Uteron Tablets(Ritodrine Hydrochloride)盐酸利托君片,ウテロン錠5mg
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作成又は改訂年月
**2011年10月改訂(第9版)
*2009年12月改訂
日本標準商品分類番号
87259
日本標準商品分類番号等
効能又は効果追加承認年月(最新)
1995年11月
薬効分類名
切迫流・早産治療剤
承認等
販売名
ウテロン錠5mg
販売名コード
2590004F1079
承認・許可番号
承認番号
20600AMZ00595000
商標名
Uteron Tablets 5mg
薬価基準収載年月
1994年7月
販売開始年月
1994年7月
貯法・使用期限等
貯法
室温保存
遮光した気密容器
使用期限
包装に表示
基準名
日本薬局方
リトドリン塩酸塩錠
規制区分
処方せん医薬品
注意-医師等の処方せんにより使用すること
*組成
有効成分
日局 リトドリン塩酸塩
含量(1錠中)
5mg
添加物
乳糖水和物、結晶セルロース、リン酸水素カルシウム水和物、カルメロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ステアリン酸マグネシウム、ヒプロメロース、マクロゴール6000、酸化チタン
*性状
色・剤形(又は性状)
白色のフィルムコート錠
外形・表
外形・裏
外形・側面
大きさ・直径(mm)
7.1
大きさ・厚さ(mm)
3.1
重量(mg)
130
識別コード(PTP)
R137
一般的名称
リトドリン塩酸塩錠
Ritodrine Hydrochloride
禁忌
(次の患者には投与しないこと)
1.
強度の子宮出血、子かん、前期破水例のうち子宮内感染を合併する症例、常位胎盤早期はく離、子宮内胎児死亡、その他妊娠の継続が危険と判断される患者[妊娠継続が危険と判断される。]
2.
重篤な甲状腺機能亢進症の患者[症状が増悪するおそれがある。]
3.
重篤な高血圧症の患者[過度の昇圧が起こるおそれがある。]
4.
重篤な心疾患の患者[心拍数増加等により症状が増悪するおそれがある。]
5.
重篤な糖尿病の患者[過度の血糖上昇が起こるおそれがある。また、糖尿病性ケトアシドーシスがあらわれることもある。]
6.
重篤な肺高血圧症の患者[肺水腫が起こるおそれがある。]
7.
妊娠16週未満の妊婦(「重要な基本的注意」の項参照)
8.
本剤の成分に対し重篤な過敏症の既往歴のある患者
効能又は効果
切迫流・早産
用法及び用量
通常、1回1錠(リトドリン塩酸塩として5mg)を1日3回食後経口投与する。
なお、症状により適宜増減する。
使用上の注意
慎重投与
(次の患者には慎重に投与すること)
1.
甲状腺機能亢進症の患者
2.
高血圧症の患者
3.
心疾患の患者
4.
糖尿病の患者、糖尿病の家族歴、高血糖あるいは肥満等の糖尿病の危険因子を有する患者(「重要な基本的注意」の項参照)
5.
肺高血圧症の患者
(上記1.-5.は「禁忌」の項参照)
6.
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
7.
カリウム減少性利尿剤の投与を受けている患者[過度の血清カリウム低下が起こるおそれがある。]
8.
筋緊張性(強直性)ジストロフィー等の筋疾患又はその既往歴のある患者[横紋筋融解症があらわれることがある。]
重要な基本的注意
1.
投与中に過度の心拍数増加(頻脈)があらわれた場合には、減量するなど適切な処置を行うこと。
2.
1日用量30mgを越えて投与する場合、副作用発現の可能性が増大するので注意すること。
3.
本剤の臨床適用は切迫流・早産であるが、妊娠16週未満の症例に関する安全性及び有効性は確立していないので、投与しないこと(使用経験が少ない)。
4.
切迫流産患者にはあらかじめ安静療法を試みた後に本剤を投与するとともに、症状の消失がみられた場合は漫然と継続投与しないこと。
5.
**胎児に頻脈、不整脈があらわれることがある。また、新生児に腸閉塞、頻脈、低血糖症があらわれることがある。
6.
本剤投与中、血糖値の急激な上昇や糖尿病の悪化から、糖尿病性ケトアシドーシスがあらわれることがある。糖尿病性ケトアシドーシスに至ると母体と胎児の生命を脅かすことがある。投与前から口渇、多飲、多尿、頻尿等の糖尿病症状の有無や血糖値、尿糖、尿ケトン体等の観察を十分に行うこと。投与開始後に異常が認められた場合には、直ちに本剤の投与を中止し、適切な処置を行うこと。
相互作用
併用注意
(併用に注意すること)
1. 薬剤名等
β-刺激剤
臨床症状・措置方法
作用が増強されることがある。
機序・危険因子
相加的に作用が増強される。
2. 薬剤名等
β-遮断剤
臨床症状・措置方法
作用が減弱されることがある。
機序・危険因子
β受容体において競合的に拮抗する。
副作用
副作用等発現状況の概要
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
重大な副作用
1. 横紋筋融解症(頻度不明)
筋肉痛、脱力感、CK(CPK)上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とする横紋筋融解症があらわれることがあるので、このような場合には直ちに投薬を中止し、適切な処置を行うこと。
2. 汎血球減少(頻度不明)
汎血球減少があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う