.7%
(22/24例) 90.5%
(19/21例) 100%
(3/3例)
VI IFN既治療 88.9%
(24/27例) 95.2%
(20/21例) 66.7%
(4/6例)
**注13)肝硬変の判定基準には、肝生検、フィブロスキャンの結果(12.5kPa超)若しくはフィブロテストスコア(0.75超)かつAPRIスコア(2超)が用いられている。
薬効薬理
本剤とPEG-IFNとの併用により、本剤並びにPEG-IFNの抗ウイルス作用が増強され、その程度は相加的~準相乗的であった。本剤の詳細な作用機序は明らかではないが、HCV由来RNA依存性RNAポリメラーゼの阻害作用と、ヘルパーT細胞のバランスを変動させる免疫調節作用とが抗HCV作用を示すと考えられる。
1. 抗ウイルス作用
(1)
本剤はHCV-RNAレプリコン複製に対しin vitroで阻害活性を示し、PEG-IFNと併用することにより相加的~準相乗的な作用の増強が認められた。11,12)
(2)
**野性型HCVジェノタイプ1a、1b、2a、2b、3a、4a、5a及び6aの一過性発現レプリコン細胞に対するリバビリンのEC50値はそれぞれ26.1、6.6、8.3、2.6、6.7、6.2、1.5及び7.1μmol/Lであった。13)
2. 作用機序11,14)
本剤は細胞内でリン酸化され、HCV由来RNA依存性RNAポリメラーゼの活性を阻害した(in vitro)。また、本剤は刺激したヒト末梢血リンパ球からのTh1サイトカインの産生を増強し、Th2サイトカインの産生を抑制した(in vitro)。
有効成分に関する理化学的知見
一般名
リバビリン(Ribavirin)(JAN)
化学名
1-β-D-Ribofuranosyl-1H-1,2,4-triazole-3-carboxamide
化学構造式
分子式
C8H12N4O5
分子量
244.20
性 状
白色の粉末または塊のある粉末で、水に溶けやすく、メタノール及びエタノール(95)には溶けにくく、酢酸エチルにはほとんど溶けない。
融 点
166~168℃
分配係数
弱酸性~弱アルカリ性領域で水相に分配する。
承認条件
医薬品リスク管理計画を策定の上、適切に実施すること。
包装
コペガス錠200mg:56錠(PTP14錠×4)、140錠(PTP14錠×10)
主要文献及び文献請求先
主要文献
1)
社内資料:第I相臨床試験(国内:JP18500)
2)
社内資料:第III相臨床試験(PEG-IFNα-2a併用)(国内:JV15725)
3)
社内資料:第II/III相臨床試験(PEG-IFNα-2a併用)(国内:JV19595)
4)
社内資料:リバビリン単回経口投与時の食事の影響(国外:NR16230)
5)
社内資料:酵素阻害試験(in vitro試験)
6)
社内資料:血漿蛋白結合(in vitro試験)
7)
社内資料:動物実験:組織内分布,乳汁中移行
8)
社内資料:動物実験:胎盤・胎児移行
9)
社内資料:製造販売後臨床試験(PEG-IFNα-2a併用)(国内:JV21134)
10)
ソバルディ錠400mg添付文書
11)
社内資料:HCV-RNA レプリコン複製阻害作用(in vitro試験)
12)
社内資料:リバビリンとPEG-IFNα-2aとの併用効果(in vitro試験)
13)
**社内資料:リバビリンの抗HCV活性(PC-334-2009)
14)
社内資料:リバビリンの免疫調節作用(in vitro試験)
文献請求先
主要文献に記載の社内資料につきましても下記にご請求ください。
中外製薬株式会社 メディカルインフォメーション部
〒103-8324 東京都中央区日本橋室町2-1-1
電話:0120-189706
Fax:0120-189705
https://www.chugai-pharm.co.jp/
製造販売業者等の氏名又は名称及び住所
製造販売元
中外製薬株式会社
東京都中央区日本橋室町2-1-1