ピルアセトアミド誘発ポルフィリン症モデルラットに本剤を腹腔内投与したところ、ポルフィリン前駆体であるポルフォビリノーゲン(PBG)及びδ-アミノレブリン酸(ALA)の尿中排泄量は有意に減少した。国内及び海外の臨床試験において、急性ポルフィリン症患者に本剤を4日間反復静脈内投与したところ、PBG、ALA、ウロポルフィリン(URO)及びコプロポルフィリン(CPP)の尿中排泄量は減少した。
有効成分に関する理化学的知見
一般名
ヘミン(Hemin)
化学名
Dihydrogen chloro[7,12-diethenyl-3,8,13,17-tetramethyl-21H,23H-porphine-2,18-dipropanoato(4-)-N 21,N 22,N 23,N 24]ferrate(2-)
構造式
分子式
C34H32ClFeN4O4
分子量
651.94
分解点
300℃以上
性 状
ヘミンは黒色の粉末である。ジメチルスルフォキシドにやや溶けやすく、エタノール(99.5)に極めて溶けにくく、水にほとんど溶けない。
承認条件
日本人での投与経験が極めて限られていることから、製造販売後、一定数の症例に係るデータが集積されるまでの間は、可能な限り全症例を対象にした使用成績調査を実施することにより、本剤の安全性及び有効性に関するデータを収集し、本剤の適正使用に必要な措置を講じること。
包装
ノーモサング点滴静注250mg:1アンプル
主要文献及び文献請求先
主要文献
1)
社内資料:国内臨床試験(CM01-001)の総括報告書
2)
社内資料:国内臨床試験(CM01-002)の総括報告書
3)
社内資料:国内臨床試験(CM01-003)の総括報告書
4)
矢野雄三, 近藤雅雄. ポルフィリン症、先天代謝異常症候群. 日本臨床 1998;19:121-60.
5)
大門真. 急性ポルフィリン症 中村重信編. 別冊医学のあゆみ 1999;585-8.
6)
社内資料:米国臨床試験(AZ66)の総括報告書
7)
Tokola O, Linden IB, Tenhunen R. The effects of haem arginate and haematin upon the allylisopropylacetamide induced experimental porphyria in rats. Pharmacol Toxicol. 1987;61(1):75-8.
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