認められた場合には,投与を中止するなど適切な処置を行うこと.
過敏症(頻度不明) 発疹等
消化器(0.1~5%未満) 悪心・嘔吐等
循環器(頻度不明) 胸部不快感
動悸
代謝異常(頻度不明) 一過性の血中アンモニア値の上昇
大量・急速投与(頻度不明) アシドーシス
その他(頻度不明) 悪寒
発熱
その他(0.1%未満) 血管痛
頭痛
高齢者への投与
一般に高齢者では生理機能が低下しているので,投与速度を緩徐にし,減量するなど注意すること.
小児等への投与
小児等に対する安全性は確立していない (使用経験がない).
過量投与
高アンモニア血症を呈することがある (「重大な副作用」の項参照).
適用上の注意
1. 調製時寒冷期には体温程度に温めて使用すること.
2. 使用時
(1) 開封後直ちに使用し,残液は決して使用しないこと.
(2) 血管痛があらわれた場合には,注射部位を変更すること.また場合によっては,投与を中止すること.
3. 投与速度ゆっくり静脈内に投与すること(「用法及び用量」の項参照).
取扱い上の注意
〈使用前の注意〉
●内容液が漏れている場合や,内容液に変色・混濁・浮遊物等の異常が認められるときは使用しないこと.
●空気遮断性の高い個包装内に脱酸素剤を入れて安定性を保持しているので,個包装が破損しているときは使用しないこと.
●排出口をシールしているフィルムがはがれているときは使用しないこと.
〈調製時の注意〉
●使用時には排出口をシールしているフィルムをはがすこと.
●注射針は,無菌的操作により,ゴム栓の刻印部にまっすぐ刺通すること.斜めに刺すと,ゴム栓や排出口内壁の削り片が薬液中に混入したり,容器を刺通し液漏れの原因となったりすることがある.
●薬剤を配合するときには,よく転倒混和し,配合変化に注意すること.
**〈投与時の注意〉
●本品に通気針(エア針)は不要である.
**●輸液セット等のびん針を接続する際は,ゴム栓の刻印部にまっすぐ刺通すること.
●連結管を用いた2バッグ以上の連続投与は原則として行わないこと.
●個包装を開封したまま保管すると,内容液が変質する可能性があるので,速やかに使用すること.
〈ソフトバッグの取扱い上の注意〉
●本品は軟らかいプラスチックのバッグなので,鋭利なもの等で傷つけないこと.液漏れの原因となる.
**●容器の目盛りは目安として使用すること.
〈安定性試験〉 加速試験(40℃,相対湿度75%,6カ月)の結果,通常の市場流通下において3年間安定であることが推測された1), 2).
包装
200mL×20袋
500mL×10袋
主要文献及び文献請求先
主要文献
1) テルモ株式会社:200mLの安定性試験(社内資料).
2) テルモ株式会社:500mLの安定性試験(社内資料).
文献請求先
主要文献に記載の社内資料につきましても下記にご請求下さい.
テルモ株式会社 コールセンター
〒151-0072 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目44番1号
TEL 0120-12-8195
製造販売業者等の氏名又は名称及び住所
製造販売元 テルモ株式会社
東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目44番1号