審査終了時)
2. 汎発性血管内血液凝固症(DIC)
3,602例中241例(6.69%)に副作用が認められ、その主な症状は、高カリウム血症、低ナトリウム血症等の電解質異常185件(5.14%)、肝機能異常53件(1.47%)、過敏症状11件(0.31%)などであった。(再審査終了時)
3. 出血性病変又は出血傾向を有する患者の血液体外循環時の灌流血液の凝固防止
4,053例中48例(1.18%)に副作用が認められ、その主な症状は、嘔気、嘔吐等の消化器症状41件(1.01%)、過敏症状9件(0.22%)などであった。(再審査終了時)
重大な副作用
1. ショック、アナフィラキシー様症状
**(血液体外循環時の灌流血液の凝固防止:0.16% 再審査終了時以降の調査 3,870 例中6例1)、膵炎、DIC:ともに頻度不明)
ショック、アナフィラキシー様症状があらわれることがあるので、観察を十分に行い、血圧低下、意識障害、呼吸困難、気管支喘息様発作、喘鳴、胸部不快、腹痛、嘔吐、発熱、冷汗、そう痒感、紅潮、発赤、しびれ等があらわれた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
2. 高カリウム血症
(膵炎:0.19%、DIC:4.53%、血液体外循環時の灌流血液の凝固防止:0.02% 再審査終了時)
高カリウム血症があらわれることがあるので、カリウム含有製剤 (輸液等)、カリウム保持性利尿剤等を併用する場合には、特に観察を十分に行い、異常が認められた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
なお、高カリウム血症の発現によって不整脈を誘発した例が報告されている。
3. 低ナトリウム血症
(DIC:0.47% 再審査終了時、膵炎、血液体外循環時の灌流血液の凝固防止:ともに頻度不明)
低ナトリウム血症があらわれることがあるので、異常が認められた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
4. 血小板減少
(膵炎:0.04%、DIC:0.03%、血液体外循環時の灌流血液の凝固防止:0.02% 再審査終了時)
血小板減少があらわれることがあるので、血液検査等の観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
5. 白血球減少
(膵炎:0.13%、DIC:0.08% 再審査終了時、血液体外循環時の灌流血液の凝固防止:頻度不明)
白血球減少があらわれることがあるので、血液検査等の観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
6. 肝機能障害、黄疸
肝機能障害(頻度不明)、黄疸(膵炎:0.01%、DIC:0.28% 再審査終了時、血液体外循環時の灌流血液の凝固防止:頻度不明)
AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTPの上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
その他の副作用
膵炎の急性症状の改善
1. 皮膚
0.1~1.0%未満
発疹注1)
2. 皮膚
0.1%未満
紅斑注1)、そう痒感注1)
3. 筋・骨格系
頻度不明
筋肉痛、関節痛
4. 消化管
頻度不明
食欲不振
5. 消化管
0.1%未満
下痢、悪心・嘔吐
6. 肝臓・胆管系
0.1~1.0%未満
AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇
7. 肝臓・胆管系
0.1%未満
LDH上昇、総ビリルビン上昇
8. 適用部位
0.1%未満
血管炎(発赤又は疼痛を伴うものを含む)
9. 白血球・網内系
0.1%未満
好酸球増多
10. 血小板・出血凝固
0.1%未満
血小板増加
11. 泌尿器系
0.1%未満
BUN上昇、クレアチニン上昇
12. その他
頻度不明
頭痛、全身けん怠感、胸痛
13. その他
0.1%未満
頭重感、発熱、胸部不快感
汎発性血管内血液凝固症(DIC)
1. 皮膚
頻度不明
そう痒感注1)
2. 皮膚
0.1~1.0%未満
発疹注1)
3. 筋・骨格系
頻度不明
筋肉痛
4. 消化管
頻度不明
下痢
5. 消化管
0.1~1.0%未満
悪心・嘔吐
6. 肝臓・胆管系
0.1~1.0%未満
AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇、Al-P上昇、LDH上昇、総ビリルビン上昇
7. 代謝・栄養系
0.1%未満
高尿酸血症
8. 心拍数・リズム
頻度不明
動悸
9. 適用部位
0.1%未満
血管炎(疼痛又は腫脹を伴うものを含む)
10. 白血球・網内系
頻度不明
好酸球増多
11. 血小板・出血凝固
頻度不明
出血傾向注2)
12. 血小板・出血凝固
0.1%未満
血小板増加
13. 泌尿器系
0.1~1.0%未満
BUN上昇、クレアチニン上昇
14. その他
頻度不明
胸部不快感
15. その他
0.1%未満
発熱
出血性病変又は出血傾向を有する患者の血液体外循環時の灌流血液の凝固防止
1. 皮膚
頻度不明
紅斑注1)
2. 皮膚
0.1~1.0%未満
そう痒感注1)
3. 皮膚
0.1%未満
発疹注1)
4. 筋・骨格系
0.1%未満
筋肉痛、関節痛
5. 消化管
**頻度不明
下痢
6. 消化管
0.1~1.0%未満
悪心・嘔吐、食欲不振
7. 肝臓・胆管系
0.1%未満
AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇
8. 心拍数・リズム
0.1%未満
動悸
9. 白血球・網内系
0.1%未満
好酸球増多
10. 血小板・出血凝固
頻度不明
出血傾向注2)
11. その他
頻度不明
胸部不快感
12. その他
0.1~1.0%未満
全身けん怠感
13. その他
0.1%未満
頭痛、発熱、胸痛
注1):このような症状があらわれた場合には投与を中止すること。
注2):このような症状があらわれた場合には減量又は投与を中止すること。