番号
873121
日本標準商品分類番号等
再評価結果公表年月(最新)
1974年7月
承認等
販売名
メタボリンG注射液10mg
販売名コード
3121400A2191
承認・許可番号
承認番号
21300AMZ00659
商標名
METABOLIN-G INJECTION 10mg.
薬価基準収載年月
1950年9月
販売開始年月
不明
貯法・使用期限等
貯法
室温保存。開封後も光を遮り保存すること。
使用期限
外箱に表示の使用期限内に使用すること。
(使用期限内であっても開封後はなるべく速やかに使用すること。)
基準名
*日本薬局方
チアミン塩化物塩酸塩注射液
規制区分
処方せん医薬品
注意-医師等の処方せんにより使用すること
組成
容量
1管1mL
*1管中の有効成分
チアミン塩化物塩酸塩10mg
添加物
ブドウ糖 8.5%
性状
性状
無色澄明の液
pH
2.5~4.5
浸透圧比(生理食塩液に対する比)
約2
販売名
メタボリンG注射液20mg
販売名コード
3121400A3120
承認・許可番号
承認番号
21300AMZ00660
商標名
METABOLIN-G INJECTION 20mg.
薬価基準収載年月
1952年5月
販売開始年月
不明
貯法・使用期限等
貯法
室温保存。開封後も光を遮り保存すること。
使用期限
外箱に表示の使用期限内に使用すること。
(使用期限内であっても開封後はなるべく速やかに使用すること。)
基準名
*日本薬局方
チアミン塩化物塩酸塩注射液
規制区分
処方せん医薬品
注意-医師等の処方せんにより使用すること
組成
容量
1管2mL
*1管中の有効成分
チアミン塩化物塩酸塩20mg
添加物
ブドウ糖 8.5%
性状
性状
無色澄明の液
pH
2.5~4.5
浸透圧比(生理食塩液に対する比)
約2
禁忌
(次の患者には投与しないこと)
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
効能又は効果
1.
ビタミンB1欠乏症の予防及び治療
2.
ビタミンB1の需要が増大し、食事からの摂取が不十分な際の補給(消耗性疾患、甲状腺機能亢進症、妊産婦、授乳婦、はげしい肉体労働時など)
3.
ウェルニッケ脳炎
4.
脚気衝心
5.
下記疾患のうち、ビタミンB1の欠乏又は代謝障害が関与すると推定される場合
●神経痛
●筋肉痛、関節痛
●末梢神経炎、末梢神経麻痺
●心筋代謝障害
5.の適応に対して、効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきでない。
用法及び用量
チアミン塩化物塩酸塩として、通常、成人1日1~50mgを皮下、筋肉内又は静脈内注射する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
使用上の注意
慎重投与
(次の患者には慎重に投与すること)
薬物過敏症の既往歴のある患者
副作用
副作用等発現状況の概要
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。(再審査対象外)
重大な副作用
ショック(頻度不明)を起こすことがあるので、観察を十分に行い、血圧降下、胸内苦悶、呼吸困難等の異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
その他の副作用
過敏症
発疹(頻度不明)等があらわれることがあるので、このような場合には投与を中止すること。
適用上の注意
1. 筋肉内注射時
筋肉内注射にあたっては、組織・神経等への影響を避けるため、下記の点に注意すること。
(1)
筋肉内注射はやむを得ない場合にのみ、必要最少限に行うこと。なお、特に同一部位への反復注射は行わないこと。また、低出生体重児、新生児、乳児、幼児、小児は特に注意すること。
(2)
神経走行部位を避けるよう注意すること。
(3)
注射針を刺入したとき、激痛を訴えたり、血液の逆流をみた場合は、直ちに針を抜き、部位を変えて注射すること。
2. 注射速度
血管痛を起こすことがあるので、注射速度はできるだけ遅くすること。
薬効薬理
チアミンは、ATP存在下にthiamine diphosphateに変換し、生理作用をあらわす。
すなわち、糖質、蛋白質、脂質代謝において、また、TCAサイクルの関門として重要な位置を占めるピルビン酸の脱炭酸反応や、TCAサイクル内の反応であるα-ケトグルタール酸の脱炭酸反応に関与している。
更に、トランスケトラーゼの補酵素として5炭糖リン酸回路での糖代謝、核酸代謝に関与している。1)
有効成分に関する理化学的知見
化学構造式
*一般名
チアミン塩化物塩酸塩(Thiamine Chloride Hydrochloride)〔JAN〕
化学名
3-(4-Amino-2-methylpymidin-5-ylmethyl)-5-(2-hydroxyethyl)-4-methylthiazolium chloride monohydrochloride
分子式
C12H17ClN4OS・HCl
分子量
337.27
融点
約245℃(分解)
性状
チアミン塩化物塩酸塩は白色の結晶又は結晶性の粉末で、においはないか、又はわずかに特異なにおいがある。水に溶けやすく、メタノールにやや溶けにくく、エタノール(95)に溶けにくく、ジエチルエーテルにほとんど溶けない。
取扱い上の注意
【注意】
本品は「ワンポイントカットアンプル」を使用しているので、ヤスリを用いず、アンプル枝部のマーク(青)の反対方向に折り取ること。
包装
10mg・1mL : 50管、200管
20mg・2mL : 50管
主要文献及び文献請求先
主要文献
1)
小池正彦 他 : 新ビタミン学,163,1965.
文献請求先・製品情報お問い合わせ先
**武田薬品工業株式会社 医薬学術部 くすり相談室
**〒103-8668 東京都中央区日本橋二丁目12番10号
**フリーダイヤル 0120-566-587
**受付時間 9:00~17:30(土日祝日・弊社休業日を除く)
製造販売業者等の氏名又は名称及び住所
製造販売元
武田薬品工業株式会社
〒540-8645 大阪市中央区道修町四丁目1番1号