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VPRIVVelaglucerase Alfa (Genetical Recombination)ビプリブ点滴静注用
作成又は改訂年月
日本標準商品分類番号
日本標準商品分類番号等
薬効分類名
承認等
販売名コード
承認・許可番号
薬価基準収載年月
貯法・使用期限等貯法
規制区分生物由来製品
組成
|
禁忌(次の患者には投与しないこと) 本剤の成分に対しアナフィラキシーショックの既往歴のある患者(「重要な基本的注意」の項参照) |
ゴーシェ病の諸症状(貧血、血小板減少症、肝脾腫及び骨症状)の改善
1.
通常、ベラグルセラーゼ アルファ(遺伝子組換え)として、1回体重1kgあたり60単位を隔週点滴静脈内投与する。
1. 投与速度
本剤の成分又は他の酵素補充療法に対し過敏症の既往歴のある患者(「重要な基本的注意」の項参照)
重要な基本的注意
1.
国内第III相臨床試験において、本剤を投与した6例中3例(50.0%)に副作用が認められた。副作用の内訳は、悪心/嘔吐、湿疹、網膜剥離/増殖性網膜症(各1例(16.7%))であった。Infusion-related reactionは1例(16.7%)に認められた。
海外臨床試験において、本剤を投与した94例中44例(46.8%)に副作用(臨床検査値異常変動を含む)が認められた。主な副作用は、頭痛10例(10.6%)、浮動性めまい7例(7.4%)、関節痛6例(6.4%)、悪心6例(6.4%)、背部痛5例(5.3%)等であった。Infusion-related reactionは37例(39.4%)に認められた。(承認時)
Infusion-related reaction(本剤投与中又は投与開始24時間以内に発現する本剤投与と関連する反応)(頻度不明)
その他の副作用
1. 神経系障害注1
注1:発現頻度は国内外臨床試験の結果をあわせて算出した。
高齢者への投与
高齢者では生理機能が低下していることが多く、副作用の発現に特に注意し、慎重に投与すること。
妊婦、産婦、授乳婦等への投与
1.
4歳未満の小児に対する投与経験はない。
(1)
1. 吸収1)
イミグルセラーゼの治療を受けていた日本人ゴーシェ病患者6例(I型:成人2例及び小児2例及びIII型:小児2例、11~39歳)を対象に、本剤48.8~60単位/kgを60分かけて点滴静脈内投与したとき、血清中ベラグルセラーゼ アルファ濃度は点滴終了時又は終了時前に最大値までに到達し、消失は一相性を示した。初回、隔週投与25週及び51週時の薬物動態パラメータは以下のとおりであった。
(表1参照)
(参考)ラットにベラグルセラーゼ アルファ(遺伝子組換え)の125I標識体1.1mg/kgを単回静脈内投与したところ、投与20分後に肝臓で最も高い放射能濃度が認められ、投与放射能のうち約70%が肝臓で認められた。次いで投与放射能の3.0%が腎臓、1.5%が脾臓、0.5%が骨・骨髄に認められた。
(参考)ラットにベラグルセラーゼ アルファ(遺伝子組換え)の125I標識体1.1及び11.1mg/kgを単回静脈内投与したとき、肝臓及び脾臓における組織内放射能濃度は二相性を示し、初期相の消失半減期(T1/2α)は両組織ともに1時間、終末相の消失半減期(T1/2β)はそれぞれ17及び13時間であった。また、投与48時間後までの投与放射能に対する尿中の累積排泄率は90.79~96.52%であった。
表1
週 | 例数 |
Tmax 分 |
Cmax μg/mL |
AUC0-∞ 分・μg/mL |
T1/2 分 |
CL mL/分/kg |
Vss mL/kg |
1 | 6 |
47±10 (40-60) |
7.4±3.3 (4.4-13.3) |
440±236 (259-880) |
10.6±3.2 (7.3-14.8) |
4.0±1.4 (1.8-5.8) |
54±17 (34-73) |
25 | 6 |
48±17 (20-65) |
7.4±4.1 (3.5-14.8) |
448±249 (212-896) |
10.1±2.3 (7.8-14.0) |
4.0±1.5 (1.7-6.1) |
63±9 (47-71) |
51 | 6 |
48±12 (40-65) |
8.0±4.3 (3.7-16.0) |
489±288 (206-1,012) |
9.6±2.0 (7.3-12.4) |
3.9±1.7 (1.6-6.1) |
51±9 (38-61) |
1. 国内臨床試験1)
日本人ゴーシェ病患者6例(I型:成人2例及び小児2例及びIII型:小児2例、11~39歳)に本剤を51週間(12ヵ月間)隔週点滴静脈内投与した非盲検試験が実施された。全例がイミグルセラーゼの治療を受けており、投与前のイミグルセラーゼと同一用量(最大60単位/kg)の本剤に切り替えた。ヘモグロビン濃度、血小板数、肝容積及び脾容積について効果の維持が認められた。投与51週におけるベースラインからの変化量の中央値(最小値, 最大値)は、ヘモグロビン濃度-0.05(-0.7, 1.0)g/dL、血小板数-6.2(-12, 64)×103/μL、体重補正した肝容積0.01(-0.1, 0.3)%、体重補正した脾容積0.01(0.0, 0.1)%であった。治験期間中に抗ベラグルセラーゼ アルファ抗体が認められた被験者はいなかった。
酵素補充療法の治療歴のない4歳以上のI型ゴーシェ病患者25例に本剤60単位/kg及び45単位/kgを51週間(12ヵ月間)隔週点滴静脈内投与した無作為化二重盲検並行群間比較試験が実施された。投与53週時におけるベースラインからの変化について、60単位/kg群で45単位/kg群より体重補正した肝容積及び脾容積の低下が大きかった。
(表2参照)
酵素補充療法の治療歴のない3歳以上のI型ゴーシェ病患者34例に本剤60単位/kg(17例)又はイミグルセラーゼ60単位/kg(17例)を39週間(9ヵ月間)隔週点滴静脈内投与した無作為化二重盲検実薬対照並行群間比較試験が実施された。ヘモグロビン濃度変化量について、本剤のイミグルセラーゼに対する非劣性が示された(非劣性マージン:-1g/dL)。ベースラインから投与41週時までのヘモグロビン濃度変化量の群間差(本剤-イミグルセラーゼ)は0.135g/dLであった。
(表3参照)
イミグルセラーゼ15~60単位/kgを長期投与されていた9歳以上の患者40例に本剤をイミグルセラーゼと同一用量(最大60単位/kg)で51週間(12ヵ月間)隔週点滴静脈内投与した非盲検試験が実施された。ヘモグロビン濃度、血小板数、肝容積及び脾容積について効果の維持が認められた。投与53週(肝脾容積については51週)におけるベースラインからの変化量の中央値(最小値, 最大値)は、ヘモグロビン濃度では0.03(-1.2, 1.1)g/dL、血小板数9.5(-206.0, 111.8)×103/μL、体重補正した肝容積は0.0(-0.5, 0.6)%、体重補正した脾容積-0.10(-0.8, 0.2)%であった。
酵素補充療法を受けていない18歳以上のI型ゴーシェ病患者に本剤を60単位/kgで39週間隔週点滴静脈内投与した後、ゴーシェ病の1年後の治療基準を参考に10例で30~60単位/kgで最長84ヵ月間(7年間、前試験の投与期間も含む)隔週点滴静脈内投与した非盲検試験が実施された。
二重エネルギーX線吸収測定法(DEXA法)で評価した骨密度(BMD)のZスコア(平均値とその95%信頼区間)について、腰椎BMDのZスコアはベースライン(前試験の本剤投与開始時)で-1.6(-2.2, -1.0)、大腿骨頚部BMDのZスコアはベースラインで-1.5(-2.1, -0.8)であった。ベースラインからの変化量について、腰椎のZスコアは投与24ヵ月に0.4(0.1, 0.7)、大腿骨頚部BMDのZスコアは投与33ヵ月に0.4(0.2, 0.6)と上昇が認められ、投与81ヵ月におけるベースラインからの変化量は、腰椎のZスコアでは0.7(0.4, 1.0)、大腿骨頚部BMDのZスコアでは0.5(0.2, 0.7)と、改善が認められた。
2.の(1)及び(2)並びに3.の海外臨床試験に参加した93例の成人及び小児患者に継続試験が行われた。用法・用量は、2.の(1)及び2.の(2)の臨床試験の完了例には60単位/kg、3.の臨床試験の完了例には前試験と同一用量を隔週点滴静脈内投与とされた。全例に本剤が2年以上隔週点滴静脈内投与された。18歳以上の患者で検討された骨密度について、酵素補充療法の治療歴のない患者31例における腰椎BMDのZスコアはベースライン(前試験の本剤投与開始時)で-1.8(-2.2, -1.4)であり、投与24ヵ月後での変化量は0.6(0.4, 0.8)と上昇した。酵素補充療法の治療歴がなく前試験でイミグルセラーゼを9ヵ月投与後に本剤を投与した患者11例における腰椎BMDのZスコアはベースライン(前試験のイミグルセラーゼ投与開始時)で-0.7(-2.0, 0.7)であり、投与24ヵ月後での変化量は0.5(0.2, 0.8)と上昇した。イミグルセラーゼの長期治療歴があり前試験で本剤投与に切り替えた患者29例における腰椎BMDのZスコアはベースライン(前試験の本剤投与開始時)で-0.2(-0.7, 0.2)であり、投与24ヵ月後での変化量は0.08(-0.1, 0.2)と維持された。大腿骨頸部のBMDに有意な変化はなかった。
表2
評価項目 | 評価項目 |
本剤 45単位/kg群 (n=13) |
本剤 60単位/kg群 (n=12) |
ヘモグロビン 濃度 (g/dL) |
ベースライン | 10.7±0.4 | 10.7±0.4 |
ヘモグロビン 濃度 (g/dL) |
投与53週時 | 13.2±0.4 | 13.1±0.5 |
ヘモグロビン 濃度 (g/dL) |
変化量 | 2.4±0.4 | 2.4±0.3 |
ヘモグロビン 濃度 (g/dL) |
変化率 | 23.8±4.6 | 23.3±3.4 |
血小板数 (103/μL) |
ベースライン | 84.4±19.0 | 108.0±31.0 |
血小板数 (103/μL) |
投与53週時 | 125.3±23.4 | 158.8±30.0 |
血小板数 (103/μL) |
変化量 | 40.9±13.6 | 50.9±12.2 |
血小板数 (103/μL) |
変化率 | 66.4±23.8 | 65.9±16.9 |
体重補正した 肝容積 (%) |
ベースライン | 4.0±0.4 | 3.9±0.4 |
体重補正した 肝容積 (%) |
投与53週時 | 3.7±0.4 | 3.1±0.2 |
体重補正した 肝容積 (%) |
変化量 | -0.30±0.29 | -0.84±0.33 |
体重補正した 肝容積 (%) |
変化率 | -6.2±5.4 | -17.0±4.5 |
体重補正した 脾容積 (%) |
ベースライン | 4.1±1.0 | 3.4±0.7 |
体重補正した 脾容積 (%) |
投与53週時 | 2.2±0.5 | 1.5±0.3 |
体重補正した 脾容積 (%) |
変化量 | -1.9±0.6 | -1.9±0.5 |
体重補正した 脾容積 (%) |
変化率 | -39.9±5.5 | -50.4±5.3 |
表3
評価項目 | 評価項目 |
本剤群 (n=17) |
イミグルセラーゼ群 (n=17) |
ヘモグロビン 濃度 (g/dL) |
ベースライン | 11.5±0.3 | 10.5±0.3 |
ヘモグロビン 濃度 (g/dL) |
投与41週時 | 13.1±0.4 | 11.9±0.3 |
ヘモグロビン 濃度 (g/dL) |
変化量 | 1.6±0.2 | 1.5±0.3 |
ヘモグロビン 濃度 (g/dL) |
変化率 | 14.3±2.0 | 15.3±3.2 |
血小板数 (103/μL) |
ベースライン | 161.1±22.1 | 181.2±24.6 |
血小板数 (103/μL) |
投与41週時 | 271.5±32.4 | 325.6±31.6 |
血小板数 (103/μL) |
変化量 | 110.4±17.2 | 144.4±22.8 |
血小板数 (103/μL) |
変化率 | 77.2±10.5 | 110.7±23.1 |
体重補正した 肝容積 (%) |
ベースライン | 4.4±0.6 | 4.2±0.3 |
体重補正した 肝容積 (%) |
投与41週時 | 3.1±0.3 | 3.1±0.2 |
体重補正した 肝容積 (%) |
変化量 | -1.3±0.3 | -1.1±0.2 |
体重補正した 肝容積 (%) |
変化率 | -25.4±3.4 | -23.5±3.4 |
体重補正した 脾容積 (%) |
ベースライン | 2.5±0.6 | 4.2±1.5 |
体重補正した 脾容積 (%) |
投与41週時 | 1.2±0.2 | 1.8±0.6 |
体重補正した 脾容積 (%) |
変化量 | -1.3±0.4 | -2.5±1.0 |
体重補正した 脾容積 (%) |
変化率 | -49.8±3.3 | -46.4±7.1 |
ゴーシェ病はライソゾーム酵素であるβ-グルコセレブロシダーゼ遺伝子変異による常染色体劣性遺伝疾患である。グルコセレブロシダーゼの活性が低下することにより、グルコセレブロシドが主にマクロファージのライソゾームに蓄積し、肝及び脾の腫大、貧血及び血小板減少症、骨痛や骨の異常及び変形をもたらす。
ベラグルセラーゼ アルファ(遺伝子組換え)は、ヒトグルコセレブロシダーゼと同じアミノ酸配列に主要糖鎖として高マンノース型糖鎖を付加した糖タンパク質である。糖鎖を高マンノース型糖鎖とすることで標的であるマクロファージのマンノース受容体を介して細胞内に取り込まれやすくし、ライソゾームに蓄積したグルコセレブロシドをグルコースとセラミドに分解する。
ゴーシェ病モデル動物(9V/nullマウス)にベラグルセラーゼ アルファ(遺伝子組換え)及びイミグルセラーゼ(遺伝子組換え)(いずれも5、15又は60単位/kg)を反復投与した結果、いずれの酵素も肝でのグルコセレブロシド量及び脂質蓄積細胞数が減少した。なお、脾及び肺ではグルコセレブロシド量の変化は認められなかった10)。
有効成分に関する理化学的知見
一般名
承認条件
国内での治験症例が極めて限られていることから、製造販売後、再審査期間中の全投与症例を対象に使用成績調査を実施することにより、本剤使用患者の背景情報を把握するとともに、本剤の安全性及び有効性に関するデータを早期に収集し、本剤の適正使用に必要な措置を講じること。
主要文献
1)
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