ハラヴェン静注1mg
プロハンス静注
プロハンス静注5mL/プロハンス静注10mL/プロハンス静注15mL/プロハンス静注20mL/プロハンス静注シリンジ13mL/プロハンス静注シリンジ17mL
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作成又は改訂年月
**2012年5月改訂(第16版)
*2011年9月改訂
日本標準商品分類番号
87729
日本標準商品分類番号等
再審査結果公表年月(最新)
2004年3月
効能又は効果追加承認年月(最新)
1999年8月
薬効分類名
非イオン性MRI用造影剤
承認等
販売名
プロハンス静注5mL
販売名コード
7290407A1031
承認・許可番号
承認番号
22100AMX00462000
商標名
ProHance
薬価基準収載年月
2009年9月
販売開始年月
バイアル 1994年7月
貯法・使用期限等
貯 法
室温保存
使用期限
外箱又はラベルに表示の使用期限内に使用すること。
規制区分
処方せん医薬品
注意-医師等の処方せんにより使用すること
組成
本剤は1バイアル中に以下の成分を含有する。
有効成分:ガドテリドール
1バイアル中の分量5mL中:1396.5mg
添加物:カルテリドールカルシウム
1バイアル中の分量5mL中:1.15mg
添加物:トロメタモール
1バイアル中の分量5mL中:6.05mg
添加物:塩酸
1バイアル中の分量5mL中:適量
添加物:水酸化ナトリウム
1バイアル中の分量5mL中:適量
性状
性状
本剤は無色澄明の液である。
pH
6.5~8.0
浸透圧比
約2(生理食塩液に対する比)
粘度
1.3mPa・s
販売名
プロハンス静注10mL
販売名コード
7290407A4030
承認・許可番号
承認番号
22100AMX00499000
商標名
ProHance
薬価基準収載年月
2009年9月
販売開始年月
バイアル 1997年1月
貯法・使用期限等
貯 法
室温保存
使用期限
外箱又はラベルに表示の使用期限内に使用すること。
規制区分
処方せん医薬品
注意-医師等の処方せんにより使用すること
組成
本剤は1バイアル中に以下の成分を含有する。
有効成分:ガドテリドール
1バイアル中の分量10mL中:2793.0mg
添加物:カルテリドールカルシウム
1バイアル中の分量10mL中:2.30mg
添加物:トロメタモール
1バイアル中の分量10mL中:12.10mg
添加物:塩酸
1バイアル中の分量10mL中:適量
添加物:水酸化ナトリウム
1バイアル中の分量10mL中:適量
性状
性状
本剤は無色澄明の液である。
pH
6.5~8.0
浸透圧比
約2(生理食塩液に対する比)
粘度
1.3mPa・s
販売名
プロハンス静注15mL
販売名コード
7290407A2038
承認・許可番号
承認番号
22100AMX00500000
商標名
ProHance
薬価基準収載年月
2009年9月
販売開始年月
バイアル 1994年7月
貯法・使用期限等
貯 法
室温保存
使用期限
外箱又はラベルに表示の使用期限内に使用すること。
規制区分
処方せん医薬品
注意-医師等の処方せんにより使用すること
組成
本剤は1バイアル中に以下の成分を含有する。
有効成分:ガドテリドール
1バイアル中の分量15mL中:4189.5mg
添加物:カルテリドールカルシウム
1バイアル中の分量15mL中:3.45mg
添加物:トロメタモール
1バイアル中の分量15mL中:18.15mg
添加物:塩酸
1バイアル中の分量15mL中:適量
添加物:水酸化ナトリウム
1バイアル中の分量15mL中:適量
性状
性状
本剤は無色澄明の液である。
pH
6.5~8.0
浸透圧比
約2(生理食塩液に対する比)
粘度
1.3mPa・s
販売名
プロハンス静注20mL
販売名コード
7290407A3034
承認・許可番号
承認番号
22100AMX00461000
商標名
ProHance
薬価基準収載年月
2009年9月
販売開始年月
バイアル 1994年7月
貯法・使用期限等
貯 法
室温保存
使用期限
外箱又はラベルに表示の使用期限内に使用すること。
規制区分
処方せん医薬品
注意-医師等の処方せんにより使用すること
組成
本剤は1バイアル中に以下の成分を含有する。
有効成分:ガドテリドール
1バイアル中の分量20mL中:5586.0mg
添加物:カルテリドールカルシウム
1バイアル中の分量20mL中:4.60mg
添加物:トロメタモール
1バイアル中の分量20mL中:24.20mg
添加物:塩酸
1バイアル中の分量20mL中:適量
添加物:水酸化ナトリウム
1バイアル中の分量20mL中:適量
性状
性状
本剤は無色澄明の液である。
pH
6.5~8.0
浸透圧比
約2(生理食塩液に対する比)
粘度
1.3mPa・s
販売名
プロハンス静注シリンジ13mL
販売名コード
7290407G1034
承認・許可番号
承認番号
22100AMX00463000
商標名
ProHance
薬価基準収載年月
2009年9月
販売開始年月
シリンジ 2002年7月
貯法・使用期限等
貯 法
室温保存
使用期限
外箱又はラベルに表示の使用期限内に使用すること。
規制区分
処方せん医薬品
注意-医師等の処方せんにより使用すること
組成
本剤は1シリンジ中に以下の成分を含有する。
有効成分:ガドテリドール
1シリンジ中の分量13mL中:3630.90mg
添加物:カルテリドールカルシウム
1シリンジ中の分量13mL中:2.99mg
添加物:トロメタモール
1シリンジ中の分量13mL中:15.73mg
添加物:塩酸
1シリンジ中の分量13mL中:適量
添加物:水酸化ナトリウム
1シリンジ中の分量13mL中:適量
性状
性状
本剤は無色澄明の液である。
pH
6.5~8.0
浸透圧比
約2(生理食塩液に対する比)
粘度
1.3mPa・s
販売名
プロハンス静注シリンジ17mL
販売名コード
7290407G2030
承認・許可番号
承認番号
22100AMX00464000
商標名
ProHance
薬価基準収載年月
2009年9月
販売開始年月
シリンジ 2002年7月
貯法・使用期限等
貯 法
室温保存
使用期限
外箱又はラベルに表示の使用期限内に使用すること。
規制区分
処方せん医薬品
注意-医師等の処方せんにより使用すること
組成
本剤は1シリンジ中に以下の成分を含有する。
有効成分:ガドテリドール
1シリンジ中の分量17mL中:4748.10mg
添加物:カルテリドールカルシウム
1シリンジ中の分量17mL中:3.91mg
添加物:トロメタモール
1シリンジ中の分量17mL中:20.57mg
添加物:塩酸
1シリンジ中の分量17mL中:適量
添加物:水酸化ナトリウム
1シリンジ中の分量17mL中:適量
性状
性状
本剤は無色澄明の液である。
pH
6.5~8.0
浸透圧比
約2(生理食塩液に対する比)
粘度
1.3mPa・s
一般的名称
ガドテリドール注射液
警告
1.
本剤を脳・脊髄腔内に投与すると重篤な副作用が発現するおそれがあるので、脳・脊髄腔内には投与しないこと。
2.
*重篤な腎障害のある患者では、ガドリニウム造影剤による腎性全身性線維症の発現のリスクが上昇することが報告されているので、腎障害のある患者又は腎機能が低下しているおそれのある患者では、十分留意すること。
〔「慎重投与」、「重要な基本的注意」の項参照〕
禁忌
(次の患者には投与しないこと)
1.
本剤投与により重篤な副作用がみられた患者
2.
本剤の成分又はガドリニウム造影剤に対し過敏症の既往歴のある患者
原則禁忌
(次の患者には投与しないことを原則とするが、特に必要とする場合には慎重に投与すること)
1.
一般状態の極度に悪い患者
2.
気管支喘息のある患者
〔アナフィラキシー様反応があらわれることがある。〕
3.
重篤な腎障害のある患者
〔本剤の主要排泄経路であり、排泄遅延と腎機能を悪化させるおそれがある。〕
4.
初回投与時に副作用がみられ、追加投与を行う必要がある患者
効能又は効果
効能又は効果/用法及び用量
磁気共鳴コンピューター断層撮影における下記造影
脳・脊髄造影
く幹部・四肢造影
用法及び用量
通常、成人には本剤0.2mL/kgを静脈内注射する。
腎臓を対象とする場合には0.1mL/kgを静脈内注射する。
なお、転移性脳腫瘍が疑われる患者において0.2mL/kg初回投与後、腫瘍が検出されないか、または検出されても造影効果が不十分であった場合には、初回投与後30分以内に0.2mL/kgを追加投与することができる。
使用上の注意
慎重投与
(次の患者には慎重に投与すること)
1.
アレルギー性鼻炎、発疹、蕁麻疹等を起こしやすいアレルギー体質を有する患者
2.
両親、兄弟に気管支喘息、アレルギー性鼻炎、発疹、蕁麻疹等を起こしやすいアレルギー体質を有する患者
3.
薬物過敏症の既往歴のある患者
4.
既往歴を含めて、痙攣、てんかん及びその素質のある患者〔痙攣があらわれることがある。〕
5.
*腎障害のある患者又は腎機能が低下しているおそれのある患者
6.
高齢者〔「高齢者への投与」の項参照〕
7.
小児〔「小児等への投与」の項参照〕
重要な基本的注意
1.
*ショック、アナフィラキシー様症状等の重篤な副作用が発現することがあるので、本剤の投与にあたっては、ショック、アナフィラキシー様症状等の発現に備え、救急処置の準備を行うこと。また、類薬において投与開始より1時間~数日後にも遅発性副作用(発熱、発疹、悪心、血圧低下、呼吸困難等)があらわれるとの報告があるので、投与後も患者の状態を十分に観察すること。患者に対して、上記の症状があらわれた場合には速やかに主治医等に連絡するよう指導するなど適切な対応をとること。
2.
本剤の投与にあたっては、気管支喘息等のアレルギー体質について十分な問診を行うこと。
3.
*腎障害のある患者又は腎機能が低下しているおそれのある患者に本剤を投与する場合には、患者の腎機能を十分に評価した上で慎重に投与すること。
4.
*長期透析が行われている終末期腎障害、eGFR(estimated glomerular filtration rate:推算糸球体ろ過値)が30mL/min/1.73m2未満の慢性腎障害、急性腎不全の患者では、ガドリニウム造影剤による腎性全身性線維症の発現のリスクが上昇することが報告されているので、本剤の投与を避け、他の検査法で代替することが望ましい。
5.
通常、コントラストは本剤投与直後から約45分後まで持続する。追加投与によってコントラストの向上が得られるとは限らないので、コントラストが持続している場合は漫然と追加投与しないこと(転移性脳腫瘍が疑われる患者を除く)。
転移性脳腫瘍が疑われる患者への追加投与は、初回投与の結果をみた上で判断すること。
副作用
副作用等発現状況の概要
副作用の概要
総症例7,992例中、191例(2.39%)の副作用が報告されている。主な副作用は、嘔気86件(1.08%)、嘔吐34件(0.43%)、ALT(GPT)の上昇13件(0.16%)、肝機能異常10件(0.13%)、蕁麻疹9件(0.11%)、AST(GOT)の上昇9件(0.11%)、白血球増多9件(0.11%)等であった。(再審査終了時)
重大な副作用
1. *ショック、アナフィラキシー様症状
ショック(0.1%未満)を起こすことがある。呼吸困難、失神、昏迷、意識消失、呼吸停止、心停止、全身潮紅、血管浮腫、蕁麻疹等のアナフィラキシー様症状を伴うことがあるので、本剤投与後も観察を十分に行い、異常が認められた場合には、適切な処置を行うこと〔類薬のガドリニウムMRI用造影剤(ガドペンテト酸ジメグルミン)で、気管支喘息の患者では、それ以外の患者よりも高い頻度でショック、アナフィラキシー様症状等の重篤な副作用が発現するおそれのあることが報告されている〕。
2. 痙攣発作
痙攣発作(0.1%未満)があらわれることがあるので、発現した場合はフェノバルビタール等バルビツール酸誘導体又はジアゼパムを投与するなど、適切な処置を行うこと。
3. *腎性全身性線維症(Nephrogenic Systemic Fibrosis, NSF)
外国において、重篤な腎障害のある患者への本剤使用後に、腎性全身性線維症を発現した症例が報告されているので、投与後も観察を十分に行い、皮膚のそう痒、腫脹、硬化、関節の硬直、筋力低下等の異常の発生には十分留意すること。
その他の副作用
下記のような症状があらわれることがあるので、観察を十分に行い、必要に応じ適切な処置を行うこと。
過敏症
0.1~5%未満
蕁麻疹
過敏症
0.1%未満
発疹、潮紅、ほてり、そう痒感
循環器
0.1%未満
動悸
*循環器
頻度不明
血圧低下、血圧上昇
呼吸器
0.1%未満
咳嗽、くしゃみ
呼吸器
頻度不明
嗄声、咽喉頭症状、鼻炎、喘息
消化器
0.1~5%未満
嘔気・嘔吐
消化器
0.1%未満
口渇
消化器
頻度不明
腹痛
精神神経系
0.1%未満
眩暈、頭痛、しびれ
*精神神経系
頻度不明
振戦、一過性の意識消失
血液系
0.1~5%未満
白血球増多
血液系
0.1%未満
血小板増加
肝臓・胆管系
0.1~5%未満
肝機能異常、ALT(GPT)の上昇、AST(GOT)の上昇
投与部位
0.1%未満
血管痛
投与部位
頻度不明
疼痛
その他
0.1%未満
熱感、気分不良、胸痛、血清鉄低下、血清カリウム上昇、BUN上昇、血中クレアチニン上昇
*その他
頻度不明
冷感、多汗、味覚異常、眼の異常、けん怠感
高齢者への投与
一般に高齢者では生理機能が低下しているので患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。
妊婦、産婦、授乳婦等への投与
1.
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、診断上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
〔妊娠中の投与に関する安全性は確立していない。〕
2.
授乳中の婦人に投与する場合には、授乳を避けさせること。〔動物実験(ラット、静脈内投与)で乳汁中に移行することが報告されている。〕
小児等への投与
低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない(使用経験が少ない)。
適用上の注意
1. 投与経路
脳・脊髄腔内投与は行わないこと。
2. 投与時
(1)
静脈内投与により血管痛があらわれることがある。
(2)
誤って血管外に造影剤が漏出した場合には、発赤、腫脹、水疱、疼痛等があらわれることがあるので、注入時に十分注意すること。
3. 開封後
1回の検査にのみ使用し、余剰の溶液は廃棄すること。
薬物動態
健康成人男子に本剤0.1、0.2、0.4注)、0.5注)、0.6注)mL/kg(0.05、0.1、0.2、0.25、0.3mmol/kg)を静脈内投与したところ、血中からの消失半減期は1.09~1.66時間で、投与後24時間以内に84.8~106.8%が尿中に排泄された。1) 2)
注)0.4、0.5、0.6mL/kg単回投与は承認外用量である。
臨床成績
造影効果
(1)
脳・脊髄を対象とした臨床試験において、承認用量で造影効果を判定し得た200例の有効率は、71.5%(143/200)であった。3) 4)
(2)
転移性脳腫瘍が疑われる患者139例を対象とした臨床試験において、本剤0.2mL/kg投与後さらに0.2mL/kgを追加投与することにより、診断能が初回投与後に比べ向上した例が30.0%(21/70)認められた。5)
(3)
く幹部・四肢を対象とした臨床試験において、承認用量で造影効果を判定し得た416例の部位別有効率は、頭頸部88.6%(39/44)、胸部89.6%(43/48)、心臓95.7%(44/46)、肝臓95.6%(131/137)、腎臓89.1%(41/46)、骨盤内84.1%(37/44)、骨軟部82.4%(42/51)であった。6) 7) 8)
なお、臨床第II相試験において用量相関性を検討したが、承認用量、その半量、及び倍量(それぞれ承認外用量)の3群間で、領域によっては本剤の効果に用量相関性は認められなかった。
なお、各試験の成績は以下のとおりであった。
1) 第II相試験
392例を対象とした用量設定試験において、コントラスト増強効果を「著しく増強」「増強」「やや増強」「不変」「低下」「判定不能」の6段階で評価した時、「増強」以上と評価されたものは下表に示すとおりであった。
また、診断能の向上性については、「著しく向上」「向上」「やや向上」「向上せず」「判定不能」の5段階で評価した時、「向上」以上であった328例における診断的意義の内訳は下表のとおりであった。
2) 第III相比較試験
肝臓領域を対象としたガドペンテト酸ジメグルミンとの比較試験の総合評価(有効性)において、「著効」「有効」「やや有効」「無効」「判定不能」の5段階で評価した時、「有効」以上と評価されたものは下表に示すとおりで、本剤はガドペンテト酸ジメグルミンと同等性が検証された。
3) 第III相オープン試験
170例を対象としたオープン試験において、コントラスト増強効果及び診断能の向上性を加味した総合評価(有効性)を「著効」「有効」「やや有効」「無効」「判定不能」の5段階で評価した時、「有効」以上と評価されたものは下表に示すとおりであった。
臨床成績の表
第II相試験:コントラスト増強効果
領域 投与量(mL/kg) 「増強」以上
頭頸部 0.1 83.3%(15/18)
頭頸部 0.2注) 94.1%(16/17)
頭頸部 0.4 88.9%(16/18)
胸部 0.1 60.0%(12/20)
胸部 0.2注) 78.9%(15/19)
胸部 0.4 94.7%(18/19)
心臓 0.1 80.0%(16/20)
心臓 0.2注) 89.5%(17/19)
心臓 0.4 59.1%(13/22)
肝臓 0.1 42.1%(8/19)
肝臓 0.2注) 84.2%(16/19)
肝臓 0.4 89.5%(17/19)
骨盤内 0.1 66.7%(12/18)
骨盤内 0.2注) 87.5%(14/16)
骨盤内 0.4 93.8%(15/16)
骨軟部 0.1 61.1%(11/18)
骨軟部 0.2注) 83.3%(15/18)
骨軟部 0.4 78.9%(15/19)
腎臓 0.05 57.9%(11/19)
腎臓 0.1注) 85.0%(17/20)
腎臓 0.2 78.9%(15/19)
注)承認用量
第II相試験:診断的意義
領域 投与量(mL/kg) A B C D E F 対象例数
頭頸部 0.1 0 3 12 8 2 0 16
頭頸部 0.2注) 0 5 11 1 2 0 13
頭頸部 0.4 0 5 13 7 2 0 16
胸部 0.1 0 4 11 11 2 0 14
胸部 0.2注) 0 2 9 11 4 0 14
胸部 0.4 0 3 14 12 3 0 17
心臓 0.1 0 10 15 3 2 0 16
心臓 0.2注) 0 14 18 3 0 1 19
心臓 0.4 1 10 16 3 1 1 19
肝臓 0.1 1 2 1 8 12 0 13
肝臓 0.2注) 2 7 7 11 14 1 17
肝臓 0.4 2 10 10 10 13 0 18
骨盤内 0.1 1 5 9 5 6 0 13
骨盤内 0.2注) 0 3 4 4 5 0 13
骨盤内 0.4 1 5 7 8 5 0 16
骨軟部 0.1 0 3 7 11 8 1 12
骨軟部 0.2注) 0 6 13 13 8 2 17
骨軟部 0.4 2 6 10 13 9 1 15
腎臓 0.05 0 4 5 7 5 0 14
腎臓 0.1注) 0 5 9 14 5 0 18
腎臓 0.2 2 9 8 10 2 0 18
診断的意義は重複選択を可能とした。
注)承認用量
A:新病変の検出
B:病変存在の明瞭化
C:拡がり・進展範囲明瞭化
D:内部構造明瞭化
E:鑑別診断
F:その他
第III相比較試験:総合評価(有効性)(読影委員会判定)
薬剤 「有効」以上 Exact test
ガドテリドール 96.6%(114/118) p=0.539
ガドペンテト酸ジメグルミン 94.2%(113/120) p=0.539
第III相オープン試験:総合評価(有効性)
領域 「有効」以上
頭頸部 85.2%(23/27)
胸部 93.1%(27/29)
心臓 92.6%(25/27)
骨盤内 85.7%(24/28)
骨軟部 78.8%(26/33)
腎臓 88.5%(23/26)
有効成分に関する理化学的知見
一 般 名
ガドテリドール(Gadoteridol)
化 学 名
(±)‐10‐(2‐hydroxypropyl)‐1,4,7,10‐tetraazacyclo‐dodecane‐1,4,7‐triacetatogadolinium[III]
分 子 式
C17H29GdN4O7
分 子 量
558.69
構 造 式
物理化学的性状
ガドテリドールは白色の結晶性の粉末で、においはない。本品は水に極めて溶けやすく、エタノール(95)に溶けにくく、ジエチルエーテルにほとんど溶けない。
本品の水溶液(1→100)は旋光性を示さない。
取扱い上の注意
プロハンス静注シリンジのご使用方法とお願い
使用前のお願い
1)
プラスチックケースから取り出したとき、万一、ガスケット部およびトップキャップ部に薬液の漏れなど異常が認められた場合は、本品を使用しないでください。
2)
電子レンジならびに温水中(湿式)での加温はしないでください。
3)
トップキャップを取り外す際、薬液が飛び散る可能性がありますので、注意してください。万一、薬液が目に入った場合は、直ちに水で洗い流し、医師の指示に従ってください。
4)
誤って落下させると、バレル内壁に気泡が付着することがあります。また、バレルが破損する場合もあります。
-
1)
-
プラスチックケースからシリンジ製剤を取り出してください。
-
2)
-
トップキャップを矢印の方向に取り外してください。
-
3)
-
翼状針(注射針)や三方活栓を速やかに接続してください。(三方活栓は、指元で回転し、負荷が掛かり始めた時が締め込みの終点です。)
-
投与前にあらかじめエアー抜きを実施してください。
-
4)
ご使用方法
-
プラスチックケース
-
ポリエチレンテレフタレート
-
バレル
-
環状ポリオレフィン系樹脂
-
ガスケット
-
ブチル系ゴム
-
プランジャー
-
ポリプロピレン
-
ブチル系ゴム
-
トップキャップ
プロハンス静注シリンジの容器の材質
包装
-
プロハンス静注5mL:5瓶
-
プロハンス静注10mL:5瓶
-
プロハンス静注15mL:5瓶
-
プロハンス静注20mL:5瓶
-
プロハンス静注シリンジ13mL:1筒
-
プロハンス静注シリンジ13mL:5筒
-
プロハンス静注シリンジ17mL:1筒
-
プロハンス静注シリンジ17mL:5筒
主要文献及び文献請求先
主要文献
-
1)
-
吉川宏起ら:診療と新薬, 28, 803 (1991) PRO‐0061
-
2)
-
柴田久雄ら:診療と新薬, 30, 1863 (1993) PRO‐0073
-
3)
-
吉川宏起ら:診療と新薬, 28, 1987 (1991) PRO‐0062
-
4)
-
吉川宏起ら:診療と新薬, 29, 1119 (1992) PRO‐0063
-
5)
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興梠征典ら:診療と新薬, 31, 1361 (1994) PRO‐0069
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6)
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内藤博昭ら:診療と新薬, 32, 715 (1995) PRO‐0084
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7)
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内藤博昭ら:診療と新薬, 33, 217 (1996) PRO‐0076
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ひろ橋伸治ら:診療と新薬, 33, 233 (1996) PRO‐0077
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8)
文献請求先・製品情報お問い合わせ先
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エーザイ株式会社 お客様ホットライン
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フリーダイヤル 0120‐419‐497
製造販売業者等の氏名又は名称及び住所
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ブラッコ・エーザイ株式会社
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東京都文京区大塚3‐11‐6
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東京都文京区小石川4‐6‐10
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ブラッコ スイス株式会社
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エーザイ株式会社
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**提携先