ドキソルビシン塩酸塩注射液10mg「サンド」/ドキソルビシン塩酸塩注射液50mg「サンド」
作成又は改訂年月
*2011年8月改訂(第2版)
2010年5月作成
日本標準商品分類番号
874235
薬効分類名
抗悪性腫瘍剤
承認等
販売名
ドキソルビシン塩酸塩注射液10mg「サンド」
販売名コード
4235402A2021
承認・許可番号
承認番号
22200AMX00189000
商標名
Doxorubicin Hydrochloride Injection 10mg [SANDOZ]
薬価基準収載年月
2010年5月
販売開始年月
2010年5月
貯法・使用期限等
貯法
2~8℃
使用期限
2年(包装に表示)
規制区分
劇薬
処方せん医薬品
(注意-医師等の処方せんにより使用すること)
組成
有効成分
日局 ドキソルビシン塩酸塩
含量(1バイアル中)
10mg(力価)
添加物
等張化剤
pH調整剤
性状
色・剤形(又は性状)
赤色澄明の液
容量
5mL
pH
2.7~3.7
浸透圧比(日局生理食塩液に対する比)
約1
販売名
ドキソルビシン塩酸塩注射液50mg「サンド」
販売名コード
4235402A3028
承認・許可番号
承認番号
22200AMX00190000
商標名
Doxorubicin Hydrochloride Injection 50mg [SANDOZ]
薬価基準収載年月
2010年5月
販売開始年月
2010年5月
貯法・使用期限等
貯法
2~8℃
使用期限
2年(包装に表示)
規制区分
劇薬
処方せん医薬品
(注意-医師等の処方せんにより使用すること)
組成
有効成分
日局 ドキソルビシン塩酸塩
含量(1バイアル中)
50mg(力価)
添加物
等張化剤
pH調整剤
性状
色・剤形(又は性状)
赤色澄明の液
容量
25mL
pH
2.7~3.7
浸透圧比(日局生理食塩液に対する比)
約1
一般的名称
ドキソルビシン塩酸塩注射液
Doxorubicin Hydrochloride
警告
1.
ドキソルビシン塩酸塩リポソーム注射剤との取り違えに注意すること。(「重要な基本的注意」の項参照)
2.
本剤を含むがん化学療法は、緊急時に十分対応できる医療施設において、がん化学療法に十分な知識・経験を持つ医師のもとで、本療法が適切と判断される症例についてのみ実施すること。
適応患者の選択にあたっては、各併用薬剤の添付文書を参照して十分注意すること。
また、治療開始に先立ち、患者又はその家族に有効性及び危険性を十分説明し、同意を得てから投与すること。
3.
本剤の小児悪性固形腫瘍での使用は、小児のがん化学療法に十分な知識・経験を持つ医師のもとで実施すること。
禁忌
(次の患者には投与しないこと)
1.
心機能異常又はその既往歴のある患者[心筋障害があらわれることがある。]
2.
本剤の成分に対し重篤な過敏症の既往歴のある患者
効能又は効果
効能又は効果/用法及び用量
◇ドキソルビシン塩酸塩通常療法
下記諸症の自覚的及び他覚的症状の緩解
悪性リンパ腫(細網肉腫、リンパ肉腫、ホジキン病)
肺癌
消化器癌(胃癌、胆のう・胆管癌、膵臓癌、肝癌、結腸癌、直腸癌等)
乳癌
膀胱腫瘍
骨肉腫
以下の悪性腫瘍に対する他の抗悪性腫瘍剤との併用療法
乳癌(手術可能例における術前、あるいは術後化学療法)
子宮体癌(術後化学療法、転移・再発時化学療法)
悪性骨・軟部腫瘍
悪性骨腫瘍
多発性骨髄腫
小児悪性固形腫瘍(ユーイング肉腫ファミリー腫瘍、横紋筋肉腫、神経芽腫、網膜芽腫、肝芽腫、腎芽腫等)
◇M-VAC療法
尿路上皮癌
用法及び用量
◇ドキソルビシン塩酸塩通常療法
悪性リンパ腫(細網肉腫、リンパ肉腫、ホジキン病)、肺癌、消化器癌(胃癌、胆のう・胆管癌、膵臓癌、肝癌、結腸癌、直腸癌等)、乳癌、骨肉腫の場合
1)
1日量、ドキソルビシン塩酸塩として10mg(0.2mg/kg)(力価)を、1日1回4~6日間連日静脈内ワンショット投与後、7~10日間休薬する。
この方法を1クールとし、2~3クール繰り返す。
2)
1日量、ドキソルビシン塩酸塩として20mg(0.4mg/kg)(力価)を、1日1回2~3日間静脈内にワンショット投与後、7~10日間休薬する。
この方法を1クールとし、2~3クール繰り返す。
3)
1日量、ドキソルビシン塩酸塩として20mg~30mg(0.4~0.6mg/kg)(力価)を、1日1回、3日間連日静脈内にワンショット投与後、18日間休薬する。
この方法を1クールとし、2~3クール繰り返す。
4)
総投与量はドキソルビシン塩酸塩として500mg(力価)/m2(体表面積)以下とする。
乳癌(手術可能例における術前、あるいは術後化学療法)に対する他の抗悪性腫瘍剤との併用療法の場合
5)
シクロホスファミド水和物との併用において、標準的なドキソルビシン塩酸塩の投与量及び投与方法は、1日量、ドキソルビシン塩酸塩として60mg(力価)/m2(体表面積)を、1日1回静脈内投与後、20日間休薬する。
この方法を1クールとし、4クール繰り返す。
なお、年齢、症状により適宜減量する。またドキソルビシン塩酸塩の総投与量は500mg(力価)/m2(体表面積)以下とする。
子宮体癌(術後化学療法、転移・再発時化学療法)に対する他の抗悪性腫瘍剤との併用療法の場合
6)
シスプラチンとの併用において、標準的なドキソルビシン塩酸塩の投与量及び投与方法は、1日量、ドキソルビシン塩酸塩として60mg(力価)/m2(体表面積)を、1日1回静脈内投与し、その後休