満)、黄疸(0.1%未満)、肝不全(頻度不明):劇症肝炎、肝機能障害、黄疸、肝不全があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
4.
中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(いずれも頻度不明):中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
5.
視力障害(頻度不明):視力障害があらわれることがあるので、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
6.
間質性腎炎、急性腎不全(いずれも頻度不明):間質性腎炎、急性腎不全があらわれることがあるので、腎機能検査値(BUN、クレアチニン等)に注意し、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
7.
低ナトリウム血症(頻度不明):低ナトリウム血症があらわれることがあるので、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
8.
間質性肺炎(頻度不明):間質性肺炎があらわれることがあるので、発熱、咳嗽、呼吸困難、肺音の異常(捻髪音)等が認められた場合には投与を中止し、速やかに胸部X線等の検査を実施し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。
9.
横紋筋融解症(頻度不明):筋肉痛、脱力感、CK(CPK)上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とする横紋筋融解症があらわれることがあるので、このような場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。
10.
錯乱状態(頻度不明):せん妄、異常行動、失見当識、幻覚、不安、焦燥、攻撃性等があらわれることがあるので、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
その他の副作用
○胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、逆流性食道炎、非びらん性胃食道逆流症、Zollinger-Ellison症候群の場合
1. 過敏症注1)
0.1%未満
発疹、蕁麻疹、そう痒感
2. 過敏症注1)
頻度不明
多形紅斑、光線過敏症
3. 消化器
0.1~5%未満
下痢・軟便
4. 消化器
0.1%未満
便秘、悪心、嘔吐、鼓腸放屁、腹部膨満感、カンジダ症、口渇、腹痛、口内炎
5. 消化器
頻度不明
舌炎、顕微鏡的大腸炎(collagenous colitis、lymphocytic colitis)
6. 肝臓
0.1~5%未満
AST(GOT)、ALT(GPT)、Al-P、γ-GTPの上昇
7. 肝臓
0.1%未満
LDH上昇
8. 血液
0.1~5%未満
白血球数減少
9. 血液
0.1%未満
血小板数減少、貧血
10. 精神神経系
0.1%未満
頭痛、眠気、しびれ感
11. 精神神経系
頻度不明
めまい、振戦、傾眠、不眠(症)、異常感覚、うつ状態
12. その他
0.1%未満
霧視、発熱、浮腫、女性化乳房、脱毛、倦怠感、関節痛、及びBUN、クレアチニン、尿酸、トリグリセライド、血清カリウム、総コレステロールの上昇
13. その他
頻度不明
頻尿、味覚異常、動悸、月経異常、筋肉痛、発汗、筋力低下、低マグネシウム血症
注1) このような症状があらわれた場合には投与を中止すること。
○ヘリコバクター・ピロリの除菌の補助の場合
14. 過敏症注1)
1~5%未満
発疹
15. 消化器
5%以上
下痢・軟便(19.9%)、味覚異常(7.8%)
16. 消化器
1~5%未満
口内炎、腹痛、食道炎、腹部膨満感
17. 消化器
1%未満
便秘、舌炎、悪心、口渇、十二指腸炎
18. 肝臓注2)
1%未満
肝機能異常、AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇、Al-P上昇、ビリルビン上昇、LDH上昇
19. 血液注2)
1%未満
好酸球数増多、血小板数減少、貧血、白血球数増多、白血球分画異常
20. 精神神経系
1%未満
頭痛、しびれ感、めまい、睡眠障害
21. その他
1%未満
尿蛋白陽性、尿酸上昇、総コレステロール上昇、QT延長、発熱、倦怠感、カンジダ症、尿糖陽性、動悸、霧視
表中の頻度は胃潰瘍又は十二指腸潰瘍におけるオメプラゾール、アモキシシリン水和物及びクラリスロマイシンの3剤投与の成績に基づく。
注1) このような症状があらわれた場合には投与を中止すること。
注2) 観察を十分行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
高齢者への投与
本剤は、主として肝臓で代謝されるが、高齢者では肝機能、その他生理機能が低下していることが多いので、低用量から投与を開始するなど慎重に投与すること。
妊婦、産婦、授乳婦等への投与
1.
妊婦等:妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。[動物実験(ウサギ経口138mg/kg)で胎児毒性(死亡吸収胚率の増加)が報告されている。]
2.
授乳婦:授乳中の婦人への投与は避けることが望ましいが、やむを得ず投与する場合は、授乳を避けさせること。[動物実験(ラット経口5mg/kg)で、母乳中へ移行することが報告されている。]
小児等への投与
小児に対する安全性は確立していない(使用経験が少ない)。
過量投与
徴候、症状:オメプラゾールの過量投与により、悪心、嘔吐、めまい、腹痛、下痢、頭痛等が報告されている。
処置:症状に応じて適切な処置を行うこと。
適用上の注意
1. 服用時:
本剤は腸溶錠であり、服用にあたっては、噛んだり、砕いたりせずに、飲みくだすよう患者に指導すること。
2. 薬剤交付時:
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。[PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている。]
その他の注意
1.
ラットに1.7mg/kg以上を2年間経