TELAVIC Tablets (Telaprevir)特拉匹韦,テラビック錠250mg
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特拉匹韦(telaprevir)是直接蛋白酶抑制剂,它通过结合病毒并防止其增殖来起作用。特拉匹韦和PEG化的干扰素&alPHa以及利巴韦林联合使用,用于治疗基因1型慢性丙肝。日前,欧盟批准丙肝治疗新药特拉匹韦(telaprevir)上市。
早在2011年5月,美国FDA已批准Vertex制药公司的特拉匹韦上市,商品名为Incivek,用于之前接受干扰素治疗无效或未经治疗,且患有其它肝病如肝硬化的丙肝成年患者。
2011年7月,欧盟药物管理局向欧盟委员会建议建议批准特拉匹韦,称“特拉匹韦与PEG化的干扰素&alPHa;以及利巴韦林联合使用可以显著提高丙肝患者的治愈率,并且,可以缩短治疗疗程。”之前美国FDA也曾指出,特拉匹韦可以有效减少丙肝治疗的效率,疗程可由标准的48周缩减至24周。
于是2011年8月,Incivek在加拿大也获得批准。Janssen制药获得欧盟的批准上市特拉匹韦,商品名为Incivo,可以在欧盟各成员国使用,用于治疗丙肝成年患者。
2007年4月18日,强生和研究伙伴Vertex对外公布了HCV新药候选者——特异靶向抗丙肝治疗药物特拉匹韦(telaprevir)令人兴奋的临床研究结果,结果提示Telaprevir的疗效显著优于α干扰素治疗方案。特拉匹韦很快成为2007年“重磅炸弹”药品,也是自2001年以来最有效的HCV治疗药物。
特拉匹韦(telaprevir)为药丸,每日三次佐餐服用,前12周需与聚乙二醇干扰素&alPHa;和病毒唑联合使用,一般24周即可产生早期病毒反应,而标准治疗需要48周。特拉匹韦为蛋白酶抑制剂,可防止病毒的复制。
特拉匹韦(telaprevir)与聚乙二醇干扰素α和病毒唑联用时最常见的副作用有:皮疹、疲劳、红血球数目减少贫血、恶心、头疼、腹泻、瘙痒、肛门或直肠刺激疼痛等。如出现严重皮疹,应立即停药。
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作成又は改訂年月
**2014年9月改訂(第12版)D12
*2014年6月改訂
日本標準商品分類番号
87625
日本標準商品分類番号等
効能又は効果追加承認年月(最新)
**2014年9月
国際誕生年月
2011年5月
薬効分類名
抗ウイルス剤
承認等
販売名
テラビック錠250mg
販売名コード
6250035F1020
承認・許可番号
承認番号
22300AMX01215
商標名
TELAVIC Tablets 250mg
薬価基準収載年月
2011年11月
販売開始年月
2011年11月
貯法・使用期限等
貯法
室温保存.高温を避けて保存のこと.
開封後は湿気及び光を避けて保存のこと.
使用期限
外箱に使用期限を表示
規制区分
劇薬
処方せん医薬品注)
注)注意-医師等の処方せんにより使用すること
組成
有効成分・含量(1錠中)
テラプレビル 250mg
添加物
ヒプロメロース酢酸エステルコハク酸エステル,ラウリル硫酸ナトリウム,無水リン酸水素カルシウム,クロスカルメロースナトリウム,結晶セルロース,軽質無水ケイ酸,フマル酸ステアリルナトリウム
性状
性状・剤形
白色・素錠
外形
規格
長径(mm)16.3 短径(mm)8.1 厚さ(mm)約6.3 重量(mg)約650
識別コード
TA145
一般的名称
テラプレビル錠
警告
1.
本剤は,ウイルス性肝疾患の治療に十分な知識・経験を持つ医師のもとで,本剤の投与が適切と判断される患者に対してのみ投与すること.
2.
本剤は,ペグインターフェロン アルファ-2b(遺伝子組換え)及びリバビリンとの併用投与により,中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN),皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群),薬剤性過敏症症候群(Drug-induced hypersensitivity syndrome: DIHS)等の全身症状を伴う重篤な皮膚障害が発現するおそれがあることから次の事項に注意すること.なお,本剤は皮膚科医と連携して使用すること.(「重要な基本的注意」,「重大な副作用」の項参照)
(1)
重篤な皮膚障害は本剤投与期間中に発現する場合が多いので,当該期間中は特に観察を十分に行うこと.
(2)
重篤な皮膚障害,又は以下の症状を伴う発疹が発現した場合には,投与を中止するなど適切な処置を行うこと.
発熱,水疱,表皮剥離,粘膜のびらん・潰瘍,結膜炎等の眼病変,顔面や四肢等の腫脹,リンパ節腫脹,又は全身倦怠感
(3)
投与中止後も症状が増悪又は遷延するおそれがあるので患者の状態を十分観察すること.
禁忌
(次の患者には投与しないこと)
1.
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
2.
本剤の服用により重篤な皮膚障害が発現したことのある患者
3.
コントロールの困難な心疾患(心筋梗塞,心不全,不整脈等)のある患者〔貧血が原因で心疾患が悪化することがある.〕
4.
異常ヘモグロビン症(サラセミア,鎌状赤血球性貧血等)の患者〔貧血が原因で異常ヘモグロビン症が悪化することがある.〕
5.
下記の薬剤を使用中の患者(「相互作用」の項参照)
(1) 抗不整脈薬のうち次の薬剤
キニジン硫酸塩水和物,ベプリジル塩酸塩水和物,フレカイニド酢酸塩,プロパフェノン塩酸塩,アミオダロン塩酸塩
(2) 麦角アルカロイド
エルゴタミン酒石酸塩,ジヒドロエルゴタミンメシル酸塩,エルゴメトリンマレイン酸塩,メチルエルゴメトリンマレイン酸塩
(3) HMG-CoA還元酵素阻害剤のうち次の薬剤
ロバスタチン(国内未承認),シンバスタチン,アトルバスタチンカルシウム水和物
(4) PDE5阻害剤のうち次の薬剤
バルデナフィル塩酸塩水和物,シルデナフィルクエン酸塩(肺高血圧症を適応とする場合),タダラフィル(肺高血圧症を適応とする場合)
(5) その他
ピモジド,トリアゾラム,アルフゾシン(国内未承認),ブロナンセリン,コルヒチン(肝臓又は腎臓に障害のある患者に使用する場合),リファンピシン
効能又は効果
効能又は効果/用法及び用量
1.
セログループ1(ジェノタイプI(1a)又はII(1b))のC型慢性肝炎における次のいずれかのウイルス血症の改善
(1)
血中HCV RNA量が高値の未治療患者
(2)
**インターフェロンを含む治療法により無効又は再燃となった患者
2.
**セログループ2(ジェノタイプIII(2a)又はIV(2b))のC型慢性肝炎におけるインターフェロン製剤の単独療法,又はリバビリンとの併用療法で無効又は再燃となった患者のウイルス血症の改善
効能又は効果に関連する使用上の注意
1.
本剤の使用に際しては,HCV RNAが陽性であることを確認すること.
2.
血中HCV RNA量が高値の未治療患者に用いる場合は,血中HCV RNA量がRT-PCR法で5.0Log IU/mL以上に相当することを確認すること.
3.
**C型慢性肝炎におけるウイルス血症の改善への本剤の使用にあたっては,自己免疫性肝炎,アルコール性肝炎等その他の慢性肝疾患でないこと,肝不全を伴わないことを確認する.また,組織像又は肝予備能,血小板数等により肝硬変でないことを確認すること.
4.
**インターフェロンを含む治療法のうち,他のプロテアーゼ阻害剤による既治療例に対する投与経験はない.これらの患者に対しては,ウイルス性肝疾患の治療に十分な知識・経験を持つ医師が前治療の種類,前治療に対する反応性,耐性変異の有無,患者の忍容性等を考慮した上で,本剤投与の可否を判断すること.
用法及び用量
通常,成人には,テラプレビルとして1回750mgを1日3回食後経口投与し,投与期間は12週間とする.
本剤は,ペグインターフェロン アルファ-2b(遺伝子組換え)及びリバビリンと併用すること.
用法及び用量に関連する使用上の注意
1.
**本剤の単独投与は行わないこと.(本剤の単独投与による有効性及び安全性は確立していない.)
2.
本剤は12週間を超えて投与した際の有効性及び安全性は確立していない.(「臨床成績」の項参照)
3.
本剤,ペグインターフェロン アルファ-2b(遺伝子組換え)及びリバビリンを併用する場合には,3剤併用投与で治療を開始し,本剤投与終了後,引き続きペグインターフェロン アルファ-2b(遺伝子組換え)及びリバビリンによる2剤併用を実施する.なお,本剤と併用するペグインターフェロン アルファ-2b(遺伝子組換え)及びリバビリンは24週間を超えて投与した場合の有効性及び安全性は確立していない.(「臨床成績」の項参照)
4.
本剤を空腹時に服用した場合は,十分な血中濃度が得られないため,必ず食後に服用するように患者に指導すること.また,投与間隔等を調節するよう,以下の内容も踏まえて患者に指導すること.(「薬物動態」の項参照)
(1)
低脂肪食の食後に本剤を投与した場合,高脂肪食の食後に投与した場合に比べて血漿中濃度が低下するとの報告がある.
(2)
臨床試験において本剤の有効性及び安全性は食後にて8時間間隔投与で検討されている.
5.
ペグインターフェロン アルファ-2b(遺伝子組換え)は,通常,成人には,1回1.5μg/kgを週1回皮下投与する.
6.
リバビリンは,通常,成人には,下記の用法・用量で経口投与する.

リバビリンの投与に際しては,患者の状態を考慮し,減量,中止等の適切な処置を行うこと.特に,投与開始前のヘモグロビン濃度が13g/dL未満の患者には,リバビリンの投与量を200mg減量し,下記の用法・用量で経口投与する.
7.
本剤とペグインターフェロン アルファ-2b(遺伝子組換え)及びリバビリンを併用するにあたっては,ヘモグロビン濃度が12g/dL以上であることが望ましい.また,投与中にヘモグロビン濃度の低下が認められた場合には,下記を参考にリバビリンの用量を調節,あるいは本剤,ペグインターフェロン アルファ-2b(遺伝子組換え)及びリバビリンの投与を中止すること.なお,リバビリンの最低用量は200mg/日までとする.

上記の基準に加えて,ヘモグロビン濃度が1週間以内に1g/dL以上減少し,その値が13g/dL未満の場合は,リバビリンを更に200mg減量する.
8.
本剤とペグインターフェロン アルファ-2b(遺伝子組換え)及びリバビリンを併用するにあたっては,白血球数が4,000/mm3以上又は好中球数が1,500/mm3以上,血小板数が100,000/mm3以上であることが望ましい.また,投与中に白血球数,好中球数又は血小板数の低下が認められた場合には,下記を参考にペグインターフェロン アルファ-2b(遺伝子組換え)の用量を調節,あるいは本剤,ペグインターフェロン アルファ-2b(遺伝子組換え)及びリバビリンの投与を中止すること.
9.
投与開始前のヘモグロビン濃度が14g/dL未満,好中球数が2,000/mm3未満あるいは血小板数が120,000/mm3未満の患者,高齢者及び女性ではペグインターフェロン アルファ-2b(遺伝子組換え)及びリバビリンの減量を要する頻度が高くなる傾向が認められるので,投与開始から2週間は原則入院させること.
使用上の注意
慎重投与
(次の患者には慎重に投与すること)
1.
本剤の服用により皮膚障害が発現したことのある患者
2.
インターフェロン製剤やリバビリンの使用により,高度の副作用(発疹等)が発現したことのある患者〔本剤を併用投与することにより副作用が増強する可能性がある.〕
3.
腎機能障害のある患者〔腎機能障害の悪化を来すことがある.〕
4.
高血圧のある患者〔腎機能障害の発現リスクが高くなるおそれがある.〕
5.
糖尿病のある患者〔腎機能障害の発現リスクが高くなるおそれがある.〕
6.
投与開始前のヘモグロビン濃度が14g/dL未満,好中球数が2,000/mm3未満あるいは血小板数が120,000/mm3未満の患者及び女性〔投与中止あるいは減量を要する頻度が高くなる傾向が認められている.〕
7.
中枢・精神神経障害又はその既往歴のある患者〔中枢・精神神経症状が悪化又は再燃することがある.〕
8.
心疾患又はその既往歴のある患者〔貧血により心機能の異常,冠状動脈疾患が悪化又は再燃する可能性がある.過量投与によりQT延長が報告されている.(「過量投与」の項参照)〕
9.
痛風又はその既往歴のある患者〔血中尿酸値の上昇が報告されている.〕
10.
アレルギー素因のある患者
11.
高齢者(「高齢者への投与」の項参照)
12.
**中等度以上の肝機能障害患者〔中等度の肝機能障害患者においてCmax及びAUCが低下することが報告されている.(「薬物動態」の項参照)〕
13.
ペグインターフェロン アルファ-2b(遺伝子組換え)あるいはリバビリンにおいて慎重投与とされている患者
重要な基本的注意
1.
本剤は,ペグインターフェロン アルファ-2b(遺伝子組換え)及びリバビリンと併用するため,ペグインターフェロン アルファ-2b(遺伝子組換え)及びリバビリンの添付文書に記載されている警告,禁忌,併用禁忌,慎重投与,重要な基本的注意,重大な副作用等の「使用上の注意」を必ず確認すること.
2.
本剤の使用にあたっては,患者に本剤の有効性及び危険性(本剤の投与により発現する可能性のある重大な副作用,その他の副作用の発現頻度等)を十分説明し,特にペグインターフェロン アルファ-2b(遺伝子組換え)及びリバビリンとの併用により高頻度に皮膚症状が発現し,ときに重篤な皮膚障害が発現するため,皮膚や粘膜の症状(水疱,表皮剥離,粘膜のびらん・潰瘍,眼病変,発疹に関連した著明な全身症状等)に注意し,そのような症状があらわれた場合には,直ちに医師の診察を受けるよう指導すること.
3.
本剤は,ペグインターフェロン アルファ-2b(遺伝子組換え)及びリバビリンとの併用により,中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN),皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群),薬剤性過敏症症候群(Drug-induced hypersensitivity syndrome : DIHS)等の全身症状を伴う重篤な皮膚障害が発現するおそれがあることから注意すること.重篤な皮膚障害が認められた場合,又はこれらの症状が疑われた場合(水疱,表皮剥離,粘膜のびらん・潰瘍,眼病変,発疹に関連した著明な全身症状の発現等)は,本剤,ペグインターフェロン アルファ-2b(遺伝子組換え)及びリバビリンの投与を直ちに中止し,皮膚科医に受診させるなど適切な処置を行うこと.
4.
体表面積の50%を超える全身性発疹,発疹に関連した全身症状(発熱,リンパ節腫脹等)等が認められた場合には,原則として本剤の投与を中止するとともに,ペグインターフェロン アルファ-2b(遺伝子組換え)及びリバビリンの減量又は投与中止についても慎重に検討すること.特に,重篤な皮膚障害への進行を疑う場合には,本剤,ペグインターフェロン アルファ-2b(遺伝子組換え)及びリバビリンの投与を直ちに中止し,皮膚科医に受診させるなど適切な処置を行うこと.なお,本剤のみを投与中止した場合には,慎重に経過観察を行うとともに,皮膚科医を受診させるなど適切な処置を行うこと.
5.
ヘモグロビン濃度,白血球数,好中球数及び血小板数の検査は,投与前及び投与開始12週間は少なくとも毎週,その後は4週間に1度実施すること.また,易感染性となり,感染症及び感染症の増悪を誘発することがあるので,白血球分画及びCRP値についても同様に測定すること.
6.
急性腎不全等の重篤な腎機能障害及び重篤な肝機能障害の多くが投与開始1週間以内に発現しているので,腎機能検査(クレアチニン,尿素窒素,尿酸等),肝機能検査及び電解質等の生化学検査を,投与開始後1週間以内に少なくとも2度実施し,更に投与開始2週間後及び4週間後に1度,その後は4週間に1度実施すること.また,甲状腺機能検査は12週間に1度実施すること.
7.
貧血を起こす可能性があることから,患者に対し貧血に関連する副作用(めまい等)の発現の可能性について十分説明すること.また,定期的に臨床検査を行うなど患者の状態を十分に観察し,異常が認められた場合には適切な処置を行うこと.
8.
抑うつ,自殺企図があらわれることがある.また,躁状態,攻撃的行動があらわれ,他害行為に至ることがある.患者の精神状態に十分に注意し,不眠,不安,焦燥,興奮,攻撃性,易刺激性等があらわれた場合には本剤投与を中止するなど,治療継続の可否について慎重に検討すること.また,これらの症状が認められた場合には,投与終了後も観察を継続することが望ましい.
9.
抑うつ,自殺企図をはじめ,躁状態,攻撃的行動,不眠,不安,焦燥,興奮,攻撃性,易刺激性等の精神神経症状発現の可能性について,患者及びその家族に十分説明し,これらの症状があらわれた場合には直ちに連絡するよう注意を与えること.
10.
意識障害等があらわれることがあるので,自動車の運転等,危険を伴う機械の操作に従事する際には注意するよう患者に十分に説明すること.
相互作用
相互作用の概略
本剤は代謝酵素チトクロームP450 3A4/5(CYP3A4/5)阻害作用を有することから,CYP3A4/5により代謝される薬剤と併用したとき,併用薬剤の血中濃度を上昇させるおそれがある.本剤はP-糖蛋白質,有機アニオン輸送ポリペプチドOATP1B1の阻害作用を有することから,これらの基質である薬剤と併用したとき,併用薬剤の血中濃度を上昇させるおそれがある.
また,本剤はCYP3A4によって代謝されることから,CYP3A4を誘導する薬剤と併用したとき本剤の血中濃度が低下し,CYP3A4を阻害する薬剤と併用したとき本剤の血中濃度が上昇するおそれがある.
併用禁忌
(併用しないこと)
1.
薬剤名等
キニジン硫酸塩水和物(硫酸キニジン)
ベプリジル塩酸塩水和物(ベプリコール)
フレカイニド酢酸塩(タンボコール)
プロパフェノン塩酸塩(プロノン等)
アミオダロン塩酸塩(アンカロン)
ピモジド(オーラップ)
臨床症状・措置方法
これら薬剤による重篤な又は生命に危険を及ぼすような事象(不整脈,血液障害,血管攣縮等)が起こるおそれがある.
機序・危険因子
本剤のチトクロームP450に対する阻害作用により,これらの薬剤の代謝が阻害され血中濃度が上昇し,作用の増強や相加的なQT延長を起こすおそれがある.
2.
薬剤名等
エルゴタミン酒石酸塩(クリアミン)
ジヒドロエルゴタミンメシル酸塩(ジヒデルゴット等)
エルゴメトリンマレイン酸塩(エルゴメトリンマレイン酸塩)
メチルエルゴメトリンマレイン酸塩(メテルギン等)
臨床症状・措置方法
これら薬剤の血中濃度が上昇し,末梢血管攣縮,虚血等の重篤な又は生命に危険を及ぼすような事象が起こるおそれがある.
機序・危険因子
本剤のCYP3A4/5に対する阻害作用により,これらの薬剤の代謝が阻害される.
3.
薬剤名等
トリアゾラム(ハルシオン等)
臨床症状・措置方法
トリアゾラムの代謝が抑制され,過度の鎮静や呼吸抑制等が起こるおそれがある.
機序・危険因子
本剤のCYP3A4/5に対する阻害作用により,これらの薬剤の代謝が阻害される.
4.
薬剤名等
ロバスタチン(国内未承認)
シンバスタチン(リポバス等)
アトルバスタチンカルシウム水和物1)(リピトール,カデュエット)
臨床症状・措置方法
本剤750mg1日3回を6日間服用後,アトルバスタチンカルシウム水和物20mg1日1回を併用したとき,アトルバスタチンのAUCが7.9倍に上昇した.
これらの薬剤の血中濃度が上昇し,重篤な又は生命に危険を及ぼすような事象(横紋筋融解症を含むミオパシー等)が起こるおそれがある.
機序・危険因子
本剤のCYP3A4/5に対する阻害作用により,これらの薬剤の代謝が阻害される.
5.
薬剤名等
アルフゾシン(国内未承認)
バルデナフィル塩酸塩水和物(レビトラ)
シルデナフィルクエン酸塩(肺高血圧症を適応とする場合)(レバチオ)
タダラフィル(肺高血圧症を適応とする場合)(アドシルカ)
臨床症状・措置方法
これら薬剤の血中濃度が上昇し,低血圧や不整脈を起こすおそれがある.
機序・危険因子
本剤のCYP3A4/5に対する阻害作用により,これらの薬剤の代謝が阻害される.
6.
薬剤名等
ブロナンセリン(ロナセン)
臨床症状・措置方法
ブロナンセリンの血中濃度が上昇し,作用が増強するおそれがある.
機序・危険因子
本剤のCYP3A4/5に対する阻害作用により,これらの薬剤の代謝が阻害される.
7.
薬剤名等
コルヒチン(肝臓又は腎臓に障害のある患者に使用する場合)(コルヒチン)
臨床症状・措置方法
コルヒチンの血中濃度が上昇するおそれがある.
機序・危険因子
本剤のCYP3A4/5に対する阻害作用により,これらの薬剤の代謝が阻害される.
8.
薬剤名等
リファンピシン2)(アプテシン,リファジン,リマクタン等)
臨床症状・措置方法
リファンピシン600mg1日1回を7日間服用後,本剤750mg1日1回を併用したとき,本剤のAUCが92%低下した.
本剤の効果が減弱するおそれがある.
機序・危険因子
リファンピシンのCYP3A4に対する誘導作用により,本剤の代謝が促進される.
併用注意
(併用に注意すること)
1. 薬剤名等
カルバマゼピン
リファブチン
臨床症状・措置方法
カルバマゼピン200mg1日2回17日間と本剤750mg1日3回10日間を併用したとき,本剤のCminが47%,AUCが32%低下した.
本剤の血中濃度が低下し,本剤の効果が減弱するおそれがある.
これらの薬剤の血中濃度が上昇するおそれがある.
カルバマゼピンについては,望ましい臨床反応が得られるように血中濃度モニタリングを行うなど注意すること.
機序・危険因子
これらの薬剤のCYP3A4に対する誘導作用により,本剤の代謝が促進される.
本剤のCYP3A4/5に対する阻害作用により,これらの薬剤の代謝が阻害される.
2. 薬剤名等
フェノバルビタールナトリウム
フェニトイン
臨床症状・措置方法
フェニトイン200mg1日2回17日間と本剤750mg1日3回10日間を併用したとき,本剤のCminが68%,AUCが47%低下し,フェニトインのAUCが31%上昇した.
本剤の血中濃度が低下し,本剤の効果が減弱するおそれがある.
これらの薬剤の血中濃度が変化するおそれがある.
望ましい臨床反応が得られるように血中濃度モニタリングを行うなど注意すること.
機序・危険因子
これらの薬剤のCYP3A4に対する誘導作用により,本剤の代謝が促進される.
3. 薬剤名等
デキサメタゾン(全身投与)
臨床症状・措置方法
本剤の血中濃度が低下し,本剤の効果が減弱するおそれがある.
機序・危険因子
デキサメタゾンのCYP3A4に対する誘導作用により,本剤の代謝が促進される.
4. 薬剤名等
セイヨウオトギリソウ(St.John's wort,セント・ジョーンズ・ワート)含有食品
臨床症状・措置方法
本剤の血中濃度が低下し,本剤の効果が減弱するおそれがある.本剤投与時はセイヨウオトギリソウ含有食品を摂取しないよう注意すること.
機序・危険因子
セイヨウオトギリソウによるCYP3A4に対する誘導作用により,本剤の代謝が促進される.
5. 薬剤名等
ジゴキシン3)
臨床症状・措置方法
本剤750mg1日3回を11日間服用後,ジゴキシン0.5mg1日1回を併用したとき,ジゴキシンのAUCが85%上昇した.
本剤とジゴキシンを併用する際は,ジゴキシンの最低用量から投与開始し,血中濃度モニタリングを行うなど注意すること.
機序・危険因子
本剤のP-糖蛋白質阻害作用による.
6. 薬剤名等
イトラコナゾール
ケトコナゾール4)
ポサコナゾール(国内未承認)
クラリスロマイシン
エリスロマイシンエチルコハク酸エステル
テリスロマイシン
トロレアンドマイシン(国内未承認)
臨床症状・措置方法
本剤750mgとケトコナゾール400mgを単回併用したとき,本剤のAUCが62%上昇した.
本剤の血中濃度及びこれらの薬剤の血中濃度が上昇するおそれがある.
本剤とこれらの薬剤を併用すると,QT延長を起こすおそれがあるので,注意すること.
機序・危険因子
これらの薬剤のCYP3A4に対する阻害作用により,本剤の代謝が阻害される.
これらの薬剤はCYP3A4/5で代謝されるため,本剤との併用により代謝が阻害される.
7. 薬剤名等
ボリコナゾール
臨床症状・措置方法
本剤の血中濃度が上昇するおそれがある.ボリコナゾールの血中濃度が上昇又は低下するおそれがある.
本剤とボリコナゾールを併用すると,QT延長を起こすおそれがあるので,注意すること.
機序・危険因子
ボリコナゾールのCYP3A4に対する阻害作用により,本剤の代謝が阻害される.
ボリコナゾールはCYP3A4/5で代謝されるため,本剤との併用により代謝が阻害される.
8. 薬剤名等
アルプラゾラム5)
臨床症状・措置方法
本剤750mg1日3回を10日間服用後,アルプラゾラム0.5mg1日1回を併用したとき,アルプ