られた場合には、適切な処置を行うこと。
2. 皮膚裂傷
(頻度不明注))
皮膚裂傷が起こることがあるので、異常が認められた場合には、適切な処置を行うこと。
3. アナフィラキシー
(頻度不明注))
アナフィラキシーがあらわれることがあるので、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
注)外国において発現した副作用であるため、頻度不明とした。
その他の副作用
1. 感染症及び寄生虫症
頻度不明注)
リンパ管炎、注射部位蜂巣炎
2. 血液及びリンパ系障害
1~10%未満
リンパ節炎、リンパ節痛
3. 血液及びリンパ系障害
頻度不明注)
リンパ節症、血小板減少症
4. 免疫系障害
頻度不明注)
過敏症
5. 精神障害
頻度不明注)
失見当識、激越、易刺激性、落ち着きのなさ、不眠症
6. 神経系障害
頻度不明注)
錯感覚、灼熱感、浮動性めまい、頭痛、複合性局所疼痛症候群、血管迷走神経性失神、感覚鈍麻、単麻痺、振戦
7. 眼障害
頻度不明注)
眼瞼浮腫
8. 血管障害
1%未満
血行不全、血腫、潮紅、末梢血管障害
9. 呼吸器、胸郭及び縦隔障害
頻度不明注)
呼吸困難、過換気
10. 胃腸障害
頻度不明注)
悪心、嘔吐、下痢、上腹部痛
11. 皮膚及び皮下組織障害
1~10%未満
皮下出血、そう痒症
12. 皮膚及び皮下組織障害
1%未満
紅斑、水疱、皮膚炎、稗粒腫、蕁麻疹
13. 皮膚及び皮下組織障害
頻度不明注)
斑状出血、発疹、湿疹、皮膚変色、皮膚障害、血性水疱、多汗症、顔面腫脹
14. 筋骨格系及び結合組織障害
1~10%未満
四肢痛
15. 筋骨格系及び結合組織障害
頻度不明注)
関節痛、関節腫脹、筋肉痛、腋窩腫瘤、筋骨格硬直、胸壁痛、鼡径部痛、関節摩擦音、関節硬直、四肢不快感、筋痙縮、筋力低下、筋骨格不快感、頸部痛、肩痛、腱炎
16. 生殖系及び乳房障害
頻度不明注)
乳房圧痛、乳房肥大
17. 一般・全身障害及び投与部位の状態
10%以上
注射部位疼痛、注射部位内出血、注射部位腫脹、注射部位裂傷、注射部位血腫、注射部位浮腫
18. 一般・全身障害及び投与部位の状態
1~10%未満
局所腫脹、注射部位そう痒感、末梢性浮腫、注射部位小水疱、注射部位出血
19. 一般・全身障害及び投与部位の状態
1%未満
圧痛、硬結、腫瘤、注射部位紅斑、注射部位皮膚剥脱、疼痛
20. 一般・全身障害及び投与部位の状態
頻度不明注)
浮腫、腋窩痛、注射部位炎症、注射部位熱感、注射部位刺激感、注射部位反応、炎症、発熱、熱感、不快感、疲労、けん怠感、インフルエンザ様疾患
21. 臨床検査
1~10%未満
血圧上昇、血圧低下
22. 臨床検査
1%未満
アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ増加、アラニンアミノトランスフェラーゼ増加、血中アルカリホスファターゼ増加、血中トリグリセリド増加、血中ブドウ糖増加、好酸球数増加、尿中ブドウ糖陽性
23. 臨床検査
頻度不明注)
リンパ節触知
24. 傷害、中毒及び処置合併症
10%以上
挫傷
25. 傷害、中毒及び処置合併症
1~10%未満
皮下血腫
26. 傷害、中毒及び処置合併症
1%未満
皮膚創傷
27. 傷害、中毒及び処置合併症
頻度不明注)
四肢損傷、開放創、創離開
以上のような副作用があらわれた場合には、症状に応じて適切な処置を行うこと。
注)外国において発現した副作用であるため、頻度不明とした。
妊婦、産婦、授乳婦等への投与
1. 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しないことが望ましい。[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない。]
2. 授乳婦への投与は避けることが望ましい。[授乳婦における使用経験はない。また、本剤の母乳中への移行は不明である。]
小児等への投与
小児等に対する安全性及び有効性は確立していない。[使用経験がない。]
適用上の注意
1. 調製方法
(1) 調製時には本剤(凍結乾燥製剤)及び専用溶解用液を15分以上放置して室温に戻すこと。ただし、室温での放置時間は1時間を超えないこと。
(2) 本剤を専用溶解用液で溶解する際は、振盪せずに緩徐に撹拌すること。
(3) 調製後はできるだけ速やか(1時間以内)に使用すること。調製後直ちに使用しない場合は、2~8℃で保存し、4時間以内に使用すること。その際は使用する前に約15分間室温に戻してから使用すること。
2. 投与時
針植え込み式シリンジ(針の太さ:26~27ゲージ、針の長さ:1/2インチ、容量:1mL)を用いることが望ましい。
3. 患者に対する指導
以下の点を患者に指導すること。
(1) 本剤を投与した後は、患者自身で指の伸展処置を行わないこと。
(2) 医師の指示に従い、副子の装着や指の曲げ伸ばし運動を適切に実施すること。また、医師の指示があるまで本剤を投与した手の指の曲げ伸ばしを行わないこと。
その他の注意
本剤の投与により、本剤の成分に対する抗体の産生が高頻度で認められたとの報告がある1)。
薬物動態
日本人(6例)及び外国人(米国人:16例)のデュピュイトラン拘縮患者の中手指節関節(MP関節)又は近位指節間関節(PIP関節)に対し、本剤0.58mgを単回投与したとき、いずれの患者においても、血漿中から本剤の活性成分であるコラゲナーゼ(クロストリジウム ヒストリチクム)は検出されなかった2)。
臨床成績
1. 国内臨床試験
デュピュイトラン拘縮患者(母指の拘縮索を除く)の中手指節関節(MP関節)又は近位指節間関節(PIP関節)に対し、本剤0.58mgを投与した第III相試験[非盲検・非対照試験(77例)]注1)において、有効率注2)は85.7%(66例)であった。(下表参照)
2. 外国臨床試験
デュピュイトラン拘縮患者(母指の拘縮索を除く)の中手指節関節(MP関節)又は近位指節間関節(PIP関節)に対し、本剤0.58mgを投与する2つの第III相試験(プラ