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BRIDION Intravenous(Sugammadex Sodium)ブリディオン静注
2015-01-25 11:44:01 来源: 作者: 【 】 浏览:1048次 评论:0

BRIDION Intravenous(Sugammadex Sodium)ブリディオン静注200mg/ブリディオン静注500mg

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作成又は改訂年月

**2014年8月改訂(第6版)

*2013年6月改訂

日本標準商品分類番号

873929

日本標準商品分類番号等

国際誕生年月
2008年7月

薬効分類名

筋弛緩回復剤

承認等

販売名
ブリディオン静注200mg

販売名コード

3929409A1023

承認・許可番号

承認番号
22200AMX00228000
商標名
BRIDION Intravenous 200mg

薬価基準収載年月

2010年4月

販売開始年月

2010年4月

貯法・使用期限等

貯法

遮光、室温保存

使用期間

3年

使用期限

包装に表示の使用期限内に使用すること


規制区分

処方箋医薬品

注意-医師等の処方箋により使用すること

組成

1バイアル中に、それぞれ次の成分・分量を含有

有効成分

スガマデクスナトリウム

含 量

2mL中スガマデクスとして200mg

添加物

pH調整剤

性状

無色~淡黄褐色澄明の液

pH

7~8

浸透圧比

約1~2(生理食塩液に対する比)

販売名
ブリディオン静注500mg

販売名コード

3929409A2020

承認・許可番号

承認番号
22200AMX00229000
商標名
BRIDION Intravenous 500mg

薬価基準収載年月

2010年4月


販売開始年月

2010年4月

貯法・使用期限等

貯法

遮光、室温保存

使用期間

3年

使用期限

包装に表示の使用期限内に使用すること

規制区分

処方箋医薬品

注意-医師等の処方箋により使用すること

組成

1バイアル中に、それぞれ次の成分・分量を含有

有効成分

スガマデクスナトリウム

含 量

5mL中スガマデクスとして500mg

添加物

pH調整剤

性状

無色~淡黄褐色澄明の液

pH

7~8

浸透圧比

約1~2(生理食塩液に対する比)

一般的名称

スガマデクスナトリウム注射液

禁忌

(次の患者には投与しないこと)

本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

効能又は効果

効能又は効果/用法及び用量

ロクロニウム臭化物又はベクロニウム臭化物による筋弛緩状態からの回復


効能又は効果に関連する使用上の注意

本剤はロクロニウム臭化物又はベクロニウム臭化物以外の筋弛緩剤による筋弛緩状態からの回復に対しては使用しないこと。

用法及び用量

通常、成人にはスガマデクスとして、浅い筋弛緩状態(筋弛緩モニターにおいて四連(TOF)刺激による2回目の収縮反応(T2)の再出現を確認した後)では1回2mg/kgを、深い筋弛緩状態(筋弛緩モニターにおいてポスト・テタニック・カウント(PTC)刺激による1~2回の単収縮反応(1-2PTC)の出現を確認した後)では1回4mg/kgを静脈内投与する。また、ロクロニウム臭化物の挿管用量投与直後に緊急に筋弛緩状態からの回復を必要とする場合、通常、成人にはスガマデクスとして、ロクロニウム臭化物投与3分後を目安に1回16mg/kgを静脈内投与する。

用法及び用量に関連する使用上の注意

1.
筋弛緩モニターによる確認ができない場合は、十分な自発呼吸の発現を確認した後はスガマデクスとして2mg/kgを投与すること。十分な自発呼吸の発現を確認する前のロクロニウム臭化物による筋弛緩に対してはスガマデクスとして4mg/kgを投与するが、筋弛緩状態からの回復が遅延することがあるため、患者の状態を十分に観察すること。なお、筋弛緩モニターによる確認ができない場合の自発呼吸の発現を確認する前のベクロニウム臭化物による筋弛緩に対する本剤の有効性及び安全性は確立されていない。

2.
ベクロニウム臭化物の挿管用量投与直後に緊急に筋弛緩状態からの回復を必要とする場合の本剤の有効性及び安全性は確立していない。

使用上の注意

慎重投与
(次の患者には慎重に投与すること)

1.
腎機能障害のある患者[本剤は腎排泄されるため、排泄が遅延するおそれがある。(【薬物動態】の項参照)]

2.
高齢者[筋弛緩からの回復が遅延するおそれがある。(「高齢者への投与」の項参照)]

3.
肝機能障害のある患者[使用経験が少ない。]

4.
心拍出量の低下のある患者[筋弛緩からの回復が遅延するおそれがある。]

5.
浮腫性疾患の患者[筋弛緩からの回復が遅延するおそれがある。]

6.
アレルギー素因のある患者

7.
妊婦又は妊娠している可能性のある患者(「妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照)

8.
呼吸器疾患の既往歴のある患者[気管支痙攣を起こすおそれがある。]

9.
血液凝固障害を伴う患者[健康成人を対象とした海外試験において活性化部分トロンボプラスチン時間又はプロトロンビン時間の一過性の延長が認められている1)。]

重要な基本的注意

1.
筋弛緩及び筋弛緩の回復の程度を客観的に評価し、本剤を安全かつ適切に使用するために、筋弛緩モニターを可能な限り行うこと。

2.
挿管困難が予測される患者に対しては、気道確保の方法について予め十分に検討を行い、緊急に筋弛緩状態からの回復を必要とする場合の本剤16mg/kgの投与は、必要最小限の使用に留めること。

3.
自発呼吸が回復するまで必ず調節呼吸を行うこと(ガス麻酔器又は人工呼吸器を使用すること)。

4.
筋弛緩作用の残存による呼吸抑制、誤嚥等の合併症を防止するため、患者の筋弛緩が十分に回復したことを確認した後に抜管すること。また、抜管後も患者の観察を十分に行うこと。

5.
維持麻酔中に本剤を投与すると、浅麻酔となっている場合には、四肢や体幹の動き、バッキングなどが起こることがあるので、必要に応じて麻酔薬又はオピオイドを追加投与すること。

6.
手術後にロクロニウム臭化物及びベクロニウム臭化物の筋弛緩作用を増強する薬剤を併用する際は筋弛緩の再発に注意し、筋弛緩の再発が発現した場合は、人工呼吸など適切な処置を行うこと。

7.
本剤の投与後に筋弛緩剤を再投与する必要が生じた場合、再投与する筋弛緩剤の作用発現時間の遅延が認められるおそれがあるので、患者の状態を十分に観察しながら慎重に投与すること2、3)。

相互作用

併用注意

(併用に注意すること)

1. 薬剤名等
トレミフェン

臨床症状・措置方法
筋弛緩状態からの回復の遅延又は筋弛緩の再発が生じるおそれがあるので、本剤投与後 6時間以降に投与すること。

機序・危険因子
本剤に包接されたロクロニウム臭化物又はベクロニウム臭化物と置換し、ロクロニウム臭化物又はベクロニウム臭化物の血中濃度が上昇することがある。

2. 薬剤名等
経口避妊剤

臨床症状・措置方法
経口避妊剤の作用が減弱することがある。経口避妊剤服用当日に本剤が投与された場合は飲み忘れた場合と同様の措置を講じること。

機序・危険因子
本剤と包接体を形成し、経口避妊剤の血中濃度が低下することがある。

副作用

副作用等発現状況の概要

承認用量(2~16mg/kg)での総投与例1,477例(国内試験99例、海外試験1,378例)中175例(11.8%)に副作用が認められた。主な副作用は、悪心38例(2.6%)、嘔吐19例(1.3%)等であった(承認時)。

重大な副作用

1. **ショック、アナフィラキシー(頻度不明)
ショック、アナフィラキシー(潮紅、蕁麻疹、紅斑性皮疹、喘鳴、血圧低下、頻脈、舌腫脹、咽頭浮腫等)を起こすことがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には直ちに適切な処置を行うこと注)。

2. **,*心室細動、心室頻拍、心停止、高度徐脈(頻度不明)
本剤投与後数分以内に心室細動、心室頻拍、心停止、高度徐脈があらわれることがある。循環動態の観察を十分に行い、異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。

3. **冠動脈攣縮(頻度不明)
冠動脈攣縮があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には直ちに適切な処置を行うこと。

4. 気管支痙攣(0.3%未満)
気管支痙攣があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。

注)外国人健康成人に本剤を非麻酔下で投与したとき、アナフィラキシーを含む過敏反応は16mg/kg投与群で7/150例(4.7%)、4mg/kg投与群で1/148例(0.7%)認められた。

その他の副作用

1. 消化器
1~5%未満 
悪心、嘔吐

2. 精神神経系
1%未満 
浮動性めまい、味覚異常

3. 循環器
1%未満 
頻脈、徐脈、高血圧、低血圧

4. 呼吸器
1~5%未満 
咳嗽

5. 泌尿器
1%未満 
β-N-アセチル-D-グルコサミニダーゼ増加、尿中アルブミン陽性、尿中β2-ミクログロブリン増加

6. 骨格筋・結合組織
1%未満 
筋力低下

7. 過敏症
頻度不明 
潮紅、そう痒、発疹

8. その他
1%未満 
悪寒、体動

高齢者への投与

外国の臨床試験において、高齢者で回復時間がわずかに遅延する傾向が認められたので、慎重に投与すること。(【臨床成績】の項参照)

妊婦、産婦、授乳婦等への投与

1.
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない。]。

2.
授乳婦等への投与は避けることが望ましい[動物実験(ラット)で乳汁中に移行することが報告されている4)。]。

小児等への投与

低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない[低出生体重児及び新生児に対しては使用経験がない。乳児、幼児又は小児に対しては使用経験が少ない5)。]。

臨床検査結果に及ぼす影響

血清中プロゲステロンの測定値が見かけ上低値を示すことがあるので注意すること6)。

適用上の注意

投与時
他の薬剤と併用する場合には、別々の投与経路で使用するか、又は同一点滴回路を使用する場合は回路内を生理食塩水等の中性溶液を用いて洗浄するなど混合しないようにすること。なお、オンダンセトロン塩酸塩水和物、ベラパミル塩酸塩及びラニチジン塩酸塩との混合において、配合変化が報告されている。

薬物動態

1. 血中濃度7)
日本人健康成人に本剤を非麻酔下で単回静脈内投与したときの血漿中未変化体濃度推移及び薬物動態パラメータは以下のとおりであった。(表1参照)
  

2. 代謝・排泄(外国人データ)8)
外国人健康成人6例に14C-スガマデクスナトリウム4mg/kgを非麻酔下で単回静脈内投与したとき、血漿中放射能の99.9%が未変化体であり、投与放射能の約90%が投与24時間以内に尿中に排泄された。

3. **腎機能障害患者(外国人データ)
重度腎機能障害患者(クレアチニンクリアランス30mL/min未満)又は腎機能正常患者(クレアチニンクリアランス80mL/min以上)に麻酔下で本剤2mg/kgを単回静脈内投与したときの薬物動態パラメータは以下のとおりであった9)。(表2参照)

臨床試験において、本剤の血漿中濃度はhigh-flux膜による平均6時間の透析により約70%減少した。low-flux膜では本剤は除去されなかった。

4. その他10、11)
スガマデクスは、ヒト血漿タンパク(薬物濃度:0~125μM)及び赤血球(薬物濃度:0~250μM)と結合しない(in vitro試験結果)。

薬物動態の表

表1
血中濃度7)  

投与量
(mg/kg) 
症例数  AUC0-∞
(μg・min/mL) 
CL
(mL/min) 
Vss
(mL) 
t1/2
(min) 
14  561±14.2  106±16.7  12,071±13.5  107±13.9 
14  4,604±10.0  103±9.02  11,799±15.5  132±17.5 
16  14  9,670±13.5  98.4±15.5  11,370±15.0  143±22.5 

幾何平均値±幾何CV(%)

表2
腎機能障害患者(外国人データ)

 

 
   症例数  AUC0-∞
(μg・min/mL) 
CL
(mL/min) 
Vss
(mL) 
t1/2
(min) 
腎機能正常患者  13  1,728±34.8  95.2±22.1  13,800±20.5  139±44.4 
重度腎機能障害患者  13  27,463±114  5.53±108  15,986±35.5  2,139±121 

幾何平均値±幾何CV(%)

臨床成績

1. 国内外の第II相試験成績12~15)
各科領域手術患者(ASA分類Class1~3)に、非盲検下でロクロニウム臭化物0.9mg/kg又はベクロニウム臭化物0.1mg/kgを静脈内投与した後、筋弛緩モニターにおける四連(TOF)刺激による2回目の収縮反応(T2)の再出現時に本剤2.0mg/kgを、またポスト・テタニック・カウント(PTC)刺激による1~2回の単収縮反応(1-2PTC)の出現時に本剤4.0mg/kgを単回静脈内投与したとき、本剤投与開始からTOF比(T4/T1の比)0.9に回復するまでの時間は下表のとおりであり、ロクロニウム臭化物投与後の本剤による筋弛緩状態からの回復時間は、ベクロニウム臭化物投与後と比較して早い傾向が認められた。(表3参照)

2. 海外第III相試験成績16、17)

(1)
各科領域手術患者(ASA分類Class1~4)に、非盲検下でロクロニウム臭化物0.6mg/kg又はベクロニウム臭化物0.1mg/kgを静脈内投与した後、筋弛緩モニターにおける四連(TOF)刺激による2回目の収縮反応(T2)の再出現時に本剤2.0mg/kg又はネオスチグミンメチル硫酸塩50μg/kgを、またポスト・テタニック・カウント(PTC)刺激による1~2回の単収縮反応(1-2PTC)の出現時に本剤4.0mg/kg又はネオスチグミンメチル硫酸塩70μg/kgを単回静脈内投与したとき、本剤又はネオスチグミンメチル硫酸塩投与開始からTOF比(T4/T1の比)0.9に回復するまでの時間は下表のとおりであり、本剤による回復時間はネオスチグミンメチル硫酸塩と比較して有意に早かった(p<0.0001、回復時間の対数変換値を用いて治療群及び施設を因子とした二元配置分散分析)。(表4参照)

(2)
各科領域手術患者(ASA分類Class1~2)に、非盲検下でロクロニウム臭化物1.2mg/kgを静脈内投与した3分後に本剤16.0mg/kgを静脈内投与したときのロクロニウム臭化物投与後からT1が10%に回復するまでの時間(平均値±標準偏差)は4.4±0.7分(n=55)であり、スキサメトニウム塩化物水和物1.0mg/kgを静脈内投与後からT1が10%に回復するまでの時間(平均値±標準偏差)7.1±1.6分(n=55)と比較して有意に早かった(p<0.0001、回復時間の対数変換値を用いて治療群及び施設を因子とした二元配置分散分析)。

3. 高齢者(海外試験成績)18)
各科領域手術を受ける高齢患者及び非高齢患者(ASA分類Class1~3)に、非盲検下でロクロニウム臭化物0.6mg/kgを静脈内投与した後、筋弛緩モニターにおける四連(TOF)刺激によるT2再出現時に本剤2.0mg/kgを単回静脈内投与したとき、本剤投与開始からTOF比(T4/T1の比)0.9に回復するまでの時間(平均値±標準偏差)は、非高齢者群(18~64歳)で2.5±1.3分(n=48)、65~74歳群で2.9±1.6分(n=62)、75歳以上群で3.9±1.7分(n=40)であった。

4. 腎機能障害患者(海外試験成績)19)
各科領域手術を受ける重度腎機能障害患者(クレアチニンクリアランス30mL/min未満)又は腎機能正常患者(クレアチニンクリアランス80mL/min以上)に、非盲検下でロクロニウム臭化物0.6mg/kgを静脈内投与した後、筋弛緩モニターにおける四連(TOF)刺激によるT2再出現時に本剤2.0mg/kgを、またポスト・テタニック・カウント(PTC)刺激による1~2回の単収縮反応(1-2PTC)の出現時に本剤4.0mg/kgを単回静脈内投与したとき、本剤投与開始からTOF比(T4/T1の比)0.9に回復するまでの時間は下表のとおりであった。(表5参照)

臨床成績の表

表3
国内外の第II相試験成績12~15)
 

本剤投与時の
筋弛緩状態 
筋弛緩剤
の種類 
本剤
投与量 
人種  投与開始からTOF比
(T4/T1の比)
0.9に回復するまでの時間
(平均値±標準偏差、PPS) 
浅い筋弛緩
(T2再出現時) 
ロクロニウム
臭化物 
2.0mg/kg  日本人  2.2±1.2分(n=7) 
浅い筋弛緩
(T2再出現時) 
ロクロニウム
臭化物 
2.0mg/kg  白人  1.4±0.5分(n=9) 
浅い筋弛緩
(T2再出現時) 
ベクロニウム
臭化物 
2.0mg/kg  日本人  2.8±0.8分(n=6) 
浅い筋弛緩
(T2再出現時) 
ベクロニウム
臭化物 
2.0mg/kg  白人  3.4±1.9分(n=7) 
深い筋弛緩
(1-2PTC出現時) 
ロクロニウム臭化物  4.0mg/kg  日本人  1.6±0.9分(n=11) 
深い筋弛緩
(1-2PTC出現時) 
ロクロニウム臭化物  4.0mg/kg  白人  1.6±0.7分(n=10) 
深い筋弛緩
(1-2PTC出現時) 
ベクロニウム
臭化物 
4.0mg/kg  日本人  3.0±2.4分(n=10) 
深い筋弛緩
(1-2PTC出現時) 
ベクロニウム
臭化物 
4.0mg/kg  白人  3.3±3.5分(n=8) 

表4
海外第III相試験成績16、17)

 

 
本剤投与時の
筋弛緩状態 
筋弛緩剤
の種類 
投与群  投与開始からTOF比
(T4/T1の比)
0.9に回復するまでの時間
(幾何平均値、ITT) 
浅い筋弛緩
(T2再出現時) 
ロクロニウム
臭化物 
本剤  1.5分(n=48) 
浅い筋弛緩
(T2再出現時) 
ロクロニウム
臭化物 
ネオスチグミン
メチル硫酸塩 
18.5分(n=48) 
浅い筋弛緩
(T2再出現時) 
ベクロニウム
臭化物 
本剤  2.8分(n=48) 
浅い筋弛緩
(T2再出現時) 
ベクロニウム
臭化物 
ネオスチグミン
メチル硫酸塩 
16.8分(n=45) 
深い筋弛緩
(1-2PTC出現時) 
ロクロニウム
臭化物 
本剤  2.9分(n=37) 
深い筋弛緩
(1-2PTC出現時) 
ロクロニウム
臭化物 
ネオスチグミン
メチル硫酸塩 
50.4分(n=37) 
深い筋弛緩
(1-2PTC出現時) 
ベクロニウム
臭化物 
本剤  4.5分(n=47) 
深い筋弛緩
(1-2PTC出現時) 
ベクロニウム
臭化物 
ネオスチグミン
メチル硫酸塩 
66.2分(n=36) 

:欠測値を補完した場合

表5
腎機能障害患者(海外試験成績)19)

 

 
本剤投与時の
筋弛緩状態 
本剤
投与量 
投与開始からTOF比(T4/T1の比)
0.9に回復するまでの時間 
投与開始からTOF比(T4/T1の比)
0.9に回復するまでの時間 
浅い筋弛緩
(T2再出現時) 
2.0mg/kg  腎機能正常患者
(ASA分類Class1~2) 
1.7±0.6分
(n=14、PP) 
浅い筋弛緩
(T2再出現時) 
2.0mg/kg  重度腎機能障害患者
(ASA分類Class2~3) 
2.0±0.7分
(n=15、PP) 
深い筋弛緩
(1-2PTC出現時) 
4.0mg/kg  腎機能正常患者
(ASA分類Class1~3) 
1.9分
(n=32、ITT) 
深い筋弛緩
(1-2PTC出現時) 
4.0mg/kg  重度腎機能障害患者
(ASA分類Class2~3) 
3.4分
(n=35、ITT) 

†:平均値±標準偏差
‡:幾何平均値、欠測値を補完した場合

薬効薬理


1.
スガマデクスナトリウムは、ステロイド系筋弛緩剤であるロクロニウム臭化物及びベクロニウム臭化物に対して非常に高い親和性を示した(結合定数はそれぞれ15.1及び8.8×106M-1)が、スキサメトニウム塩化物水和物に対する親和性は認められなかった20)。

2.
ロクロニウム臭化物又はベクロニウム臭化物がスガマデクスナトリウムに包接されることにより、筋弛緩剤の作用が阻害され、筋弛緩状態からの回復が得られる。In vitro試験において、スガマデクスナトリウムは、ロクロニウム臭化物及びベクロニウム臭化物による筋弛緩を回復させた21)。

3.
ロクロニウム臭化物又はベクロニウム臭化物の持続注入により、サル拇指内転筋のTOF反応の最初の反応T1が90%抑制される筋弛緩状態に維持し、持続注入の停止後に自然回復させた場合と、460nmol/kgのスガマデクスナトリウムを投与した場合の、TOF比(T4/T1の比)0.9に回復するまでの時間を比較した。TOF比(T4/T1の比)0.9に回復するまでの時間は、ロクロニウム臭化物による筋弛緩に対して、自然回復で14.5±1.1分、本剤投与後1.9±0.5分(平均値±標準誤差、n=4)であった。また、ベクロニウム臭化物による筋弛緩に対して、自然回復で23.1±1.8分、本剤投与後4.4±0.6分(n=4)であった22)。

4.
サルにED90(単収縮高を90%抑制する用量)の5倍用量のロクロニウム臭化物(800nmol/kg)又はベクロニウム臭化物(70nmol/kg)を投与し、拇指内転筋に深い筋弛緩を引き起こした後、生理食塩水又は1,150nmol/kg(ロクロニウム臭化物の約1.4倍、ベクロニウム臭化物の約16.4倍の濃度)のスガマデクスナトリウムを投与した(n=4)。ロクロニウム臭化物による筋弛緩に対し、TOF比(T4/T1の比)0.9に回復するまでの時間は、生理食塩水投与後28.2±3.4分(平均値±標準誤差)であったのに対し、本剤投与後7.9±1.8分と有意に短縮した。一方、ベクロニウム臭化物による筋弛緩に対し、TOF比(T4/T1の比)0.9に回復するまでの時間は、生理食塩水投与後49.0±4.7分であったのに対し、本剤投与後48.6±8.3分であった23)。

有効成分に関する理化学的知見

一般名
スガマデクスナトリウム(Sugammadex Sodium)

化学名
Cyclooctakis-(1→4)-{6-S-[2-(sodium carboxylato)ethyl]-6-thio-α-D-glucopyranosyl}

分子式
C72H104O48S8Na8

分子量
2178.01

構造式
   

性状
白色の粒又は粉末である。水に極めて溶けやすく、メタノール、エタノール(99.5)又はアセトニトリルにほとんど溶けない。

包装

ブリディオン静注200mg:(2mL)10バイアル

ブリディオン静注500mg:(5mL)10バイアル 

主要文献及び文献請求先

主要文献

1)
血液凝固パラメータへの影響(社内資料)

2)
筋弛緩剤(ロクロニウム臭化物)再投与時に関する検討(社内資料)

3)
本剤投与後のスキサメトニウム塩化物水和物の作用(社内資料)

4)
ラット乳汁排泄試験(社内資料)

5)
Plaud B, et al.: Anesthesiology 2009, 110, 284

6)
臨床化学検査に及ぼす影響(社内資料)

7)
日本人単回投与試験(社内資料)

8)
Peeters P, et al.: Biopharm Drug Dispos 2011, 32, 159

9)
Staals LM, et al.: Br J Anaesth 2010, 104, 31

10)
血漿タンパクへの結合(社内資料)

11)
赤血球への結合(社内資料)

12)
日本人を対象としたT2再出現時投与におけるブリッジング試験(社内資料)

13)
Puhringer FK, et al.: Br J Anaesth 2010, 105, 610

14)
日本人を対象とした1-2PTC時投与におけるブリッジング試験(社内資料)

15)
Duvaldestin P, et al.: Anesth Analg 2010, 110, 74

16)
Jones RK, et al.: Anesthesiology 2008, 109, 816

17)
Lee C, et al.: Anesthesiology 2009, 110, 1020

18)
McDonagh DL, et al.: Anesthesiology 2011, 114, 318

19)
Staals LM, et al.: Br J Anaesth 2008, 101, 492

20)
等温マイクロカロリメトリー法による結合親和性(社内資料)

21)
Zhang MQ, et al.: Drugs Fut 2003, 28, 347

22)
Egmond J, et al.: Eur J Anaesthesiol 2001, 18(Suppl23), 100

23)
ロクロニウム臭化物及びベクロニウム臭化物による深い筋弛緩からの回復(社内資料)
文献請求先・製品情報お問い合わせ先

主要文献に記載の社内資料につきましても下記にご請求下さい。

MSD株式会社 MSDカスタマーサポートセンター

東京都千代田区九段北1-13-12

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MSD株式会社

東京都千代田区九段北1-13-12
 

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