14. 血液・凝固
1%以上
リンパ球数減少
15. **血液・凝固
0.1~1%未満
貧血、フィブリノゲン減少、好酸球数増加、白血球数増加、好中球数増加、フィブリン分解産物〔FDP、Dダイマー〕増加、ヘモグロビン減少、リンパ節炎、リンパ節腫脹、ヘマトクリット減少、赤血球数減少
16. **血液・凝固
0.1%未満
TAT増加
17. **消化器
1%以上
口内炎、胃腸炎、下痢、腹痛
歯周病
18. **消化器
0.1~1%未満
便秘、悪心、嘔吐、口唇炎、腹部不快感、胃・腸ポリープ、逆流性食道炎、痔核、腹部膨満、食欲不振、胃潰瘍、舌炎、消化不良、急性膵炎
齲歯、歯痛
19. **消化器
0.1%未満
口渇
20. 精神神経
1%以上
頭痛
21. **精神神経
0.1~1%未満
浮動性めまい、感覚減退、不眠症、末梢性ニューロパシー
22. **耳
0.1~1%未満
中耳炎、眩暈、外耳炎、耳鳴、突発難聴
23. **耳
0.1%未満
耳不快感
24. **眼
0.1~1%未満
結膜炎、麦粒腫、結膜出血、眼乾燥、霰粒腫、眼瞼炎、白内障
25. **眼
0.1%未満
硝子体浮遊物、網膜出血
26. **皮膚
1%以上
発疹〔湿疹、痒疹、丘疹等〕、そう痒症、白癬、皮膚感染、蕁麻疹
27. **皮膚
0.1~1%未満
爪感染、紅斑、皮膚潰瘍、皮下出血、角化症、脱毛症、嵌入爪、ざ瘡、皮膚乾燥、水疱、皮膚嚢腫
28. **筋・骨格
0.1~1%未満
関節痛、背部痛、筋痛〔筋痛、肩こり〕、骨粗鬆症、頚部痛、四肢痛、骨密度減少、若年性関節炎増悪
29. **泌尿器
1%以上
膀胱炎
30. **泌尿器
0.1~1%未満
尿路感染、尿中赤血球陽性、BUN増加、尿糖、腎盂腎炎、尿蛋白、腎結石、NAG増加、頻尿
31. **泌尿器
0.1%未満
尿中白血球陽性
32. **生殖器
0.1~1%未満
腟感染、性器出血
33. **生殖器
0.1%未満
子宮頚管ポリープ
34. **その他
1%以上
膿瘍、発熱
35. **その他
0.1~1%未満
浮腫、注射部位反応〔紅斑、そう痒感、腫脹、出血、血腫、疼痛等〕、けん怠感、免疫グロブリンG減少、悪寒、季節性アレルギー、胸痛、CRP増加、アレルギー性鼻炎、胸部不快感、気分不良、体重増加、ほてり、潮紅、抗核抗体陽性注3)、DNA抗体陽性注3)、血栓性静脈炎、発汗障害
36. **その他
0.1%未満
リウマチ因子陽性
注3)点滴静注用製剤における関節リウマチ第III相2試験でのDNA抗体の推移は、217例において陰性化10例(4.6%)、陽性化0例である。抗核抗体の推移は216例において陰性化24例(11.1%)、陽性化18例(8.3%)である。
高齢者への投与
一般に高齢者では生理機能が低下しているので、患者の状態を十分に観察しながら慎重に投与すること。
妊婦、産婦、授乳婦等への投与
1.
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。[本剤の妊娠中の投与に関する安全性は確立されていない。また、カニクイザルにおいて本剤は胎盤関門を通過することが報告されている。]
2.
授乳婦に投与する場合には授乳を中止させること。[授乳中の投与に関する安全性は確立していない。]
小児等への投与
小児等に対する安全性は確立していない(使用経験がない)。
適用上の注意
1. 投与経路
皮下にのみ投与すること。
2. 投与前
(1)
室温に戻しておくこと。
(2)
投与直前まで本剤の注射針のキャップを外さないこと。キャップを外したら直ちに投与すること。
3. 投与時
(1)
注射部位は、腹部、大腿部又は上腕部を選ぶこと。同一箇所へ繰り返し注射することは避け、新たな注射部位は前回の注射部位から少なくとも3cm離すこと。
(2)
皮膚が敏感な部位、皮膚に異常のある部位(傷、発疹、発赤、硬結等)には注射しないこと。
(3)
他の薬剤と混合しないこと。
(4)
本剤は、1回使用の製剤であり、再使用しないこと。
(5)
注射器を分解しないこと。
(6)
アクテムラ皮下注162mgオートインジェクターの使用にあたっては、必ず添付の使用説明書を読むこと。
その他の注意
1.
本剤投与により抗トシリズマブ抗体が発現したとの報告がある(皮下注製剤の国内臨床試験(皮下投与群):205例中37例(18.0%)、点滴静注用製剤の国内臨床試験・疾患別、関節リウマチ:601例中18例(3.0%)、多関節に活動性を有する若年性特発性関節炎注4):19例中1例(5.3%)、全身型若年性特発性関節炎注4):128例中11例(8.6%)、キャッスルマン病注4):35例中1例(2.9%))。
2.
本邦において、本剤と抗リウマチ薬(DMARD)との併用療法における有効性及び安全性は確立していない。なお、海外の関節リウマチを対象とした点滴静注用製剤の臨床試験では、トランスアミナーゼ値上昇の発現頻度が単剤療法時に比べてDMARD併用療法時で高かった。基準値の3倍を超えるALT(GPT)あるいはAST(GOT)上昇の発現頻度は、DMARD併用療法:8mg/kg+DMARD群103/1582例(6.5%)、プラセボ+DMARD群18/1170例(1.5%)、単剤療法:8mg/kg群6/288例(2.1%)、MTX単剤群14/284例(4.9%)で、これらの異常は一過性で肝炎や肝不全に伴うものではなかった。
3.
本剤の臨床試験は、国内では80週(投与期間2~92週の中央値)までの期間で実施されており、これらの期間を超えた本剤の長期投与時の安全性は確立していない。なお、点滴静注用製剤の国内の臨床試験では2.9年(投与期間0.1~8.1年の中央値)まで、海外の関節リウマチを対象とした臨床試験では4.6年(投与期間0.0~5.8年の中央値)までの期間で実施されている。
4.
ヒト肝細胞を用いたin vitro試験において、IL-6が肝薬物代謝酵素(CYPs)