5~1.02) 0.89
(0.81~0.98) 0.86
(0.75~0.98)
テノホビルジソプロキシルフマル酸塩34) 300mg
q.d. 150mg
q.d. 24例 0.85
(0.73~0.99) 0.86
(0.76~0.98) 0.93
(0.78~1.11)
エスシタロプラム36) 10mg
q.d. 150mg
q.d. 20例 0.80
(0.71~0.89) 0.75
(0.68~0.83) 0.68
(0.59~0.79)
リファンピシン2) 600mg
q.d. 200mg
q.d. 21例 1.31
(1.03~1.66) 0.52
(0.41~0.67) 0.08
(0.06~0.11)
エファビレンツ1) 600mg
q.d. 150mg
q.d. 24例 0.49
(0.44~0.54) 0.29
(0.26~0.33) 0.09
(0.08~0.12)
q.d.:1日1回、b.i.d.:1日2回、t.i.d.:1日3回
a)本剤150mg単独投与したときのシメプレビルの薬物動態パラメータと比較
臨床成績
1. ペグインターフェロン アルファ-2a(遺伝子組換え)及びリバビリンとの3剤併用12)~14)
ジェノタイプ1かつ高ウイルス量(コバスTaqMan HCV「オート」:5.0LogIU/mL以上)のC型慢性肝炎患者を対象として、本剤(12週間投与)とペグインターフェロン アルファ-2a(遺伝子組換え)及びリバビリン(24週間投与)の3剤併用による臨床試験を実施した。
過去にインターフェロン療法を受けたことのない(初回治療)患者における投与終了後12週のHCV RNA陰性化率は、ペグインターフェロン アルファ-2a(遺伝子組換え)及びリバビリン(48週間投与)の2剤併用群が61.7%(37/60例)、本剤を投与した3剤併用群では88.6%(109/123例)であり、統計学的に有意であった(年齢及びIL28B遺伝子多型を層としたCochran-Mantel-Haenszel検定、p<0.0001)。また、投与終了後24週のHCV RNA陰性化率は、ペグインターフェロン アルファ-2a(遺伝子組換え)及びリバビリン(48週間投与)の2剤併用群が56.7%(34/60例)、本剤を投与した3剤併用群では88.6%(109/123例)であった。
過去のインターフェロン療法等の後に再燃した(前治療再燃)患者における投与終了後12週及び24週のHCV RNA陰性化率はそれぞれ95.9%(47/49例)及び89.8%(44/49例)、過去のインターフェロン療法等が無効だった(前治療無効)患者における投与終了後12週及び24週のHCV RNA陰性化率はそれぞれ52.8%(28/53例)及び50.9%(27/53例)であった。
(表8参照)
2. ペグインターフェロン アルファ-2b(遺伝子組換え)及びリバビリンとの3剤併用15)
ジェノタイプ1かつ高ウイルス量(コバスTaqMan HCV「オート」:5.0LogIU/mL以上)のC型慢性肝炎患者を対象として、本剤(12週間投与)とペグインターフェロン アルファ-2b(遺伝子組換え)及びリバビリン(初回治療及び前治療再燃患者では24週間投与、前治療無効患者では48週間投与)の3剤併用による臨床試験を実施した。
投与終了後12週及び24週のHCV RNA陰性化率は、初回治療患者でいずれも91.7%(22/24例)、前治療再燃患者でそれぞれ100.0%(29/29例)及び96.6%(28/29例)、前治療無効患者でそれぞれ38.5%(10/26例)及び38.5%(10/26例)であった。
(表9参照)
表8 国内第III相臨床試験成績(ペグインターフェロン アルファ-2a(遺伝子組換え)及びリバビリンとの3剤併用)
前治療歴 HCV RNA陰性化率
投与終了後12週 HCV RNA陰性化率
投与終了後24週
初回治療※1 88.6%(109/123例) 88.6%(109/123例)
前治療再燃 95.9%(47/49例) 89.8%(44/49例)
前治療無効※1 52.8%(28/53例) 50.9%(27/53例)
※1 1例(初回治療)及び2例(前治療無効)は、投与継続基準(「4週の血漿中HCV RNA量が1.2LogIU/mL未満又は陰性化、及び12週の血漿中HCV RNAが陰性化」に該当しなかった場合、48週まで投与する)に従って、ペグインターフェロン アルファ-2a(遺伝子組換え)及びリバビリンの投与期間を48週間とした。
表9 国内第III相臨床試験成績(ペグインターフェロン アルファ-2b(遺伝子組換え)及びリバビリンとの3剤併用)
前治療歴 HCV RNA陰性化率
投与終了後12週 HCV RNA陰性化率
投与終了後24週
初回治療※1 91.7%(22/24例) 91.7%(22/24例)
前治療再燃※1 100.0%(29/29例) 96.6%(28/29例)
前治療無効 38.5%(10/26例) 38.5%(10/26例)
※1 投与継続基準に従ってペグインターフェロン アルファ-2b(遺伝子組換え)及びリバビリンの投与期間を48週間とした患者はいなかった。
薬効薬理
1. 作用機序39)
シメプレビルは、HCVの複製に必須であるNS3/4Aプロテアーゼを阻害する。HCV genotype 1a及び1bのNS3/4Aプロテアーゼ活性に対するシメプレビルの酵素阻害定数(Ki)は、それぞれ0.5及び1.4nmol/Lであった。
2. In vitro抗HCV活性40)~42)
レポーター遺伝子を組み込んだHCV genotype 1bレプリコン細胞のRNA複製に対するシメプレビルの50%及び90%有効濃度(EC50及びEC90)は、それぞれ9.4及び19nmol/Lであった。
HCV genotype 1a及び1b臨床分離株のレプリコン細胞に対するシメプレビルの中央値fold change(FC:臨床分離株に対するシメプレビルのEC50/野生株に対するシメプレビルのEC50)は、それぞれ1.4及び0.4であった。Q80Kの遺伝子多型を持つg