KREMEZIN Fine Granules 2g(AST-120(Kremezin)中文名称克裏美净)クレメジンカプセル200mg/クレメジン細粒分包2g
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作成又は改訂年月
**2012年7月改訂(第9版)D2
*2011年4月改訂
日本標準商品分類番号
873929
日本標準商品分類番号等
再審査結果公表年月(最新)
1998年3月
クレメジンカプセル200mgとしての再審査結果
薬効分類名
慢性腎不全用剤
承認等
販売名
クレメジンカプセル200mg
販売名コード
3929003M1054
承認・許可番号
承認番号
22100AMX01080
商標名
KREMEZIN Capsules 200mg
薬価基準収載年月
2009年9月
販売開始年月
2009年9月
貯法・使用期限等
貯法
室温保存,湿気を避けて保存すること
使用期限
包装に表示の使用期限内に使用すること
*組成
有効成分
1カプセル中に,クレメジン原体(石油系炭化水素由来の球形微粒多孔質炭素を高温にて酸化及び還元処理して得た球形吸着炭)を200mg含有
添加物
ラウリル硫酸ナトリウム,酸化チタン
*性状
性状・剤形
キャップ及びボディ:白色硬カプセル
外形
規格
重さ277mg,号数1,長径19.9mm,短径6.9mm
識別コード
KRH102
販売名
クレメジン細粒分包2g
販売名コード
3929003C1067
承認・許可番号
承認番号
22100AMX01079
商標名
KREMEZIN Fine Granules 2g
薬価基準収載年月
2009年9月
販売開始年月
2009年9月
貯法・使用期限等
貯法
室温保存,湿気を避けて保存すること
使用期限
包装に表示の使用期限内に使用すること
*組成
有効成分
1包中に,クレメジン原体(石油系炭化水素由来の球形微粒多孔質炭素を高温にて酸化及び還元処理して得た球形吸着炭)を2g含有
*性状
性状・剤形
黒色球形の粒子で,においはない
一般的名称
球形吸着炭
禁忌
(次の患者には投与しないこと)
消化管に通過障害を有する患者〔排泄に支障をきたすおそれがある.〕
効能又は効果
下記の疾患における尿毒症症状の改善及び透析導入の遅延
慢性腎不全(進行性)
用法及び用量
通常,成人に1日6gを3回に分割し,経口投与する.
使用上の注意
慎重投与
(次の患者には慎重に投与すること)
1.
消化管潰瘍,食道静脈瘤を有する患者〔固体のまま消化管を通過するので,患部を刺激するおそれがある.〕
2.
便秘を起こしやすい患者〔便秘を増悪するおそれがあり,また基礎疾患に肝障害を有する患者では血中アンモニア値の上昇があらわれることがある.〕
重要な基本的注意
1.
進行性の慢性腎不全と診断された保存療法期の患者を対象とすること.
本剤適用の前には血清クレアチニンの上昇により進行性の慢性腎不全であることを確認した上で,適用を考慮すること.
2.
透析導入の遅延に関しては,本剤適用前の血清クレアチニン(S-Cr)の上昇の割合が中等度以上(1ヵ月当りの1/S-Crの変化が0.01dL/mg以上)であることを確認した上で,本剤の適用を考慮すること.これに相当する血清クレアチニン値の変化の目安は下表のとおりである(表1).
3.
本剤服用中においては,血清クレアチニン及び尿毒症症状の変化等の経過を適宜観察し,投与開始6ヵ月を目標に投与継続の適否を検討する.改善が見られない場合には,中止又は他の療法を考慮する等の適切な処置を行うこと.
4.
本剤服用中において改善が望めない状態に至った時は,透析療法導入等の適切な処置を行うこと.
5.
他剤を併用する場合,本剤は吸着剤であることを考慮し,本剤との同時服用は避けること.
6.
ビタミンやホルモン等の生体内における恒常性については,これまでに特記すべき異常は認められていないが,本剤は吸着剤であることを考慮して,特に長期投与の際には,全身状態等に注意すること.
重要な基本的注意の表
表1
相互作用
併用注意
(併用に注意すること)
「重要な基本的注意」の5項を参照
副作用
副作用等発現状況の概要
総症例2,617例中,副作用が報告されたのは139例(5.31%)で,その主なものは便秘,食欲不振,悪心・嘔吐,腹部膨満感等の消化器症状(4.51%)であった.〔再審査終了時1)〕
その他の副作用
1. 皮膚注1)
1%未満
そう痒感
皮疹
2. 消化器注1)
1~2%未満
便秘注2)
食欲不振
悪心・嘔吐
3. 消化器注1)
1%未満
腹部膨満感
胃重感
腹痛
下痢
注1)症状があらわれた場合には減量又は休薬する等の適切な処置を行うこと.
注2)症状が重い場合には投与を中止すること.
高齢者への投与
注意すること.〔一般に高齢者では生理機能が低下しており,副作用があらわれやすい.〕
妊婦,産婦,授乳婦等への投与
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人及び授乳中の婦人には治療上の有益性が危険性を上まわると判断される場合のみ投与すること.〔妊娠中及び授乳中の投与に関する安全性は確立していない.〕
小児等への投与
低出生体重児,新生児,乳児,幼児又は小児に対する安全性は確立していない(使用経験が少ない).
適用上の注意
薬剤交付時
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること.〔PTPシートの誤飲により,硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し,更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている.〕
薬物動態
吸収,排泄2)
14C-標識クレメジンをマウスに経口