主成分:
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半消化態たんぱく質,脂肪,糖質,電解質,微量元素類およびビタミン類を成分とする経腸栄養剤(Enteral formula for tube feeding)
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この薬の作用と効果について
栄養成分をバランスよく含む半消化態の経腸栄養剤です。
通常、手術後、特に長期にわたり食事ができない、または不十分な場合の栄養補給に使用されます。
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次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。
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以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。牛乳たん白アレルギーがある。胃の機能が残存していない。腸管閉塞、腸管の機能が残存していない。肝・腎障害、糖尿病などの糖代謝異常、先天性アミノ酸代謝異常、下痢などの脱水症状がある。
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他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
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用法・用量(この薬の使い方)
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通常、成人標準量として1日1,200〜2,000g(1,200〜2,000kcal)を胃瘻より胃内に1日数回に分けて注入します。注入時間は100g当たり2〜3分(300g当たり6〜9分)とし、1回の最大注入量は600gとします。
初めて使用する場合は、注入後によく観察を行い、症状に注意しながら増量して数日で標準量に達するようにします。
年齢・体重・症状により、使用量、注入時間は適宜増減されます。必ず指示された使用方法に従ってください。
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本剤は必ず胃瘻から注入してください。
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容器に小さな穴や亀裂などの破損や汚れがある場合、容器からの液漏れ、膨張、異臭などがある場合は使用しないでください。
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開封前に揉んでから使用してください。揉んだ際に、容器から液漏れなどがあった場合は使用しないでください。開封後はできるだけ早めに使い切ってください。
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使用間隔は、2時間以上開けてください。
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温める場合は、未開封のまま短時間で湯煎(40℃以下)してください。
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使い忘れた場合は、気がついた時に1回分を使用してください。2回分を一度に使用してはいけません。
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誤って多く使用した場合は医師または薬剤師に相談してください。
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医師の指示なしに、自分の判断で使用をやめないでください。
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生活上の注意
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この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)
主な副作用として、下痢、腹部膨満感、便秘、吐き気、皮疹、蕁麻疹、誤嚥性肺炎(本剤が気管から肺に入り込み、肺炎を起こす)などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
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意識がうすれる、呼吸しにくい、吐き気[ショック、アナフィラキシー]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
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保管方法その他
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乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
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凍結を避けてください。凍結したものは使用しないでください。
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薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。
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