作成又は改訂年月
2009年8月改訂(第4版,指定医薬品廃止に伴う改訂)
*2008年4月改訂
日本標準商品分類番号
87219
日本標準商品分類番号等
再審査結果公表年月(最新)
1998年3月(キサンボン注射用)
効能又は効果追加承認年月(最新)
1992年1月(キサンボン注射用)
薬効分類名
トロンボキサン合成酵素阻害剤
承認等
販売名
キサンボンS注射液20mg
販売名コード
3999411H2038
承認・許可番号
承認番号
21700AMZ00177000
商標名
XANBON S injection 20mg
薬価基準収載年月
2005年7月
販売開始年月
2005年8月
貯法・使用期限等
貯法
遮光,室温保存
使用期限
3年(外装容器に表示)
規制区分
処方せん医薬品注)
注)注意-医師等の処方せんにより使用すること。
組成
販売名
キサンボンS注射液20mg
成分
*日局オザグレルナトリウム
含量
20mg
添加物
pH調整剤
性状
剤形
注射液(プラスチックアンプル)
容量
2.5mL
pH
7.7~8.7
浸透圧比
0.2~0.3
性状
無色澄明な液
販売名
キサンボンS注射液40mg
販売名コード
3999411H3034
承認・許可番号
承認番号
21700AMZ00178000
商標名
XANBON S injection 40mg
薬価基準収載年月
2005年7月
販売開始年月
2005年8月
貯法・使用期限等
貯法
遮光,室温保存
使用期限
3年(外装容器に表示)
規制区分
処方せん医薬品注)
注)注意-医師等の処方せんにより使用すること。
組成
販売名
キサンボンS注射液40mg
成分
*日局オザグレルナトリウム
含量
40mg
添加物
pH調整剤
性状
剤形
注射液(プラスチックアンプル)
容量
5mL
pH
7.7~8.7
浸透圧比
0.2~0.3
性状
無色澄明な液
一般的名称
オザグレルナトリウム注射液
禁忌
(次の患者には投与しないこと)
1.
出血している患者:出血性脳梗塞,硬膜外出血,脳内出血又は原発性脳室内出血を合併している患者[出血を助長する可能性がある。]
2.
脳塞栓症の患者[脳塞栓症の患者は出血性脳梗塞が発現しやすい。]
3.
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
原則禁忌
(次の患者には投与しないことを原則とするが、特に必要とする場合には慎重に投与すること)
1.
脳塞栓症のおそれのある患者:心房細動,心筋梗塞,心臓弁膜疾患,感染性心内膜炎及び瞬時完成型の神経症状を呈する患者[脳塞栓症の患者は出血性脳梗塞が発現しやすい。]
2.
重篤な意識障害を伴う大梗塞の患者[大梗塞の患者は出血性脳梗塞が発現しやすい。]
効能又は効果
効能又は効果/用法及び用量
1. クモ膜下出血術後の脳血管攣縮およびこれに伴う脳虚血症状の改善
効能又は効果毎の用法及び用量
通常成人に,オザグレルナトリウムとして1日量80mgを適当量の電解質液または糖液で希釈し,24時間かけて静脈内に持続投与する。投与はクモ膜下出血術後早期に開始し,2週間持続投与することが望ましい。なお,年齢,症状により適宜増減する。
2. 脳血栓症(急性期)に伴う運動障害の改善
効能又は効果毎の用法及び用量
通常成人に,オザグレルナトリウムとして1回量80mgを適当量の電解質液または糖液で希釈し,2時間かけて1日朝夕2回の持続静注を約2週間行う。なお,年齢,症状により適宜増減する。
使用上の注意
慎重投与
(次の患者には慎重に投与すること)
1.
出血している患者:消化管出血,皮下出血等[出血を助長する可能性がある。]
2.
出血の可能性のある患者:脳出血の既往歴のある患者,重症高血圧患者,重症糖尿病患者,血小板の減少している患者等[出血を助長する可能性がある。]
3.
抗血小板剤,血栓溶解剤,抗凝血剤を投与中の患者(「相互作用」の項参照。)
重要な基本的注意
本剤の投与により出血性脳梗塞,硬膜外出血,脳内出血を助長する可能性があるので,救急処置のとれる準備を行い投与すること。また,臨床症状及びコンピュータ断層撮影による観察を十分に行い,出血が認められた場合には直ちに投与を中止し,適切な処置を行うこと。
相互作用
併用注意
(併用に注意すること)
薬剤名等
抗血小板剤
(チクロピジン,アスピリン等)
血栓溶解剤
(ウロキナーゼ,アルテプラーゼ等)
抗凝血剤
(ヘパリン,ワルファリン,アルガトロバン等)
臨床症状・措置方法
これらの薬剤と併用することにより出血傾向の増強をきたすおそれがある。
観察を十分に行い,減量するなど用量を調節すること。
機序・危険因子
本剤は血小板凝集能を抑制するため,類似の作用を持つ薬剤を併用することにより作用を増強する可能性がある。
副作用
副作用等発現状況の概要
<クモ膜下出血術後の脳血管攣縮およびこれに伴う脳虚血症状の改善>
承認時までの調査及び市販後の調査において副作用集計の対象となった2579例中252例(9.77%)に312件の副作用が認められた。主なものは硬膜外血腫・脳内出血・消化管出血・皮下出血等の出血性の副作用112件(4.34%),AST(GOT)・ALT(GPT)上昇等の肝機能障害111例(4.30%),発疹11件(0.43%),発熱9件(0.35%)等で