薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
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主成分:
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カルテオロール塩酸塩(Carteolol hydrochloride)
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シート記載:
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(表面)OG16 Otsuka 15mg、(裏面)ミケランLAカプセル 15mg
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この薬の作用と効果について
β受容体遮断作用により、血圧を下げ、軽〜中等症の高血圧を改善します。
通常、本態性高血圧症(軽症〜中等症)の治療に用いられます。
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次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。
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以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。気管支喘息・気管支痙攣のおそれ、糖尿病性ケトアシドーシス、代謝性アシドーシス、脈が遅い、心原性ショック心不全、低血圧症、未治療の褐色細胞腫がある。
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他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
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用法・用量(この薬の使い方)
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通常、成人は1回1カプセル(主成分として15mg)を、1日1回朝食後に服用しますが、必要に応じて1日1回2カプセル(30mg)まで増量されることがあります。必ず指示された服用方法に従ってください。
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かまずに服用してください。
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飲み忘れた場合は、気がついた時にできるだけ早く飲んでください。ただし、次に通常服用する時間が近い場合は飲まずに、次の服用時間から1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
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誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
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医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
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生活上の注意
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服用中は、めまい、ふらつきがあらわれることがありますので、車の運転や高所作業など危険を伴う操作などは行わないでください。
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この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)
主な副作用として、めまい、ふらつき、立ちくらみ、けん怠感、頭痛・頭重感、皮疹、皮膚そう痒感、筋肉痛、涙液分泌減少、こむらがえりなどが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
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めまい、脈が遅くなる、気を失う[徐脈性不整脈、失神]
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呼吸困難、全身のむくみ[うっ血性心不全]
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胸の痛み、圧迫感、冷汗[冠攣縮性狭心症]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
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保管方法その他
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乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
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薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。
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