るので観察を十分に行い、呼吸困難、胸痛、低血圧、頻脈、徐脈、潮紅、血管浮腫、発汗等の異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
6. ※※間質性肺炎、肺線維症:
間質性肺炎(0.8%)、肺線維症*があらわれることがあるので、観察を十分に行い、発熱、咳嗽、呼吸困難及び胸部X線検査異常等が認められた場合には投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。
7. ※※急性呼吸窮迫症候群:
急性呼吸窮迫症候群(0.1%)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、急速に進行する呼吸困難、低酸素症、両側性びまん性肺浸潤影等の胸部X線異常等が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
8. ※※心筋梗塞、うっ血性心不全、心伝導障害:
心筋梗塞(0.1%)、うっ血性心不全(0.2%)、心伝導障害(0.1%)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止すること。
9. ※※脳卒中、肺塞栓、肺水腫、血栓性静脈炎:
脳卒中(0.2%)、肺塞栓(0.2%)、肺水腫(0.2%)、血栓性静脈炎(0.1%)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止すること。
10. 難聴、耳鳴:
難聴(0.1%)、耳鳴(0.2%)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止すること。
11. ※※消化管壊死、消化管穿孔、消化管出血、消化管潰瘍:
消化管壊死*、消化管穿孔*、消化管出血(0.5%)、消化管潰瘍(0.1%)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
12. ※※重篤な腸炎:
出血性大腸炎**、偽膜性大腸炎(0.2%)、虚血性大腸炎*等があらわれることがあるので、観察を十分に行い、激しい腹痛・下痢等があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
13. ※※腸管閉塞、腸管麻痺:
腸管閉塞(0.2%)、腸管麻痺*(食欲不振、悪心・嘔吐、著しい便秘、腹痛、腹部膨満あるいは腹部弛緩及び腸内容物のうっ滞等)を来し、麻痺性イレウスに移行することがあるので、腸管閉塞、腸管麻痺があらわれた場合には投与を中止し、腸管減圧法等の適切な処置を行うこと。
14. ※※肝機能障害、黄疸:
肝機能障害(2.0%)、黄疸(0.1%)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
15. 膵炎:
膵炎(0.1%)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、血清アミラーゼ値等に異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
16. ※※急性腎不全:
急性腎不全(0.4%)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、BUN、血清クレアチニン、クレアチニン・クリアランス値等に異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
17. 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群):
中毒性表皮壊死融解症*、皮膚粘膜眼症候群*があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
18. 播種性血管内凝固症候群(DIC):
播種性血管内凝固症候群(DIC)(0.1%)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、血小板数、血清FDP値、血漿フィブリノゲン濃度等の血液検査に異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
※※注2)頻度は胃癌の国内第II相試験、非小細胞肺癌の国際共同第III相試験、乳癌の使用成績調査、膵癌の国内第I/II相試験及び膵癌の海外第III相試験に基づき記載した。
※※* 頻度不明:胃癌の国内第II相試験、非小細胞肺癌の国際共同第III相試験、乳癌の使用成績調査、膵癌の国内第I/II相試験及び膵癌の海外第III相試験以外で認められた情報であり、頻度不明とした。
**他のパクリタキセル製剤の記載に基づき記載した。
その他の副作用
注3)
1. 皮膚及び皮下組織障害
20%以上
脱毛(症)
2. 皮膚及び皮下組織障害
5~20%未満
発疹
3. ※※皮膚及び皮下組織障害
5%未満
そう痒症、爪の異常、顔面腫脹、蕁麻疹、手足症候群、皮膚乾燥、色素沈着
4. 皮膚及び皮下組織障害
頻度不明
光線過敏症
5. ※※神経系障害
5~20%未満
味覚異常
6. ※※神経系障害
5%未満
嗜眠、めまい、頭痛、運動失調、振戦、反射減弱、注意力障害
7. ※※全身障害及び投与局所様態
20%以上
倦怠感
8. ※※全身障害及び投与局所様態
5~20%未満
無力症、発熱、浮腫
9. 全身障害及び投与局所様態
5%未満
疼痛、胸痛、注射部位反応
10. ※※胃腸障害
20%以上
悪心
11. 胃腸障害
5~20%未満
下痢、口内炎、嘔吐、便秘
12. ※※胃腸障害
5%未満
腹痛、消化不良、腹部膨満(感)、口内乾燥、嚥下障害、口唇炎、舌痛
13. 筋骨格系及び結合組織障害
5~20%未満
関節痛、筋肉痛
14. 筋骨格系及び結合組織障害
5%未満
四肢痛、骨痛、背部痛、胸壁痛、筋力低下、筋痙縮
15. 代謝及び栄養障害
5~20%未満
食欲不振
16. 代謝及び栄養障害
5%未満
脱水(症)
17. 臨床検査
5~20%未満
ALT(GPT)上昇、AST(GOT)上昇
18. 臨床検査
5%未満
γ-GTP上昇、体重減少、Al-P上昇、クレアチニン上昇、カリウム上昇、カリウム低下、ビリルビン上昇、アルブミン減少、カルシウム低下、ナトリウム低下、好酸球数増多、総蛋白減少、血糖値上昇、尿糖陽性、尿蛋白陽性
19. 呼吸器、胸郭及び縦隔障害
5%未満
呼吸困難、咽喉頭痛、咳嗽、胸水、鼻炎、鼻出血、喀血、発声障害、しゃっくり
20. ※※眼障害
5%未満
視力異常、眼痛、眼乾燥、角膜炎、結膜炎、流涙、黄斑浮腫
21. ※※精神障害
5%未満
不眠症、不安、うつ病
22. 血管障害
5%未満
高血圧、潮紅、低血