mL/(kg・h)] 2.8±2.0 4.6±2.2
補正回収率注3)
[(IU/dL)/(IU/kg)] 2.5±0.7 2.4±0.5
AUC0→Inf[IU・h/dL] 2073.3±778.4 1168.0±425.4
Vss[dL/kg] 0.5±0.1 0.5±0.2
凝固一段法
注3)補正回収率=[Cmax(IU/dL)-投与前の血漿中第VIII因子活性(IU/dL)]/投与量(IU/kg)
表2
パラメータ
(平均(min;max)) 本剤
(2例) ルリオクトコグ
アルファ(2例)
血中半減期[h] 20.6(17.2;24.0) 12.2(8.9;15.6)
クリアランス
[mL/(kg・h)] 1.6(1.4;1.7) 3.0(2.5;3.4)
補正回収率注3)
[(IU/dL)/(IU/kg)] 2.6(2.4;2.7) 2.6(2.6;2.6)
AUC0→Inf[IU・h/dL] 2885(2769;3001) 1602.8(1278;1928)
Vss[dL/kg] 0.4(0.4;0.5) 0.5(0.4;0.5)
凝固一段法
注3)補正回収率=[Cmax(IU/dL)-投与前の血漿中第VIII因子活性(IU/dL)]/投与量(IU/kg)
表3
パラメータ
(平均±SD) 6歳未満
(14例) 6歳〜12歳未満
(17例)
血中半減期[h] 11.8±2.4 12.4±1.7
クリアランス
[mL/(kg・h)] 3.5±1.3 3.1±0.8
補正回収率※注3)
[(IU/dL)/(IU/kg)] 1.9±0.5 1.9±0.5
AUC0→Inf[IU・h/dL] 1950±758 2010±493
Vss[dL/kg] 0.6±0.1 0.5±0.1
凝固一段法、非線形混合効果モデル
※ノンコンパートメント解析による
注3)補正回収率=[Cmax(IU/dL)-投与前の血漿中第VIII因子活性(IU/dL)]/投与量(IU/kg)
臨床成績
1. 定期的な投与(定期補充療法)1)3)
第II/III相国際共同臨床試験において、治療歴のある12歳以上の重症型血友病A患者を対象に、定期投与(45±5 IU/kg、週2回(3〜4日に1回))及び出血時投与(10〜60 IU/kg)における治療効果を多施設非盲検並行群間比較試験により検討した。年間出血回数(中央値)は下表のとおりであり、定期投与を受けた患者のうち40例(39.6%)で出血エピソードを認めなかった。
(表4参照)
海外第III相臨床試験において、治療歴のある12歳未満の重症型血友病A患者を対象に定期投与(50±10 IU/kg、週2回)による治療効果を多施設非対照非盲検試験により検討した。定期投与を受けた66例について、全ての出血の年間出血回数(中央値)は2.0であり、25例(37.9%)で出血エピソードを認めなかった。
2. 出血時の止血効果1)3)
治療歴のある12歳以上の重症型血友病A患者118例を対象とした第II/III相国際共同臨床試験において、止血治療した518件の出血エピソードのうち、219件(42.3%)が「著効」、279件(53.9%)が「有効」、15件(2.9%)が「やや有効」、3件(0.6%)が「無効」、2件(0.4%)が「不明」であった。輸注1回あたりの投与量の中央値は29.0 IU/kgであった。
(表5参照)
治療歴のある12歳未満の重症型血友病A患者66例を対象とした海外第III相臨床試験において、止血治療した70件の出血エピソードのうち「著効」又は「有効」は90.0%(63件)、1回又は2回の輸注で止血が達成された割合は91.4%(64件)であった。輸注1回あたりの投与量の中央値は46.1 IU/kgであった。
3. 周術期の止血効果4)
海外第III相臨床試験において、治療歴のある重症型血友病Aを有する手術患者15例(大手術11例、小手術4例)での周術期の止血効果は全て「著効」であった。
表4 年間出血回数(中央値)
出血部位/原因 定期投与(101例) 出血時投与(17例)
全ての出血 1.9 41.5
関節内出血 0.0 38.1
非関節内出血 0.0 3.7
自然出血 0.0 21.6
外傷出血 0.0 9.3
表5 止血効果
全ての出血 関節内出血 非関節内出血
治療した出血件数 518 394 124
輸注回数:1回 85.5% 85.8% 84.7%
輸注回数:2回 10.4% 10.7% 9.7%
輸注回数:合計 95.9% 96.4% 94.4%
有効性評価:著効/有効 96.1% 97.0% 93.5%
薬効薬理
1. 薬理作用
血友病Aマウス(FVIIIノックアウト)を用いた尾端出血モデル及び頸動脈閉塞モデルにおいて、ルリオクトコグ アルファと比較し止血効果の延長が認められた2)。
2. 作用機序
本剤は活性化血液凝固第IX因子、リン脂質、カルシウムとともに血液凝固第X因子を活性化することにより内因性凝固に寄与する。
有効成分に関する理化学的知見
一般名
ルリオクトコグ アルファ ペゴル(遺伝子組換え)
本質
ルリオクトコグ アルファ ペゴルは、2本のポリエチレングリコール鎖(合計の平均分子量:約20,000)がルリオクトコグ アルファ(遺伝子組換え)の2または3個のLysにリンカーを介して結合した修飾糖タンパク質(分子量:約330,000)である。
取扱い上の注意
[記録の保存]
本剤は特定生物由来製品ではないが、血液製剤代替医薬品であるこ |